香港、2024年末までにさらに多くの仮想通貨取引所を認可へ
2024/10/28・
Crypto Times 編集部
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香港は2024年末までにより多くの仮想通貨取引プラットフォームに完全な営業ライセンスを付与する見通しです。
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Bloombergの報道によると、証券先物取引委員会(SFC)で仲介業者部門のエグゼクティブディレクターを務めるエリック・イップ氏によれば、暫定的な許可から完全な認可に移行するプラットフォームの最終リストは2024年末までに公表される予定です。
香港は2022年にデジタル資産ハブとしての地位確立を表明しており、規制整備と市場活性化を積極的に進めています。現在、完全な認可を受けている取引所はOSL、HashKey Group、HKVAXの3社のみですが、11のプラットフォームが「みなしライセンス」のステータスで運営されています。
イップ氏は、ライセンス申請者と経営陣がSFCからのフィードバックを真摯に受け止め、規制に準拠した事業運営の準備を進めている点を評価しています。また、SFCの指摘に基づいた改善策が実施されれば、制限付きでライセンスが付与される可能性もあると示唆しました。
2025年初頭には、規制当局と認可を受けた取引所との連携強化を目的とした協議委員会の設置も予定されているといいます。
香港当局は投資家保護を重視した厳格な規制を敷いており、一部の大手取引所は香港市場への参入を断念しています。一方で、仮想通貨に特化した店頭取引デスクやカストディアン向けの包括的な規制枠組みの構築も進めており市場の健全な発展と成長を目指しています。