【地方創生】千葉工業大学による学修歴証明書NFTとは?

2025/01/20・

Crypto Troll

【地方創生】千葉工業大学による学修歴証明書NFTとは?

現在、DAOやNFTといったブロックチェーンを活用するプロジェクトが、Web3分野に対する関心の高まりとともに、徐々に増えています。

Crypto Timesでは「地方創生」をテーマとして、そうした自治体や企業主導のWeb3プロジェクトを紹介していきます。

今回の記事では、千葉工業大学による学修歴証明書NFTについて紹介していきます。

千葉工業大学とは

千葉工業大学は、千葉県習志野市と東京スカイツリータウンにキャンパスを有する、現存する日本の私立工業大学で一番長い歴史を有している歴史ある大学です。

1942年5月、本学の前身である「興亞工業大學」を玉川学園小原國芳園長によって、東京・町田の玉川学園内に創立されました。

太平洋戦争が終結したのち、1946年に移転および校名を「千葉工業大学」と改称し、現在へと至っています。

千葉工業大学が実施する学修歴証明書NFTとは

千葉工業大学は2022年8月、株式会社PitPatと共同で学修歴証明書NFTの発行を開始しました。これは当時、国内初となる取り組みでした。

この取り組みにおけるNFTは、SBT(Soul Bound Token)となっています。これは第三者に対して譲渡することが不可能な仕組みとなっているため、学習歴が他者にわたることを防止することが可能となっています。

また、学修歴証明書NFTにとどまらず、2023年3月には学位証明書のNFT発行も実施されました。

学位証明書NFTも、国内初の事例となっています。学生のプライバシー保護を目的として「NFT+VC(Verifiable Credentials)」の形での発行がされているため、個人情報の保護も万全となっています。

デザインは学生千葉工業大学の学生3名による考案となっており、大学一体となって勧められたプロジェクトであることが窺えます。

おわりに

今回の「地方創生」記事では、千葉工業大学による学修歴証明書NFTを紹介しました。

学歴詐称は今も昔も大きな問題となっていますが、ブロックチェーン技術は記録改竄が不可能というその特徴ゆえに、重要なソリューションの一つとして考えられています。

現在、多くの分野においてWeb3技術のマスアダプションが進んでいますが、就職活動においてもそうした取り組みが進んでいけば、各企業のプラットフォームに自身のウォレットを繋いで、自己の学習・学歴証明をする未来が訪れるかもしれません。

千葉工業大学の取り組みは、未来の大学の在り方や就職活動に対する新たなアプローチの先駆けとなっていると言えるでしょう。

千葉工業大学公式サイト:https://www.it-chiba.ac.jp/

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