【地方創生】老舗盆栽園「大樹園」によるNFTマーケットプレイス「BON voyage」とは?
Crypto Troll
現在、DAOやNFTといったブロックチェーンを活用するプロジェクトが、Web3分野に対する関心の高まりとともに、徐々に増えています。
Crypto Timesでは「地方創生」をテーマとして、そうした自治体や企業主導のWeb3プロジェクトを紹介していきます。
今回の記事では、盆栽園「大樹園」が実施するNFTマーケットプレイス「BON voyage」について紹介していきます。
大樹園とは
大樹園は、愛知県岡崎市にある昭和9年創業の老舗盆栽園です。
盆栽といえば敷居が高いイメージがありますが、大樹園ではレンタル盆栽サービスが提供されており、取引先とのパーティ、企業の祝賀会や結婚式会場などに華やかさを加えることが可能です。
他にも、盆栽ワークショップを開いており、初心者に対する取り組みも積極的に実施されています。
「BON voyage」とは
大樹園は、2023年12月からNFTマーケットプレイス「BON voyage」を運営しています。BON voyageは、盆栽のNFTに特化した取引所です。
BON voyageでは、盆栽の所有権がNFTとして売買されています。盆栽は季節ごとにその姿を変えますが、日々変わる盆栽の姿を季節ごとに記録することで、盆栽の資産価値の保全を目指しています。
所有している盆栽は、ギャラリーから確認することができ、現物の盆栽を現地へ見に行ったり、手入れ体験をすることも可能です。
実際の盆栽管理は盆栽園が行うため、盆栽に興味はあるけれど実際の手入れは難しいという購入者にとって、気軽に盆栽を所有できるソリューションとなっています。
おわりに
今回の「地方創生」記事では、老舗盆栽園「大樹園」によるNFTマーケットプレイス「BON voyage」を紹介しました。
盆栽はデジタル資産と違い、実物が存在しその世話も難しいため、その売買や管理には大きなハードルがありました。また、購入可能な場所も限られていました。
大樹園では、盆栽の所有権をNFTで売買することで、盆栽分野への参入障壁を大幅に下げています。地理的なハードルの緩和にもつながっており、大樹園は愛知県岡崎市にありますが、盆栽売買は北海道からも沖縄からも可能となっています。
大樹園の取り組みは、地方企業が全国的に事業展開を行う重要な例と考えられ、各種地方創生の取り組みに応用されることが期待されています。
大樹園公式サイト:https://bonsai-daijuen.com/