【地方創生】石川県加賀市にて複数のWeb3プロジェクトが実施

2024/12/31・

Crypto Troll

【地方創生】石川県加賀市にて複数のWeb3プロジェクトが実施

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    現在、DAOやNFTといったブロックチェーンを活用するプロジェクトが、Web3分野に対する関心の高まりとともに、徐々に増えています。

    それは一般企業だけにとどまらず、各自治体においても同様であり、Web3プロジェクトが活発化してきています。

    Crypto Timesでは「地方創生」をテーマとして、そうした自治体主導のWeb3プロジェクトを紹介していきます。

    今回の記事では、加賀市が実施した「加賀市住民票NFT」や「Web3課」などについて紹介していきます。

    加賀市とは

    引用:Map-It

    加賀市は、石川県の最南端、金沢市と福井市の中間に位置しています。温泉地や、九谷焼・山中漆器などの伝統工芸で広く知られており、江戸時代から明治時代にかけて日本海海運で活躍した「北前船」は日本遺産に登録されています。

    海鮮を中心とした豊かな食文化も有しており、「香箱ガニ」と呼ばれるメスのズワイガニが特に有名です。他にも、「坂網猟」という伝統的な方法で行われることによる臭みのない鴨肉や、石川県オリジナル品種「ルビーロマン」(ブドウ)も高い評価を受けています。

    加賀市が取り組むWeb3プロジェクト

    加賀市は地方自治体の中でも積極的Web3プロジェクトを行なっている市でもあります。以下、3点を紹介します。

    「e-加賀市民証」を発行

    加賀市は3月、e-加賀市民証NFTの発行を開始しました。3月のサービスインから現在までで、1,000枚以上発行されています

    e-加賀市民証は、石川県加賀市を訪れる関係人口を増やすことを目的としたe-加賀市民制度で提供されるNFTであり、マイナンバーカードを用いた公的個人認証によるWeb3ウォレット管理機能を付帯したものとなっています。

    加賀市は平成26年には日本創生会議によって消滅可能性都市として指摘されましたが、e-加賀市民証といった試みはそこからの脱却を図るための取り組みの1つとなっています。

    さまざまな内容のNFTを販売|ワーケーションサービスも

    e-加賀市民証で販売されているNFTは様々あり、現在では体験型NFTとして「山代温泉 みやびの宿・加賀百万石」での宿泊サービスが付随したビジネスパーソン向けのワーケーションサービスが販売されました。

    1泊~3泊から日数を選べ、代金は1泊あたり5000円となっています。

    メタバース内に「Web3課」を設立

    引用:Web3課

    加賀市は、加賀市イノベーションセンターをメタバースで再現したバーチャル空間に「Web3課」を設立しました。

    メタバース空間へは、Doorから入室することが可能となっており、事前登録などは不要で誰でも入れるようになっています。

    これは、地方自治法上の行政組織ではなく、専任の所属職員を配置するものではないものの、加賀市のWeb3におけるコミットメントの強さを象徴するものと言えるでしょう。

    まとめ

    今回の「地方創生」記事では、石川県加賀市が行ったWeb3プロジェクトを紹介しました。

    加賀市は、市民証NFTの単発のプロジェクトにとどまらず、継続的なNFT販売を行っており、Web3課を設立するなど、他自治体よりもWeb3分野に積極的な姿勢を示しています。

    加賀市の今後の取り組みに注目が集まります。

    加賀市公式サイト:https://www.city.kaga.ishikawa.jp/senryaku_tokku/index.html

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