台湾、2025年にデジタル資産カストディのパイロットプログラムを開始予定
2024/10/10・
Crypto Troll
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台湾の金融監督委員会(FSC)は、デジタル資産カストディサービスに関心のある金融機関向けに、パイロットプログラムを2025年に開始する予定です。
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地元メディアの報道によると、このプログラムはデジタル資産業界の包括的な立法を2024年末までに導入する計画の一環として、金融革新を促進することを目指しています。
2025年初頭から申請受付が始まりますが、既に3つの銀行がこのプログラムに参加する意向を示しています。一部の証券会社も参加に関心を示しているものの、資本準備金の少なさがセキュリティ上の懸念となっており銀行が主な参加候補として見なされています。
FSCは、デジタル資産の取り扱いにおいてセキュリティを最優先事項とし、資産の安全性確保に厳しい基準を適用する方針です。また、違法資金の流入を防ぐため、AML対策も強化される予定です。
パイロットプログラムに参加する金融機関はビットコイン、イーサリアム、ドージコインなど、どの暗号資産を管理するかを明示する必要があります。さらに、仮想資産プラットフォームや機関投資家、小売投資家など、ターゲットとなる顧客層も明確にする必要があります。
台湾政府のこの動きは金融革新を推進する一方で安全性と規制基準の確保を優先する姿勢を反映していると言えるでしょう。
情報ソース:CNA