次のストラテジー社か?35億ドル相当のBTC取得で巨大企業誕生へ
よきょい

引用元: John Hanson Pye / Shutterstock.com
投資銀行キャンター・フィッツジェラルドの関連会社が35億ドルを超えるビットコイン(BTC)を取得するため、ブロックストリーム・キャピタルと最終段階の交渉に入っていることが分かりました。
交渉を進めているのは、キャンター・フィッツジェラルドのSPAC(特別買収目的会社)であるキャンター・エクイティ・パートナーズ1(Cantor Equity Partners 1)です。同社はアダム・バック(Adam Back)氏が率いるブロックストリーム・キャピタルから最大3万BTC(現在のBTC価格で約35億ドル相当)を取得する計画です。
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取引はSPACがバック氏に対して新株を発行し、その対価としてBTCを受け取る形で行われます。さらに、SPACは最大8億ドルの外部資金を新たに調達し、さらなるBTCの購入に充てる意向です。取引完了後、SPACは社名をBSTRホールディングスに変更する予定です。
この動きは企業が株式や社債を発行してBTCを直接購入するストラテジー社の戦略を踏襲したものです。キャンター・フィッツジェラルドは4月にも、ソフトバンクやテザーと共同で36億ドル規模のBTC購入ベンチャーを設立しています。
交渉は米下院で複数のデジタル資産法案が審議される「クリプト・ウィーク」の最中に最終合意を目指しており、政治的な追い風を受けている側面があります。また、トランプ大統領の暗号資産市場に対する規制緩和的な姿勢も企業による大規模な資産計上を後押ししていると見られています。
この取引が成立するには株主の承認と米国証券取引委員会(SEC)による審査が必要です。買収と資金調達が完了すればBSTRホールディングスはマイクロストラテジーや一部の現物ETFに次ぐ、世界有数の上場BTC保有企業として登場することになります。
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情報ソース:FT