中国、元ステーブルコイン解禁か?ドル覇権への挑戦
よきょい

中国が人民元に連動するステーブルコインの導入を初めて検討していることが明らかになりました。ロイター通信によると、中国国務院は今月後半にも通貨の国際化とステーブルコイン利用に関するロードマップを審査する予定です。
この動きは、世界の供給量の99%以上を占めるドル建てステーブルコインの優位性に挑戦する可能性があります。
この計画では規制当局の責任分担やリスク管理策が定められ、中国人民銀行(People’s Bank of China)が実施を主導します。香港と上海では先行的な試験運用が開始される見込みであり、2021年に導入された暗号資産の取引やマイニングに対する厳格な禁止措置からの大きな方針転換となります。
計画の背景には国境を越える決済における人民元の役割を拡大するという中国政府の広範な目標があります。8月31日から開催される上海協力機構サミットでは、貿易における人民元利用についてさらなる議論が予定されています。
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香港は人民元ステーブルコインの主要な実験拠点として位置づけられています。香港金融管理局は8月1日に法定通貨を参照するステーブルコイン発行者向けのライセンス制度を施行しました。
一方で、計画の実現には中国の厳格な資本規制という大きな課題が存在します。この規制は人民元連動トークンが国外でどのように流通できるかを大きく左右します。また、トークンが市場に受け入れられるためには透明性の確保、準備金の質、試験運用中のデジタル人民元(e-CNY)との連携など多くの課題を解決する必要があります。
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情報ソース:Reuters