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ワイオミング州、独自ステーブルコインで米決済分野の先導目指す

ワイオミング州、独自ステーブルコインで米決済分野の先導目指す

記事の要約

  • 米ワイオミング州はステーブルコインの発行計画を進めている
  • 準備金の運用益は地域社会に還元、FRBのCBDCとは異なる独自路線で仮想通貨(ステーブルコイン)の活用推進を計画
  • 関係者はワイオミング州のような先進的なエリアが先導していくべきとコメント

米国ワイオミング州は仮想通貨の「決済」分野に注目し、独自のステーブルコイン開発を進めています。米ドルに裏付けられた州発行のステーブルコインは、州民と企業の金融取引コスト削減と利便性向上を目指し、ワイオミング・ステーブルトークン委員会が主導しています。

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委員会の委員長も務めるマーク・ゴードン州知事は、この取り組みで透明性のある、米ドルに連動したシステムを構築することで多くの債務を国内に戻せるようになると期待を寄せています。

ワイオミング・ステーブルトークン委員会は、機関投資家による大規模な資金移動から少額の個人間取引まで、幅広い利用シーンを想定したステーブルコインの開発を進めています。委員会事務局長のアンソニー・アポロ氏によると、このステーブルコインは従来の決済手段に比べて手数料が大幅に削減できる点が最大のメリットです。また、ステーブルコイン発行によって得られた利益は、地域社会に還元される仕組みとなっています。

ワイオミング州は、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の創設に消極的なFRBの姿勢とは対照的に、独自の道を切り開こうとしています。ゴードン州知事は、デジタル資産の将来性に着目し、ワイオミング州のように機敏に行動できる州が変化を先導していくべきだと主張しています。

ワイオミング州は、プライバシーと監視に関する懸念を払拭するため、イーサリアムやソラナなどのパブリックブロックチェーンを使用する予定であり、ステーブルコインは現金、短期国債、レポ取引で構成される102%の準備金によって裏付けられているため、デペッグのリスクは低いとしています。

1977年にLLC(米国における合同会社)を創設して以来、ビジネス法の限界に挑戦し続けてきたワイオミング州は、2019年以降、30以上の仮想通貨関連の法律を可決し、企業や投資家にとってより有利な規制環境を作ってきました。

同委員会委員のフラビア・ネーベス氏は従来の金融サービスよりも迅速な決済手段を提供することで、人々にお金の動かし方を選択肢を提供したいと述べています。ワイオミング州のステーブルコイン構想の動向に今後も注目です。


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記事ソース:CNBC

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