XRP/BTC、史上初のゴールデンクロス形成｜今後の価格目標と注目すべきポイントを解説

暗号資産XRPが、ビットコイン（BTC）との取引ペアであるXRP/BTCの日足チャートにおいて、市場関係者が注目するテクニカルな動きを見せました。50日移動平均線が200日移動平均線を上抜く「ゴールデンクロス」が、このペアの歴史上初めて形成されたことが確認されました。

Tradingview

このゴールデンクロスは、急激な価格上昇や一時的な市場の熱狂によるものではなく、時間をかけた着実な値固めの結果として現れたと分析されています。XRP/BTCは2月に一時0.00003200 BTC付近まで上昇した後、0.00002300 BTC近辺での調整局面に入っており、今回のゴールデンクロスはこの調整期間の最中に形成された点が特徴的です。これは単なる偶然の現象ではなく、何らかの市場パターンの変化を示唆している可能性があると見る向きもあります。

今後の展開として、このゴールデンクロスがXRPにとって有利なトレンドへの転換点となるかどうかが注目されます。現在の価格水準が維持され、取引量が増加するようであれば、最初の上値抵抗線として0.00002570 BTC、これを突破した場合には0.00003000 BTCが次の目標として意識される可能性があります。一方で、価格が再び移動平均線を下回るような展開になれば、この強気のセットアップは一旦リセットされることも考えられます。

テクニカル分析において、ゴールデンクロスは将来の価格動向を保証するものではありませんが、市場における重要な「転換の瞬間」を示すシグナルの一つとされています。これまでXRPはビットコインに対して価格パフォーマンスで劣後することが多かっただけに、今回の史上初のゴールデンクロスは特筆すべき現象と言えるでしょう。