【市場分析】XRP、ビットコインに対し「デスクロス」形成｜弱気シグナル点灯でさらなる下落の可能性も

リップル（XRP）がビットコイン（BTC）に対し、テクニカル面で著しく不利な状況にあることがXRP/BTCの日足チャートで示されています。市場では、XRPのさらなる下落を示唆する可能性のある「デスクロス」が形成されたと指摘されています。

具体的には、短期の23日移動平均線が長期の200日移動平均線を下回り、これはXRPの勢力低下の兆候とされます。加えて、XRP/BTCはボリンジャーバンドの中間線で抵抗を受け、これを突破できませんでした。この状況も弱気の材料と見なされています。

出来高も乏しく、今月初めの短期的な上昇の後、強気への転換を裏付ける動きは見られません。これらのテクニカル指標は、XRPがビットコインに対して弱含んでいることを強く示唆しています。

即座の価格急落を断定するものではありませんが、今後の数日間の値動きが重要です。XRPがビットコインに対して再び優位に立つためには、現在の抵抗線を力強く上抜ける必要があります。それが達成できなければ、ビットコイン優位のトレンドが継続する可能性が高いと考えられます。