XRP急落でロングポジション大量清算、ショート比7200%

水曜日の暗号資産市場でリップル（XRP）のロングポジションが異常な規模で強制清算される事態が発生しました。わずか1時間のうちに、ショートポジションの清算額が65ドルだった一方で、約47万4000ドルのロングポジションが清算。その比率は7218%となっています。

この大規模な清算の引き金となったのは、XRP価格の急激な反落でした。当日、XRPの価格は約2.27ドルから一時2.36ドルまで上昇していたものの、その後わずかな時間で価格は2.29ドルを下回る水準まで反落しました。下落率自体は大きくありませんでしたが、その速さが過大なレバレッジをかけた多くの買いポジションの連鎖的なマージンコールを誘発しました。

過去12時間の暗号資産市場全体を見ると清算総額は1億300万ドルに達し、その3分の2以上をロングポジションが占めています。同期間の清算額はビットコイン（BTC）が1175万ドル、イーサリアム（ETH）が355万ドルでした。その中でもXRPは極めて短時間で損失が集中した点で際立っています。