【イベントレポート】Pundi X(プンディエックス) 東京ミートアップ レポート
ユッシ
6月26日PundiXのミートアップが東京で行われました。
Pundi Xは、仮想通貨決済可能のPOSシステムとして世界的に注目をされているプロジェクトです。
私ゆっし、今回そのPundi Xのミートアップに参加してきましたので、レポートしていきたいと思います!!
目次
Pundi Xとは
ミートアップのレポートの前に簡単にPundi Xの説明をしようと思います。
まずはこちらの動画を御覧ください↓
動画の中に登場する、カード読み取り機(POS)とカードを作っているのがPundi Xです。
動画の中でCEOであるZACは、仮想通貨でコーヒーを買い、さらにその場でビットコインも購入しています。
Pundi Xは、NPXSというトークンを発行し、先日にはBINANCEのコミュニティ投票で1位を獲得し、BINANCEの上場を果たした期待のプロジェクトです。
それではミートアップのレポートに移っていきたいと思います!
Pundi Xの成り立ちと目標
始めにPunid Xの成り立ちについてPundi XのスタッフであるPekoさんが語りました。
Pundi Xはフィンテック企業のPundi Pundiという会社をベースに設立されたプロジェクトです。
Pundi PundiはインドネシアでQRコードによる決済のソリューションを提供している会社だったようですが、インドネシアは銀行口座を持っていない人が多く、ビジネスの拡大が困難だったようです。
そして色々考えた結果、ブロックチェーン技術を利用した決済システム、POSデバイスとカード型のハードウェアウォレットの開発などを思いついたそうです。
XPOSの強み
Pundi Xの成り立ちについて説明があった後、次にビジネスプランやセキュリティなどの観点から見たXPOSの強みが紹介されました。
ありとあらゆる方向に気を配り、そして前進しているPundi Xの様子が伺えました。
小売店側のメリット
XPOSを導入する小売店やxposと提携する取引所にはどんなにはどんなメリットがあるのかについて説明がなされました。
まず小売店のメリットですがこれに対しpekoさんは主に2つのメリットがあると言います。
1つ目が「XPOS上で仮想通貨の決済を行うとその売上の1%が小売点の利益になる」というもので、これは小売店側にも非常に評判が良いようです。
2つ目が「NPXSを使って支払いをするとお客さんが次回また買い物をする時にキャッシュバックが行われる」というもので、これにより小売店がリピーターを確保しやすくなるだろうと語っていました。
小売店側の懸念として、支払われた仮想通貨の値段が実際想定していた法定通貨の値段よりも下がってしまうケースが予想されますが、それに対してはpundi Xが補填を行うことで対応するようです。(逆に上った場合はpundi側の利益となるようです)
取引所側のメリット
次に提携を結ぶ取引所のメリットですが、これについてpekoさんは「XPOSのユーザーが、提携先の取引所に口座を持つ可能性が上がる」と話していました。
XPOS上の仮想通貨のレートは提携している取引所のものを反映するそうです。
冒頭の紹介動画でもご覧いただけたと思いますが、XPOSはそれ単体が取引所の役割を持っておりユーザーはXPOSを利用して仮想通貨を購入することができます。
XPOSに仮想通貨を登録する場合はきちんと審査を通り、一定量のNPXSを通貨側が保有することが条件のようです。
取引所に上場するのとほとんど同じ様な感じですね。
決済を行う時のパブリックチェーンにはイーサリアム、それだとスケラビリティーの問題があるのでトランザクションの処理はNEMのプライベートチェーン上で行っているようです。
セキュリティ
Pundi XのCTOが自らが工場に出向き、製品の品質をチェックしているというXPOSのセキュリティ面についても説明がなされました。
Pundi Xのカードにはハードウェアウォレットカード(XPOSにタッチするカード)とセキュリティーカードの2種類あるそうです。
セキュリティカードは普段は持ち歩くものではなく、ハードウェアウォレットカードを紛失した際にバックアップを行うために利用するようです。
ハードウェアウォレット型カードは商品を購入する際に利用するカードですが、暗証番号が必要となるため勝手に他人に利用される心配は無いようです。
また、スキャニング対策としてXPOSに追加の装置をつけようとして分解しようとするとデータが消えて、通報される仕組みになっているそうです。
ビジネス展開
Pundi Xは世界への進出を狙っており、各国の企業とパートナーシップを結んでいるようです。
さて、Pundi Xはどのような企業と提携を結んでいるのでしょうか。
今回のミートアップで紹介された企業をざっと見ていきましょう。
E2PAY(インドネシア)
E2PAYはインドネシアの決済サービス企業です。
pundi Xの会長のキキ氏が社長を務めている会社だそうで、E2PAYは既に政府から電子マネーライセンスを与えられているようです。
インドネシアでの仮想通貨決済が認可された場合、Pundi Xにとって強力なパートナーシップとなることが予想されるようです。
AMCHAM(韓国・アメリカ)
AMCHAMは韓国にあるアメリカ商工会議所です。
AMCHAMと提携を結ぶことにより、アメリカのブランド(例えばコカ・コーラなど)でXPOSを使うよう働きかけられるようです。
また、大企業にもXPOSを提供するだけでなく、個人規模のレストランなどにも提供できる可能性があるそうです。
Wanchain(中国)
WanChainは「中国版リップル」などとも呼ばれクロスチェーン取引が可能な点や、プライバシー保護に優れている点などから評価されているプロジェクトです。
WanChainとは2018年の5月にNYで行われたConsenses 2018でパートナーシップを結んだそうです。
UTRUST(スイス)
UTRUSTはスイスの会社で仮想通貨におけるペイパルのような決済サービスを提供している企業です。
UTRUSTは既に1000台のXPOSデバイス購入しているそうで、UTRUSTのトークンがXPOSで決済可能のようです。
話によるとUTRUSTはヨーロッパに進出する上でのとても強力なパートナーのようです。
Pundi Xはヨーロッパ進出を狙い、ロンドンにもオフィスを構える予定のようです。
Genaro Network
ジナロネットワークはブロックチェーンを利用したストレージを提供している企業です。
パートナーシップを結ぶことにより、XPOSを利用した小売店のトランザクションのデータをGenero Networkのストレージ上に保存できるようです。
ジナロネットワークのトークンもXPOSに上場させる予定のようです。
NEM XPOS
xposデモ。#pundix #NPXS pic.twitter.com/KZIHI7gGHw
— USK_blockchain-多刀流&ストック型副業・起業実践中 (@usk_investment) June 26, 2018
今回のミートアップで初めて公開されたのがこのNEM XPOSです。
約17億円程の資金調達を行って開発したこのNEM XPOSは既にNEM財団から2万台の注文が入っているようです。
NEM XPOSはNEMの保有者が多い日本向けに作成されているそうで、決済画面のみと普通のXPOSよりシンプルものとなっているようです。。
まとめ
Pundi Xのミートアップの内容をまとめて見ましたがいかがだったでしょうか。
日本での導入は電波法などの許可が必要で、もう少し時間がかかるようです。
Pundi Xはロンドン、シンガポール、ソウル、東京にオフィスを構えさらなるグローバル展開を狙っており現在世界から注文(プレオーダー)2万5000台ほどもらっており、とても期待のできるプロジェクトだと思います。
保有量の7%がもらえるNPXSというPundi Xの通貨もあります。気になった方は是非調べてみてください。
以上、Pundi X東京ミートアップレポートでした!!