
地方創生
2025/09/24【地方創生】駿府の工房 匠宿による「オリジナルNFT付き陶芸体験イベント」とは
現在、DAOやNFTといったブロックチェーンを活用するプロジェクトがWeb3分野に対する関心の高まりとともに、徐々に増えています。 Crypto Timesでは「地方創生」をテーマとして、そうした自治体や企業主導のWeb3プロジェクトを紹介していきます。 今回の記事では静岡市駿河区の伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」で過去に開催された特別な陶芸体験イベントについて特集します。このイベントは伝統工芸の奥深い体験とWeb3技術を組み合わせ新しい形の観光価値を提示した事例として注目されます。 伝統と未来を結ぶ「駿府の工房 匠宿」 「駿府の工房 匠宿」は静岡市の伝統工芸の魅力を発信する体験施設です。 2021年に「歴史と未来を結ぶ場所」をコンセプトにリニューアルオープンして以来、駿河竹千筋細工や陶芸、藍染めといった多様なものづくり体験を提供しています。 同施設は伝統技術の継承と新しい価値創造の両立を目指す拠点として活動しています。 開催された「特別な陶芸体験」イベント 2025年7月21日(月・祝)、同施設にて特別な陶芸体験イベントが開催されました。このイベントは参加者に通常とは異なる深い工芸体験を提供することを目的としていました。 高度な技法「バイ挽き」への挑戦 イベントの核となったのは通常の5倍量にあたる2.5kgの粘土を使用し、一度成形した土を再度挽き直す「バイ挽き」という高度な技法への挑戦でした。 この技法により参加者は家族用のお茶碗や顔より大きなどんぶりといった大型で本格的な作品の制作に取り組みました。 NFTによる新しい“思い出の残し方” 本イベントのもう一つの特徴は、参加者特典として「駿府の工房 匠宿オリジナルNFT」がプレゼントされた点です。 このNFTは参加者が制作した作品とその日の体験の記録をデジタルデータとして永続的に保管するもので、伝統工芸とWeb3を掛け合わせた新しい思い出の形を提案しました。 また、プログラムには地元食材を使った本格的な和膳ランチも含まれており、参加者は静岡の食文化も堪能することができました。 おわりに 「駿府の工房 匠宿」で実施されたこのイベントは、伝統工芸というリアルな「モノ」の体験価値を、NFTというデジタルの形で補完しその価値を高めた好事例です。 単なる記念品ではなく、「体験の証明」としてNFTを付与することにより、参加者にとっての思い出をより特別なものにしました。このような工芸×NFTの次世代型観光体験は地域の文化資源に新たな光を当て、未来へと繋いでいくための有効なアプローチの一つとして注目されます。

地方創生
2025/09/24【地方創生】鳥取市佐治町で実施される『にんケットぷち in 鳥取・佐治 2025』とは
現在、DAOやNFTといったブロックチェーンを活用するプロジェクトが、Web3分野に対する関心の高まりとともに、徐々に増えています。 Crypto Timesでは「地方創生」をテーマとして、そうした自治体や企業主導のWeb3プロジェクトを紹介していきます。 今回の記事では鳥取県鳥取市佐治町で開催される実証イベント『にんケットぷち in 鳥取・佐治 2025』について紹介します。人口約1,500人、高齢化率50%超という課題に直面するこの町で、DAO(分散型自律組織)とAI技術を活用し「“見る”から“参加する”地方創生」を目指す実験的な取り組みです。 星の町・佐治が直面する課題と新たな挑戦 鳥取県が推進する「星取県」ブランドを象徴する佐治町は、日本有数の美しい星空で知られています。 しかしその一方で、人口減少と高齢化が深刻な課題となっています。この状況に対し地域の未来を模索する新たな挑戦として、Web3コミュニティである「NinjaDAO」と地域DAO「佐治DAO」が共同でイベントを主催します。 このイベントは単なる観光誘致に留まらず、DAOの仕組みを活用して多様な世代の「関係人口」を創出し地域の課題解決に挑むことを目的としています。 AIと星空が交差するユニークなプログラム 『にんケットぷち in 鳥取・佐治 2025』は、2025年10月11日(土)から12日(日)にかけて開催されます。イベントの目玉となるのはAIと地域の自然資本を掛け合わせたユニークな企画です。 AI作曲による「ご当地ソング・コンテスト」 AI作曲サービス「SUNO」を活用し佐治町の魅力をテーマにした楽曲を制作するコンテストが開催されます。 この企画にはSNS総フォロワー数76万人超のインフルエンサー、イケハヤ氏も登壇。最優秀作品は町内の施設で定期的に放送することを目指しており、AI音楽を新たな観光資源とする先進的な試みです。 さじアストロパークでの本格的な星空観測 町のシンボルである「さじアストロパーク」にて、口径103cmの大型望遠鏡を使った本格的な星空観測会が実施されます。これにより「星取県」の体験価値を可視化し、参加者に深い感動を提供します。 さらにオプション企画として10月13日(月・祝)まで滞在型の「DAOオータムキャンプin佐治」も開催。テントサウナや地元の食材を活かしたキャンプ飯を通じて、より長期的な関係人口の創出を目指します。 DAOが繋ぐ地域の未来 このプロジェクトはDAOという新しいコミュニティの形が地方の課題解決にどう貢献できるかを探る「未来の実験場」とも言えます。 Web3コミュニティからの人の流入は地域の情報発信力不足やDX人材不足といった課題へのアプローチも期待されています。イベント拠点の一つである「SANDBOX TOTTORI」では、Web3ハッカソンの実施も計画されており地域に新たな技術と人の流れを生み出すことを目指します。 おわりに 今回の記事では鳥取県佐治町で開催される『にんケットぷち in 鳥取・佐治 2025』を紹介しました。この取り組みは深刻な人口減少という課題に対し、DAOコミュニティの力とAIという最先端技術を掛け合わせることで、地域の新たな可能性を切り拓こうとするものです。 イケハヤ氏は「圧倒的な自然のなかで、クリエイティブを発揮しましょう!」とコメント。佐治町の美しい星空の下でDAOを通じて人々が繋がり地域の未来を“参加型”で共創していく、この実験的なイベントが、全国の中山間地域が抱える課題への新たな処方箋となるかその動向が注目されます。

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2025/09/24ペペコイン 今後は?次の投資先として台頭する2つの新しい仮想通貨も紹介
Press Released Article ※本記事はプレスリリース記事となります。サービスのご利用、お問い合わせは直接ご提供元にご連絡ください。 長年の柴犬ブームに対抗してカエルミームを採用し、ミームコイン市場でトップの地位に浮上したぺぺ($PEPE)は、ぺぺコインとも呼ばれ、多くの投資家に親しまれています。 しかしながら、コインとしてこれといった実用性がなく、ペペコインの今後の成長には懐疑的な見方を示す専門家もたくさんいます。 そこで、次の強気相場で大きなリターンを狙う投資家たちは、ぺぺ関連で高い成長ポテンシャルを持つ銘柄に、資産を少しずつ移動させています。 ここ最近で注目を浴びているのが、ミームコインのマイニング機能を開発しているPepenode($PEPENODE、ペペノード)と、投資家へ有益な投資情報を提供しているWall Street Pepe($WEPE、ウォールストリートペペ)です。 どちらも$PEPEにインスパイアされたカエル系ミームコインですが、その実用性が高く評価されており、10〜100倍の急成長が期待されています。 $PEPEは再び下落モードに突入 これまでに91万倍もの成長を遂げ、昨年12月には史上最高値(0.00002825ドル)を更新した$PEPEですが、過去1週間で9%価格を下げており、再び下落モードに突入しています。 とある専門家によると、$PEPEは現在0.0000140ドル付近に存在する抵抗線に苦戦しており、0.000009714ドルあたりを推移していますが、それを抜けると、0.000021ドルを突破し、最高値に大きく近づくと分析されています。 一方で、このまま$PEPEが下落して、ぺぺは衰退するだろうと慎重な見方を示す専門家もおり、投資家は暴落リスクへの対応策として関連銘柄を模索しています。 ドージコインETFの登場でミーム市場は強気に アメリカで9月18日、史上初となるドージコイン($DOGE)の現物ETF、「DOJE」が取引所に上場しました。 ただし、今回の現物ETF上場は、昨年SEC(米国証券取引委員会)によって承認されたビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)の現物ETFとは異なり、1940年に施行された投資会社法に基づいています。 1933年に施行された証券法に基づく承認は、現在SECの審査待ちをしていますが、今年中には承認されるとの見方が強まっています。 DOJE取引初日には、総額で1,700万ドルもの取引が確認され、業界平均を大幅に上回る異例の記録を叩き出しました。 ドージコインの現物ETFの登場によって、ミームコインが一般の金融市場で価値のある資産として認められ、今後の市場拡大が期待されています。 最近では、8,100万$DOGEという大規模な購入も確認されており、市場で大きな影響力を持つクジラ(大口投資家)による資金流入も予想されています。 $PEPENODE:ミームコインのマイニングを簡単に Pepenodeは、$PEPEのカエルミームを取り入れながらも、Mine-to-Earn(マイン・トゥ・アーン)という独自のシステムで、ミームコインを簡単にマイニング(採掘)できる機能を開発しています。 マイニングというのは、ブロックチェーンの取引承認にかかる一連の手続きを行うと、報酬として仮想通貨がもらえるもので、最も人気が高いマイニングはビットコインです。 しかしながら、従来のマイニングは、高価な機材・電気代が必要で、一般の個人投資家には参入が難しいものでした。 Pepenodeは、そういった参入障壁を取り払い、オンラインのバーチャル・サーバールームで、ノード(計算に使う機材)を購入するだけで、マイニング報酬を獲得でき、ゲーム感覚で楽しめる仕組みになっています。 ノードは、有料でアップグレードできるようになっており、機材の組み合わせや参入時期(早期参入者は高い利率を得られる)によって、獲得できる報酬が変わっていきます。 また、ノードアップグレードに使用された$PEPENODEは、その70%がバーン(焼却)される仕組みもあり、エコシステムが活性化するほど、トークン価値が上昇していきます。 さらに、マイニング報酬には、独自の$PEPENODEの他に、$PEPEやファートコイン($FATRCOIN)といった主要ミームコインが採用される計画もあるので、多くの投資家が関心を示しています。 実施中のプレセールは、すでに140万ドル(約2億円)近い資金を調達しており、次のぺぺ銘柄として注目を集めています。 Pepenodeの公式サイトは、X(旧Twitter)もしくはTelegramからご確認いただけます。 $WEPE:ソラナ対応で急成長に期待感 Wall Street Pepeもカエルのぺぺをミームに設定していますが、世界的な金融街、ウォール街で働くビジネスマン風のぺぺがキャラクターとして描かれています。 このミームコインは、WEPE軍団という独自コミュニティを運営しており、アルファチャットで有益な投資情報を提供して、コミュニティ全体で利益を得られる仕組みを構築しています。 $WEPEトークンのプレセールはすでに終了していますが、7,000万ドルという驚異的な資金調達に成功し、ミームコイン最大規模のプレセールとして話題になりました。 また、最近では、これまでイーサリアムのみで稼働していたWall Street Pepeを、ソラナブロックチェーンへと拡張することを発表し、急成長に期待が高まっています。 現在は、ソラナチェーンへの早期アクセス期間が実施されており、ソラナ版$WEPE(1つ0.001ドル)の購入が行われると、従来のイーサリアム版$WEPEがバーンされ、価値の均衡が保たれるようになっています。 イーサリアム版$WEPEの新規購入が行われると、同量のイーサリアム版$WEPEがバーンされます。 さらに、ソラナチェーンのエコシステムを活性化させるため、5,000枚のNFTを配布するキャンペーンも実施しており、さらなる需要拡大が見込まれています。 Wall Street Pepeの公式サイトは、XもしくはTelegramからご確認いただけます

地方創生
2025/09/23【地方創生】川上牧場とMetagri研究所による「オリジナルNFTデザインコンテスト」とは
現在、DAOやNFTといったブロックチェーンを活用するプロジェクトが、Web3分野に対する関心の高まりとともに、徐々に増えています。 Crypto Timesでは「地方創生」をテーマとして、そうした自治体や企業主導のWeb3プロジェクトを紹介していきます。 今回の記事では島根県出雲市の川上牧場と株式会社農情人の運営するオンラインコミュニティ「Metagri研究所」が連携して開催した「第2回 世界牛乳の日 NFTデザインコンテスト」について紹介します。この企画は農業、アート、そしてWeb3を融合させ、酪農の魅力を発信する新しい試みです。 酪農の魅力をアートで発信するNFTコンテスト このコンテストは6月1日の「世界牛乳の日」を記念し、牛乳や酪農への想いをアートで表現することを目的に開催されました。 主催は島根県出雲市で酪農を営む川上牧場と農業DXを推進する株式会社農情人。運営は農業×Web3のオンラインコミュニティ「Metagri研究所」が担当しました。 コンテストには手書きイラストから画像生成AIを活用した作品まで多彩な形式で総勢30作品が集まりました。選考は「Metagri研究所」のコミュニティメンバーによる投票で行われ、多くの参加者を巻き込んだ企画となりました。 最優秀賞作品とその先の展開 コミュニティ投票の結果、酪農イノベーターである川上哲也氏の作品『Metagri Milk Cow 2025』が最優秀賞に選ばれました。この作品は画像生成AI「Midjourney」を用いて制作された、幻想的な油絵タッチのイラストです。 最優秀賞に輝いたこのデザインはNFT化され、6月開催の酪農応援企画「牛乳チャレンジ」の参加者へ応援の証となる「称号NFT」として配布されました。アートコンテストで生まれた作品が次の支援アクションへと繋がる仕組みが構築されています。 このプロジェクトの最大の特徴は、デジタル上のコミュニティ活動と島根県出雲市というリアルな酪農の現場が直接連携している点です。 Web3やNFTというと無機質なイメージを持たれがちですが、本企画では「牛乳の魅力」や「酪農へのエール」といった温かみのあるテーマを掲げ、クリエイターやコミュニティが一体となって盛り上げることで生産者と消費者の新たな関係性を築いています。 おわりに 今回の「地方創生」記事では、「世界牛乳の日 NFTデザインコンテスト」を紹介しました。この取り組みは単にアート作品を募集するだけでなく、Web3コミュニティの投票によって優秀作品を決定し、その作品を次の酪農応援企画の記念NFTとして活用するという一貫したストーリーを持っています。 川上牧場と株式会社農情人の運営する「Metagri研究所」によるこの連携は、NFTが一次産業の現状や魅力を伝え生産者への応援の輪を広げるための有効なツールとなり得ることを示しています。 今後このような農業×Web3のモデルが、各地の地域振興や農業支援の新しい形として広がっていくことが期待されます。

ニュース
2025/09/19Talus、「AIエージェント対戦ゲーム」テストネット開始|賞金総額12万5000ドル
分散型AIエージェントの新しい活用モデルを掲げるTalusが、テストネットの稼働を開始しました。これにより、世界初となるAgent vs Agent(AvA)Gamingという新ジャンルがWeb3上で実際に体験可能となりました。TalusはPrediction AIの領域において、AIエージェント同士が競い合い、その結果に人間がベットするという仕組みを構築しています。 The Talus Testnet is LIVE! 🎉 Welcome to the birth of Agent vs Agent (AvA) Gaming, the new frontier of Prediction AI. pic.twitter.com/Z76gntdy0f — Talus Labs (@Talus_Labs) September 18, 2025 今回のテストネットでは、賞金総額12万5000ドル以上に加え、限定NFTやフィジカルグッズ、サプライズリワードが用意されており、参加者はエージェントとのインタラクションやクエストを通じてポイントを獲得できます。特に注目されるのはIdol Agent Contestで、ドナルド・トランプやキム・カーダシアン、Theo Vonといった有名人のSNSデータを学習した「Idol Agents」が公開されています。ユーザーはXの投稿URLを入力し、Idol Agentによる複数の返信候補から最適なものを選択することで賞金を獲得するチャンスを得られます。もしオリジナル投稿者がその返信に反応すれば、最大1万5000ドルの現金を獲得できる仕組みです。 また、コミュニティ参加型プログラム「Community Contribution Program」もシーズン3に突入しました。コンテンツ制作やSNS拡散、技術的タスクなどをこなすことで、バッジやポイント、限定報酬を獲得できます。Discord上でTalizenロールを取得したり、Tallys NFTを保有することでリーダーボード上位に進みやすくなるなど、参加促進の仕掛けも用意されています。 Talusの特徴は、AIエージェントを単なるチャットボットから「自律した経済主体」へと進化させる点にあります。独自フレームワーク「Nexus」によって、エージェントは資産保有や競技参加、収益創出が可能となり、透明で改ざん不能な環境で活動できます。従来の不透明なトークン市場やメームコインの乱発に対して、Talusは「透明なAIエージェント同士の競争」を打ち出し、数千億ドル規模のギャンブル市場に新たな可能性を提示しています。 今後のロードマップとしては、ネイティブトークン「$US」のTGE、AvA Gamingプラットフォーム「IDOL.fun」のメインネット展開、そしてNexusのメインネット稼働が控えています。今回のテストネットはその第一歩であり、参加者は実際にAIエージェントの動きを体験しながら、この新しい分散型AIの未来を共に形作っていくことになります。 「Tria」はガス代やシードフレーズ、チェーンの複雑さを気にすることなく、仮想通貨の獲得、利用、送金をシームレスに行えるWeb3ネイティブのネオバンクです。Triaカードを使えばキャッシュバックやリワードを獲得しながらオンラインや実店舗で世界中で仮想通貨を使うことが可能です。 仮想通貨を現金のように使える便利なTriaカードをぜひこの機会に登録しておきましょう。 Triaを登録して利用する

地方創生
2025/09/19【地方創生】秋田公立美術大学×秋田市×KDDIによる「秋美NFTコレクション」とは
現在、DAOやNFTといったブロックチェーンを活用するプロジェクトがWeb3分野に対する関心の高まりとともに、徐々に増えています。 Crypto Timesでは「地方創生」をテーマとして、そうした自治体や企業主導のWeb3プロジェクトを紹介していきます。 今回の記事では、秋田公立美術大学が主体となり秋田市やKDDI株式会社と連携して進める「秋美NFTコレクション」について紹介します。このプロジェクトは学生や卒業生の作品をNFTアートとして展開し、新たな創作の可能性と地域貢献を目指す先進的な取り組みです。 秋田公立美術大学と今回の取り組みについて 秋田公立美術大学は「新たな芸術領域の創造」を基本理念に掲げる大学です。2023年に開学10周年を迎え、学生や卒業生による新しい芸術の萌芽を感じさせる作品が生まれる中で、大学はそれらの作品価値の保存や継承(アーカイブ)という観点からNFTの可能性に注目してきました。 デジタルアートは複製や改ざんが容易という課題を抱えていましたが、NFT技術によって唯一無二の価値を証明できるようになりました。この技術を活用し若き才能の表現を未来へ繋ぐことが、本プロジェクトの根幹にあります。 「秋美NFTコレクション」の取り組み 「秋美NFTコレクション」は秋田公立美術大学の学生および卒業生のアート作品をNFT化し、社会に発信するプロジェクトです。 NPO法人アーツセンターあきたやKDDI株式会社の協力のもと、段階的に展開されています。 第1弾:ふるさと納税返礼品としてのNFTアート プロジェクトの第1弾は2024年度にスタートしました。卒業生である真坂歩氏と菅原果歩氏の2名の作品が秋田市のふるさと納税返礼品として提供されました。 真坂歩氏の作品: 自身の名を冠した土人形「真坂人形」の3Dデータ 菅原果歩氏の作品: 秋田で撮影した野鳥の写真作品のデジタルデータ この取り組みのユニークな点は、デジタルとリアルの双方向での体験を促していることです。 NFTの所有者は私的利用の範囲で作品の複製が認められており、3Dプリンターでフィギュアとして出力したり、写真を印刷・額装したりとデジタルデータを物理的な形で楽しむことが可能です。 第2弾:在学生への拡大と一般販売 2025年度にはプロジェクトは第2弾へと進化します。卒業生に加えて在学生からも作品を公募し、コンペティション形式で約80点の新作NFTコレクションを2025年10月にリリースする計画です。 さらに販路も拡大されます。これまでのふるさと納税返礼品に加えて、KDDI株式会社が運営するプラットフォーム「αU market」での一般販売が開始される予定です。 おわりに 今回の「地方創生」記事では秋田公立美術大学の「秋美NFTコレクション」を紹介しました。このプロジェクトは単なる技術導入に留まらず、複数の重要な価値を創出しています。 まず、学生や卒業生にとって自身の作品がNFTという新しい形で社会に発表され価値付けされることは、創作活動の大きなモチベーションとなり次世代クリエイターの育成に直結します。 こうした取り組みを支えているのが大学(学)、秋田市(官)、KDDI(産)という強固な産官学連携です。それぞれの強みを活かして連携することで、持続可能な文化振興と地域活性化の仕組みが構築されているのです。 「秋美NFTコレクション」は、Web3技術が地方の文化資本を掘り起こし、未来を担う若者の才能を育むための強力なツールとなり得ることを示す、先進的な事例と言えるでしょう。

地方創生
2025/09/17【地方創生】鎌倉インターナショナル、『鎌倉スタジアムNFTプロジェクト』を実施
現在、DAOやNFTといったブロックチェーンを活用するプロジェクトが、Web3分野に対する関心の高まりとともに、徐々に増えています。 Crypto Timesでは「地方創生」をテーマとして、そうした自治体や企業主導のWeb3プロジェクトを紹介していきます。 今回の記事では、神奈川県鎌倉市を拠点とするサッカークラブ「鎌倉インターナショナルFC」が推進するファンとクラブの新しい関係性を築く『鎌倉スタジアムNFTプロジェクト』について紹介します。 鎌倉インターナショナルFCとは 鎌倉インターナショナルFCは、神奈川県鎌倉市を拠点とするサッカークラブです。2018年1月に設立され、「CLUB WITHOUT BORDERS」というビジョンを掲げ、人種や宗教、性別などあらゆる境界線(BORDERS)を持たないクラブ作りを目指しています。 現在は神奈川県社会人サッカーリーグ1部で戦いながら、近い将来のJリーグ参入を見据えて活動しており、サッカーを通じてグローバルな人材を輩出することも目標としています。 『鎌倉スタジアムNFTプロジェクト』とは 『鎌倉スタジアムNFTプロジェクト』は、鎌倉インターナショナルFCが実施する、スポーツとWeb3技術を融合させた画期的なプロジェクトです。 このプロジェクトの核心は、「スタジアムの芝生1平米オーナー」というアイデアをNFT化したことにあります。スタジアムのグラウンド(102m x 64m)を6,528区画に分け、ファンは特定の1㎡をデジタル上で所有できます。 NFTの所有者は単にデジタルデータを保有するだけでなく、限定コミュニティへの参加やイベントへの招待、特別な特典などを通じて、クラブやスタジアムの運営に深く関わることができます。 「SNPIT」とのコラボNFT第二弾が登場 今年7月にはSnap to Earnサービス「SNPIT」と連携し、特別なデザインのコラボNFTが限定10体で販売されました。 コラボNFTは全て「SNPIT属性」となり、特定のNFTがゴール(ピンポイント賞)を獲得した場合、属性の所有者全員にゲーム内で使えるアイテムなどの特典が付与されるようになっています。 さらなる展開へ:SOIP参画と外部連携 鎌倉インテルの挑戦はさらなる広がりを見せています。 スポーツ庁のDX事例集に掲載 鎌倉インテルはスポーツ庁が発表した「令和6年度 スポーツ団体のDX推進に向けた手引き・事例集 報告書」において、先進的な取り組みを行うスポーツ団体のひとつとして事例掲載されました。 本報告書はスポーツ界におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する目的で作成されたもので、全国から選ばれた14団体のうちサッカー界からは川崎フロンターレと鎌倉インテルの2団体のみが選出されています。 報告書では鎌倉インテルの事例について、資金や人材に制約のある小規模団体でありながら、Web3技術でファンベースを拡大した点やSaaS活用による働き方改革を両立した点が特に評価されています。 スポーツ庁の新規事業成長促進プログラム「SOIP」に参画 スポーツ庁による新規事業成長促進プログラム「スポーツオープンイノベーション(SOIP)」に参画✅ SOIPはスポーツ庁の「スポーツオープンイノベーション推進事業」の核となる取り組み。全国から9団体が参画します🤝 詳細はこちら👇 🔗https://t.co/DNVd8EFy2v#鎌倉インテル#clubwithoutborders pic.twitter.com/z5SzZCHmE4 — 鎌倉インターナショナルFC|Kamakura International FC (@kamakura_inter) August 19, 2025 鎌倉インテルは、スポーツ庁が主催する「スポーツオープンイノベーション推進事業(SOIP)」に参画することが決定しました。 このプログラムは、スポーツと他産業の連携によって新しいサービスを生み出し、スポーツ産業の成長や社会課題の解決につなげることを目的としています。 既存ビジネスの拡大に取り組む団体として、アビスパ福岡やいわきFCなどと共に採択され、2026年2月にかけてインキュベーションや成果発表会に参加します。 渋谷Web3大学のアドバイザー企業に就任 さらにクラブが培った知見をWeb3業界全体の発展に活かす動きも始まっています。 2025年8月には「渋谷Web3大学」のアドバイザー企業に就任。ブランディングを重視する同大学と共通の価値観のもと、「Web3×ブランディング」を軸に未来のWeb3エコシステムの構築をサポートしていきます。 おわりに 今回の「地方創生」記事では、鎌倉インターナショナルFCによる先進的なNFTプロジェクトを紹介しました。 この取り組みは、ファンが「観客」からクラブを共に創る「当事者」へと変わる新しいファン体験を提供しています。所有者自身がスタジアムの一部を保有するという「自分ごと化」の体験がクラブへのエンゲージメントを飛躍的に高めるでしょう。 地方のスポーツクラブがWeb3技術を活用し新たな資金調達とファンコミュニティ形成を両立させる本プロジェクトは、他の地域やスポーツ団体にとっても大きなヒントとなることが期待されています。鎌倉から始まるこの挑戦は、スポーツを通じた地方創生の新しい形を提示していると言えるでしょう。 【公式サイト・関連リンク】 鎌倉インターナショナルFC公式サイト: https://kamakura-inter.com/ 鎌倉スタジアムNFTプロジェクト公式X: https://x.com/stadiumNFT

地方創生
2025/09/17【地方創生】埼玉県小川町にて「道の駅おがわまちデジタル会員証」が実施
現在、DAOやNFTといったブロックチェーンを活用するプロジェクトが、Web3分野に対する関心の高まりとともに、徐々に増えています。 Crypto Timesでは「地方創生」をテーマとして、そうした自治体や企業主導のWeb3プロジェクトを紹介していきます。 今回の記事では、和紙のふるさととしても知られる埼玉県小川町が、東武トップツアーズ株式会社と連携して発行する「道の駅おがわまちデジタル会員証」の取り組みについて紹介します。 埼玉県小川町とは 引用元:https://www.town.ogawa.saitama.jp/kanko/index.html 埼玉県の中部に位置する小川町は、緑豊かな外秩父の山々に囲まれた自然あふれる町です。1300年の歴史を持つ手漉き和紙「小川和紙」の産地として知られ、その伝統技術はユネスコ無形文化遺産にも登録されています。 近年では有機農業の里としても注目を集めており、伝統文化と新しい取り組みが共存する魅力的な地域です。 「道の駅おがわまちデジタル会員証」とは 引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000321.000072120.html この度、町の新たな玄関口としてリニューアルオープンした「道の駅おがわまち」を拠点に、町の観光振興と「関係人口」の創出を目的とした「道の駅おがわまちデジタル会員証」が発行されました。 これは東武トップツアーズがNFTマーケットプレイス「HEXA」のプラットフォームを活用して発行するもので、地域活性化を目指す連携協定に基づく取り組みです。 デジタル会員証は1000円で1000個限定で発行され、購入者はNFTとしてこの会員証を保有することになります。 購入者には、小川町の魅力を体験できる以下のような特典が用意されています。 「道の駅おがわまち」での紙漉き体験料の割引、レンタル自転車・トゥクトゥク利用料の割引 仙元山見晴らしの丘公園ローラーすべり台利用料の割引 小川げんきプラザプラネタリウム館利用料の割引 これらの特典は、会員証を提示することで利用でき、購入者が何度も小川町を訪れたくなるような仕組みになっています。 おわりに 今回の「地方創生」記事では、埼玉県小川町によるデジタル会員証NFTの取り組みを紹介しました。 このプロジェクトのポイントは、NFTを単なるデジタル上の記念品で終わらせるのではなく、現地で実際に使える「特典」と結びつけている点です。これにより、デジタル会員証の購入が、小川町を訪れる直接的なきっかけとなります。 一度きりの観光客ではなく継続的に地域と関わりを持つ「関係人口」をいかに増やしていくかが、多くの自治体にとっての課題です。小川町の取り組みはNFTという新しいテクノロジーを活用して、町との新しい関わり方を提案し持続可能な観光と地域活性化を目指す先進的なモデルケースと言えるでしょう。 【公式サイト・関連リンク】 埼玉県小川町 公式サイト:https://www.town.ogawa.saitama.jp/index.html

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2025/09/16MeebitsがApeChainで「Pins」シリーズ1を販売|価格は2倍に
人気NFTプロジェクト「Meebits」がApeChain上で物理的なピンと交換可能なNFTコレクション「Meebits Pins - Series 1」の販売を分散型NFTマーケットプレイス「Blever」で開始しました。プライマリーセールは既に終了しており、50APEで販売されたNFTがOpenSeaでは執筆時点で約103APEのフロアプライスを記録し、約2倍の価格上昇を見せています。 The Meebits pre-sale window for Series 1 of our pins on ApeChain is now open! Meebits holders have 1 hour to mint before the sale opens to public access. Every NFT minted will be redeemable for a full set of 4 physical pins. Full details and mint link below 👇 pic.twitter.com/mW7TcR3uHQ — Meebits (@MeebitsNFTs) September 15, 2025 販売されたのは「The World is Yours」と名付けられたシリーズで今回セット1として東京をテーマにしたコレクションが供給量は225NFTに限定されて扱われました。各NFTは4つの物理的なピンのフルセットと引き換え可能となっており、デジタルアセットと実物のコレクタブルアイテムを組み合わせた独特な価値提案を行っています。 BeverはApeChain上でのNFTプライマリーセールの主要プラットフォームとして位置づけられており、今回の販売もその流れに沿ったものとなります。 関連:ApeChain上のNFTコレクションが急騰|1ヶ月で5倍以上に 「Series 1」という名称が示すようにMeebitsは今後も継続的にピンコレクションを展開していく予定とみられます。 プライマリーセールの完売と二次市場での価格上昇はApeChain上でのNFTプロジェクトに対する需要の高さを示すものとして注目されています。また、物理的なアイテムとの交換可能性という付加価値がコレクターからの関心を高めた要因の一つと考えられます。

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2025/09/16Pudgy Party、人気キャラクター「Nobody Sausage」との限定コラボを発表
人気NFTプロジェクト「Pudgy Penguins」のモバイルゲーム「Pudgy Party」が、SNSで数千万フォロワーを誇る人気キャラクター「Nobody Sausage」との特別コラボレーションを発表しました。このコラボレーションによりプレイヤーは限定の「Nobody Sausage」コスチュームをゲーム内で獲得できるようになります。 Anybody can be Nobody in Pudgy Party 🐧 🌭 The exclusive @nobodysausage costume is coming to Pudgy Party and early players will get it before anyone else! More information below. pic.twitter.com/TxYBU6tLOF — Pudgy Party (@PlayPudgyParty) September 14, 2025 Nobody Sausageはソーセージをモチーフにした愛らしいキャラクターで2020年の登場以来SNSで絶大な人気を誇っています。TikTokだけでも220万人のフォロワーを持ち、全プラットフォーム合計で数千万フォロワー、動画再生回数は数十億回に達する規模となっています。 今回のコラボレーションでは10月1日までにPudgy Partyをプレイしたユーザーに対して、ゲーム内で限定の「Nobody Sausage」コスチュームがドロップされる仕組みとなっています。期間内にプレイできなかったユーザーもコスチューム公開後に友達を招待することで「バイラルアンロック」を通じてNobody Sausageコスチュームを獲得することが可能です。 Pudgy PartyはApple App StoreおよびGoogle Play Storeで配信されており、iOS・Android両プラットフォームでプレイすることができます。 このコラボレーションは、NFTプロジェクトとSNS発のポピュラーキャラクターという異なる分野の人気コンテンツが融合した注目すべき取り組みとなっており、Web3ゲーミング業界における新たなマーケティング戦略の事例としても関心を集めています。 関連:Pudgy Penguinsのモバイルゲーム、リリース数日で25万ダウンロード突破 国内仮想通貨取引所「OKJ」は、毎日・毎週・隔週・毎月のいずれかのプランで1,000円~200,000円からビットコイン (BTC) の積立購入サービスを提供しています。 現在、OKJの口座開設者は1,000円分のビットコインがもらえる限定キャンペーンが実施されています。すでにほかの取引所の口座を持っている方もぜひ登録しておきましょう。 OKJで口座を開設する














