Tiffany & Co. が販売したNFT『NFTiff』が250個を即完売
アラタ | Shingo Arai
8月1日にTiffany & Co.により販売が発表された『NFTiff』が8月5日に30ETHの価格で250個が販売されました。
今回の『NFTiff』は20分で完売し、総額1,250 万ドル以上の売上となっています。
We are sold out of all 250 NFTiff. Until the next mint. #NFTiff #TiffanyAndCo
— Tiffany & Co. (@TiffanyAndCo) August 5, 2022
NFTiffは、総発行数250枚のデジタルパスのNFTです。
CryptoPunksホルダーが購入することで、保有しているCryptoPunksと同じビジュアルの物理ペンダントをジュエリーデザインにして引き換えることができるデジタルパスになっています。
ペンダント自体も、CryptoPunks のさまざまな特徴に合わせて厳選された金と貴石で作られた贅沢なアイテムです。2023 年初頭に出荷される予定です。
NFTiff couldn’t be easier. Purchase your NFT through the NFTiff gateway, choose your CryptoPunk and Tiffany artisans will transform it into a bespoke pendant. Discover more: https://t.co/wL1q7iGYJi #NFTiff #TiffanyAndCo pic.twitter.com/KUVS9poEjj
— Tiffany & Co. (@TiffanyAndCo) August 5, 2022
NFTiff はCryptoPunksホルダーでないと引き換えることができず、その期限は8月12日までとなっています。
ハイブランドがWEb3業界への進出を
8月だけでも今回のTiffany & Co.によるCrypto Punksを採用したNFTの発売、YugaLabs.が発行するAPECoinをアメリカ一部店舗のGucci販売店やスイス高級時計ブランド「タグ・ホイヤー」などで決済対応をするなど大きな動きが見られます。
直近ではNFT市場は、Openseaでの取引ボリュームもやや右肩下がりという現状で、一時のピーク時と比べても多くのプロジェクトの取引量が減っている様子が伺えます。
そんな市場の中で、8月の月初のこのタイミングからラグジュアリーブランドがこぞって、NFTの販売や自社商品のAPEでの決済などのニュースを出していることからも多くのプレイヤーがWeb3.0領域に少なからず興味を持ちだしてきて、アプローチを取り始めていることが伺えるのではないでしょうか。
自社ブランドからのNFTのリリース、自社商品を特定通貨で受け入れと各ブランドにより取り組み方は違いますが、今後もこのような流れは加速していきそうです。