ERC-20規格化されたビットコイン「Wrapped Bitcoin ($WBTC)」がローンチされる

2019/01/31・

Yuya

ERC-20規格化されたビットコイン「Wrapped Bitcoin ($WBTC)」がローンチされる
ct analysis

Kyber Network社らが昨年10月末に開発を発表した「Wrapped Bitcoin ($WBTC)」が今日、イーサリアムネットワーク上でローンチされました。

WBTCはイーサリアム上のERC-20トークンとして機能するもので、担保となるビットコイン($BTC)をもとにカストディ業者が発行・焼却を行うこととなっています。

BTCがERC規格化されることで、分散型取引所(DEX)をはじめとするDAppsでBTCが利用できるようになるほか、BTCの莫大な流動性が各種エコシステムの実用性を高めることが期待されています。

WBTCは、トークンスワッププロトコルを開発するKyber Network、暗号資産カストディ業者のBitGo、匿名プロトコルを開発するRenの三社が共同で開発したものです。

WBTCーBTC間の変換はKyber NetworkとRenを含む8社が行うことになっており、トークン発行・焼却などのカストディ業務はBitGoが担当することとなっています。

変換を担当するマーチャント業務はAirSwap, Dharma, ETHfinex, GOPAX, Kyber Network, Prycto, Ren, Set Protocolの8社が行うことになっている。

また、初期段階の流動性を確保するため、Kyber NetworkとRenは各社のBTC資産一部をすでにWBTCに変換しており、スワップを通してユーザーに提供できるようにしているといいます。

昨年のアナウンスから間も無くリリースとなったWBTCですが、関連するスマートコントラクトは全て外部のサイバーセキュリティ機関から監査を受けているとされています。

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