ビットコインの価格が一時81,000ドル台へ急落、1時間で1580億円が清算へ。
アラタ | Shingo Arai

ビットコイン(BTC)は週間チャートにおいて一時的な大きな調整局面を迎え、週初めの高値圏である96,000ドル台から一時81,111ドルまで急落しました。
Bitcoin price by TradingView
今回の急落によって、1時間で約1580億円の資金が市場より清算されたようです。
JUST IN: $1,000,000,000 liquidated from the crypto market in the past 60 minutes.
— Watcher.Guru (@WatcherGuru) November 21, 2025
多くのトレーダーがこの急激な値動きに驚きを隠せませんが、チャート右側に表示されているVPVR(価格帯別出来高)を分析すると、この下落が「テクニカル的に起こりやすかった現象」であることが読み取れます。なぜ価格がここまで走りやすかったのか、その理由を紐解きます。
高値圏における「出来高の空白(Volume Gap)」
今回紹介するのは、VPVRと呼ばれるインジケーターを用います。(画像のチャートはCoinglassのインジケーターを利用)
VPVR(チャート右側の横棒グラフ)は、特定の価格帯でどれだけの取引が行われたかを示します。
棒が長いほど、その価格帯での売買が活発で、強力なサポート(支持線)やレジスタンス(抵抗線)として機能します。

赤線で囲まれてる部分がVPVR
今回のチャートは2021年以降の日足のチャートになっていますが、チャートを見ると、以下の特徴が際立っています:
90,000ドル〜96,000ドル付近: VPVRのバーが極端に短い(薄い)状態です。これは「価格発見(Price Discovery)」のフェーズであり、価格が上昇するスピードが速すぎたため、このゾーンでの滞留時間が短く、十分な出来高の厚みが形成されていないことを意味します。
「真空地帯」の脆弱性: 出来高が薄いエリアは、板(オーダーブック)が薄い状態に似ています。一度売り圧力が強まると、それを受け止める「過去の取引による合意価格」が存在しないため、価格はエレベーターのように急速に滑り落ちます。今回、96,000ドルから81,111ドルまで一気に下落したのは、このエリアに強力なボリュームサポートが存在しなかったためです。
次なる岩盤サポートはどこか?
81000ドルへの下落は痛みを伴いますが、VPVRは「底堅さ」がどこにあるかも教えてくれます。
70,000ドル以下のエリア: チャートを見ると、74,000ドル付近から下、特に60,000ドル〜70,000ドルのゾーンにかけて、VPVRのバーが長く伸びていることがわかります。
この意味合いとして、これは過去に長い時間をかけて売買が積み重ねられたエリアであり、多くの市場参加者がポジションを持っている価格帯です。この厚い出来高の層は、強力なサポートとして機能する可能性が高いです。
現在の価格(約84,315ドル)は、まだこの「出来高の薄いエリア」と「厚いエリア」の中間に位置しています。もし81,000ドルを明確に割り込んだ場合、次のターゲットは出来高が急激に厚くなる72,000-74000ドル台のゾーンが意識されやすくなります。
ボラティリティへの備えを
今回の81,000ドル台への急落は、この価格感における清算の連鎖ではあるものの、VPVRにおける「上層部の出来高不足」が招いた必然的な調整と言えます。
現在の価格帯はまだ「足場が固まっていない」状態です。現在の80,000ドル台でしばらく価格が推移することで、VPVRのバーが長く伸びて(出来高を作って)新たなサポートフロアを形成する必要があります。
下の厚い出来高ゾーン(〜74k)を最終防衛ラインと見据えつつ、現在の価格帯で出来高が育つかどうかを注視していきましょう
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