Astar zkEVMローンチ直前「Astar Network」AMA内容まとめ

2024/02/29・

boarding bridge

Astar zkEVMローンチ直前「Astar Network」AMA内容まとめ

記事作成:Taka

新たにEtehreumレイヤー2であるAstar zkEVMを発表した「Astar Network」のAMAを、CryptoTimes公式コミュニティであるboarding bridge(bb)にて開催しました。

今回のAMAでは、日本のブランドやアニメといったIPがWeb3の国際市場に進出するのをサポートするAstar zkEVMに焦点を当ててお話しを伺いました。

以下はAMAの内容を要約したものです。

イベント概要

日時:2024年2月21日(水)21:00 JST

場所:bb Discord

Giveaway:OMA Token × 30名

参加者:118名

スピーカー

ShunP | Astar Network COO

Tatsu | Astar Network Global BD/Yoki Origins Producer

arata | CryptoTimes & bb

(敬称略)

AMAの内容

自己紹介

ShunP

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ShunP / Astar Network

Astar FoundationのCOOです。My Crypto Heroesの創設メンバーであり、プロデューサーを務めました。My Crypto Heroesは当時(2018-2019年)、Ethereum dAppsの中で世界最高のDAU/売上/取引量を記録しています。現在はAstar NetworkでのCOOとしての役割に加え、彼はNext Web Capitalの創業者兼ジェネラルパートナーも兼任しています。

Tatsu

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Tatsu | 佃 @Astar Network🐉

Astar Networkの事業開発メンバーであり、Astar zkEVMのローンチキャンペーン「Yoki Origins」のプロデューサーを担当しています。高校卒業後フランスとアメリカへ留学し、政治経済学を専攻しました。大学院時代には公共政策学を専攻し、初めてWeb3に興味を持ちました。2022年に帰国後業界に参入し、2023年にAstar Networkコアチームに加入しました。国内外での事業開発に取り組み、現在に至ります。

質問トピック

新たにAstar zkEVMをリリースすることになった背景を教えてください

Ethreumは世界最大規模のブロックチェーンであり、多くの開発者を有するブロックチェーンです。Ethereum上におけるAstar zkEVMを軸としたAstar NetworkとPolygon Labsの密な連携は、そのゴールとしてWeb3業界及び日本経済の成長ドライバーとなることを目指しています。

Astar NetworkとPolygon Labsは、これまでに世界的なIPコンテンツやゲームタイトル、グローバルに活躍するトップ企業、地方創生に取組む自治体に至るまで、様々なコンテンツ・組織と共に多岐に渡るプロジェクトを起案・実行して参りました。その豊富な経験に基づき、今後はPolygon Labsと共にAstar zkEVM を通じて日本企業のWeb3進出をサポートし、ブロックチェーン技術の社会実装を更に加速します。

Astar zkEVM: Supernova is Here!

構築にあたってPolygon CDK(Chain Development Kit)を採用した理由を教えてください

Polygon CDKの採用については、創業者であるサンディープ・ナイルワル(Sandeep Nailwal)氏と弊社Founderの渡辺の出会いがAstar zkEVMへの後押しになりました。

以前AstarにてAMAを開催した際、渡辺は以下のように語っています。

「サンディープ氏は渡辺氏と考え方や実行スタイルが似ており、サンディープ氏からPolygon 2.0に合流しないかと持ちかけられたこと、そして当初からEthereumエコシステムに参入したいという思惑が重なり、Polygonと一緒にAstar zkEVMに取り組むことになった。またAstarの戦略的に申し上げると、日本国内ではこれまでPolygonかAstarかの二択で競合していたが、Polygon CDKを選択することで今まではチェーン間で戦ってきたものが、今度はWeb3のマスアダプションに、向けて共闘できるようになる。」

Astar zkEVMへの参画が決まっているプロダクトがあれば教えてください

Yoake Idol Project

アイドルプロデューサーの秋元康氏がエグゼクティブプロデューサーを務める株式会社YOAKE Entertainmentは、Astar zkEVMをネットワークとして使用し、ブロックチェーン技術を活用してグローバルなエンターテイメントコンテンツとアイドル エコノミーの創造を目指しています。

Yasushi Akimoto, Japan’s legendary idol producer, starts Idol projects leveraging Web3 on Astar zkEVM with emerging entertainment enterprises

JAL KOKYO NFT

KOKYO NFTは、地域ならではのモノやコトのNFT(=体験型NFT)を展開し、インバウンドを 中心とする訪問者が、旅の前後において地域との関係性を長期継続できる仕組みを構築しながら、関係人口を増やし新たな地域づくりを目指します。

冒頭イメージ写真.jpg

日本航空と博報堂、地域の特別な体験を提供するNFT 「KOKYO NFT」による関係人口創出の実証実験を開始

PACKS (Tokenized Pokemon Card NFT)

Astar zkEVM上に構築されたトレーディングカードの実物資産(RWA)販売プラットフォームのPACKSでは、ポケモンカードをNFT化してAstar zkEVM上で取引できるようになります。

Yoki Origins

Astar zkEVMのメインネットリリースの直後には、Astar Network独自のローンチキャンペーン「Yoki Origins」が開催されます。このキャンペーンでは、40を超えるweb3プロジェクト、クリエイター、および大企業が提供するNFTをカプセルトイ形式で配布・販売し、これらのNFTを集めることによってAstar Networkが提供するオリジナルキャラクター「Yoki」を成長させることができます。

Astar NetworkのzkEVMメインネットが2月にリリース、ローンチキャンペーン「Yoki Origins」がスタート

Yoki Originsの見どころなどをお聞かせください

「Yoki Origins」キャンペーンでは、ゲーム感覚でAstar zkEVMエコシステムを知ることができます。Astar Networkは国内外の企業・Web3ネイティブプロジェクト・クリエイターなどが多数参入しており、まとめてエコシステムを体験できる場を作ることを目的としています。

また、我々が日本発のプロジェクトであることが一種のアイデンティティとなっており、これを祝したものを企画したいという思いがありました。Yoki Originsでパートナー各々が準備したオリジナルNFTを集め、Yokiを成長させポイントが貯まっていく体験を楽しんでほしいです。NFTのクレジットカード決済やクレジットカードでのETH購入など、UXを向上させる仕様となっている点にもご注目ください。また、参加プロジェクトは今後さらに発表される予定です。ぜひご期待ください。

2024年の大きなマイルストーンは何ですか?

Astar Networkは、次世代の分散型インターネット「Web3」の社会実装・大衆化を目指すパブリックブロックチェーンであり、日本トップの時価総額とグローバルプレゼンスを有しています。世界を牽引するBinanceやCoinbaseなどに投資され、その革新的なテクノロジーと稀有なエコシステムが高く評価されています。

今後Astar zkEVMを加えた私達のエコシステムは、高いUXと拡張性によりWeb3の大衆化を加速します。そして日本国内外の企業・自治体と事業連携を深め、世界に先駆けた事例創出やゲーム・アニメ等日本のコンテンツのグローバル展開を牽引していきます。

まとめ

Ethereumでは堅牢なセキュリティの元に広大なエコシステムが存在する反面、スケーリングの面で開発者やユーザーにとっての障壁は高いのが現状です。ネイティブのAstar Networkに加えて新たにAstar zkEVMがローンチされることで、クロスチェーンによる高い拡張性がもたらされます。

特にAstarは国内ブランド・IPのweb3進出に注力しており、すでに大手プロジェクトの参画が公開されている点でも高く期待されています。

Astar zkEVMのローンチを記念したYoki Originsは、コンテンツを通じてAstar zkEVMへのオンボードを促進するユーザー向けの企画となっており、ブロックチェーン特有の複雑なUI/UXを解決する施策にも注目です。

関連リンク

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