ブロックチェーンのトリレンマに永遠の別れを「Monad」AMAレポート
boarding bridge

執筆:akii
11月24日のメインネットローンチやエアドロップ、coinbaseでのトークンセールの発表で注目を集める「Monad」のAMAを、boarding bridge(bb)にて開催しました。
今回のAMAでは、Monad FoundationのSungmo氏および、Monad上で開発中のゲームアプリ「LootGo」のCEOであるYuki氏を迎え、新時代のレイヤー1ブロックチェーンであるMonadの強みや魅力について伺いました。
以下はAMAの内容を要約したものです。
AMA概要
日時:2025年11月5日(月)21:00 JST
場所:bb Discord & X Space
Giveaway:100 USDC × 5名
ブロックチェーンのトリレンマに永遠の別れを
「Monad」のAMAを開催✈️⏰ 11月5日(水)21:00
🎁 Giveaway:100 USDC × 5名✅ Like, RT & Follow ↓ @monad & @Monad_APAC & @bb_jpdao
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— boarding bridge (@bb_jpdao) October 29, 2025
スピーカー
・SungMo | APAC Lead at Monad
・yuki | Co-Founder & CEO of LootGo
・AKI | boarding bridge
(敬称略)
質問トピック
自己紹介
こんにちは。Monad FoundationのSungmoと申します。
現在、Monad Foundationにおいてアジア太平洋地域(APAC)の公式コミュニティリードを務めており、アジア地域での最初の採用メンバーでもあります。
私の主な役割は、アジア地域におけるあらゆるサポートを行うことです。具体的には、Monad上での展開を検討している新規プロジェクトのオンボーディング支援から、Monadエコシステムに関心を持つコミュニティやリテール層へのサポートまで、幅広い業務を担当しています。
こんにちは。LootGOのCo-founderを務めておりますYukiと申します。
LootGOは、歩いて遊ぶ宝探しアプリで、ポケモンGOのように実際に歩きながら、ミームコインやホワイトリスト(WL)など、クリプトの報酬を獲得できる点が特徴です。
チームはグローバルに構成されており、カナダやインドのメンバーとともに、約3年間にわたり開発や各種プロジェクト活動を行ってきました。LootGOを立ち上げる以前は、日本航空(JAL)やテレビ東京といった日本企業のWeb3/NFT関連企画の開発支援も手がけてまいりました。
Monadにおける取り組みとしては、昨年11月に開催された「Monad Madness」でファイナリストに選出され、その後はMonad Foundationからのサポートを受けながら、現在も開発を進めています。
Monadとはどのようなプロジェクトなのかを改めてお聞かせください。
Monadは、まもなくメインネットのローンチを控える新しいレイヤー1ブロックチェーンです。
簡単に言えば、「SolanaとEthereumを掛け合わせたようなブロックチェーン」と捉えていただくと分かりやすいでしょう。
Monadは完全なEVM互換性を備えており、Ethereumエコシステム上で稼働している既存のスマートコントラクトを、修正することなくそのままMonad上にデプロイすることが可能です。さらに、非常に高い処理性能を有しており、1秒間に1万件以上のトランザクションを処理できるスピードを実現しています。
- EVM互換
- Ethereum Virtual Machineの略で、Ethereum上で動作するスマートコントラクトをそのまま利用できる互換性を指す。

Monadのメインネットローンチを目前に控え、これまでの主要なハイライトや成果についてお聞かせください。
私たちが進めてきた数ある取り組みの中で、特に印象的だったのは「Monad Madness」です。
Monadは多くの創業者やビルダーを支援していますが、この「Monad Madness」は、すでに優れたプロダクトを持ちながらも、メインネットでの展開を模索している後期段階のビルダーを支援するための取り組みでした。
「Monad Madness」は、資金調達を控えたプロジェクト向けのピッチコンペティションとして開催され、トップ10チームを選出してオフラインステージでの発表を行いました。審査員には著名なベンチャーキャピタル(VC)の投資家を招き、審査を実施しました。
その結果、総額200万ドル(約3億円)以上の賞金を提供することができ、これらのチームは現在、Monad上で順調に開発を進めています。


Monadのゲームアプリ「Loot Go」について、詳しくお聞かせください。
LootGOは、歩きながら遊ぶ宝探しアプリです。ポケモンGOのように歩くことで、ミームコインやホワイトリスト(WL)などのクリプト報酬を獲得することができます。iOSおよびAndroid向けに提供されており、誰でも手軽にダウンロードして利用可能です。
Monadのテストネット上では、70以上のプロジェクトからの報酬を配布しており、$BONKとのキャンペーンでは約800万円相当の$BONKトークンをユーザーに提供しました。
LootGOは、日常の歩行習慣とカジュアルなガチャ体験を組み合わせることで、無料で簡単に始められる体験を提供するとともに、Monadエコシステム内のプロジェクトを知るきっかけとなるアプリとなっています。また、多様な報酬を用意することで単一トークンへの依存を避け、マーケティングプラットフォームとしての収益構造を備えた、持続可能かつ拡張可能な体験を実現しています。今後は決済機能の導入も予定しており、「来店 → 報酬獲得 → 決済」という一連の流れをつなげたロケーションマーケティングの実現を目指しています。
現在はテストネット段階ながら、約1万人のデイリーアクティブユーザー(DAU)を維持しており、30日後の継続率は58%と高い水準を誇ります。

今後のMonadの展開やロードマップについてお聞かせください。
Monadについて
これまでMonadは、テストネット環境であったこともあり、主にWeb3ネイティブのエコシステムプロジェクトやインフラのオンボーディングに注力してきました。しかし、今後メインネットをローンチすることで、より多くの実用的なリアルワールドプロジェクトをオンボードできるようになります。
特に注目すべき分野は、機関投資家や企業向けユースケースです。稼働中のプロダクトを持つ現在、従来型のビジネス企業とも実際に対話できる環境が整ったことが大きな理由です。
LootGOについて
メインネットのローンチに合わせて、「LootGO COMPASS」と呼ばれるGenesis NFTを公開する予定です。
これはLootGOの初期コミュニティメンバーであることを示す証であり、ブースター機能やアーリーアクセス権を備えたGenesis NFTコレクションとなります。今後のプロジェクトの中核を担う重要な要素であり、共に未来を築くための指針となります。
さらに、シーズンイベントやコレクションなど、ゲーム性を高める新機能も順次導入していく予定です。加えて、報酬の利用用途として「決済」や「ステーキング」にも注力し、クリプト初心者でも簡単に始められる“クリプトネオバンク”の実現を目指しています。
- クリプトネオバンク
- 暗号資産を活用した初心者向けの金融サービス。決済・ステーキング・報酬獲得などを一体化して提供するプラットフォーム。

Monad Mainnet Launch Countdown | X
Monadが次世代のレイヤー1として確固たる地位を築くために必要な要素は何だとお考えでしょうか。
実際のところ、Monadが必要とする要素は一つだけではありません。いわゆる「最後のピース」が存在するわけではなく、私たちはまだ、非常に長い旅の始まりに過ぎないと考えています。
SolanaやSuiのような他のブロックチェーンを凌駕するためには、多くの要素が必要となります。しかしながら、特に重要なものとして、二点を挙げることができます。
第一は、初期段階のエコシステムプロジェクトです。私たちは、LootGoのYukiのように長期的な視点を持つ非常に初期段階の創業者を支援しています。そのため、各種アクセラレータープログラムを実施しており、Founder Residencyのような初期創業者支援プログラムも整備しています。
第二は、地域コミュニティの育成です。日本や韓国などの地域コミュニティを育成することで、ローカルネットワークの基盤を強化していくことを目指しています。

最後にひとことお願いします。
メインネットのローンチは、長い旅路の始まりにすぎません。
今後、Monad上で展開されるさまざまなアプリケーションにも、ぜひご注目ください。
また、11月末から12月初旬にかけては、日本の皆さまにも馴染みのある強固なパートナーシップを発表する予定です。どうぞご期待ください。
まとめ
今回のAMAでは、完全EVM互換かつ高速処理を実現する次世代のレイヤー1チェーン「Monad」の強みやエコシステムが語られました。
Monadは、Web3ネイティブプロジェクトのオンボーディングに加え、今後は機関投資家や企業向けユースケースなど、幅広いプロジェクト展開にも注力していく予定です。
さらに、初期創業者支援や地域コミュニティの育成を通じて、持続可能なエコシステムの構築を目指しています。
Monad上で開発されるゲームアプリ「LootGO」は、歩いて遊ぶ宝探しアプリとして、日常の習慣とカジュアルなガチャ体験を融合させ、ユーザーに手軽で楽しい体験を提供しています。今後はGenesis NFT「LootGO COMPASS」の公開や新機能の導入、報酬活用の拡充を通じて、より幅広いユーザー体験と経済圏の拡大を予定しています。
メインネットローンチは、Monadにとって長い旅の始まりに過ぎません。今後登場する新たなアプリや発表されるパートナーシップにも、ぜひご注目ください。
関連リンク
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