LINE Mini Dappで新章突入!世界的人気IPゲーム「キャプテン翼 -RIVALS-」AMAレポート

2025/04/20・

boarding bridge

LINE Mini Dappで新章突入!世界的人気IPゲーム「キャプテン翼 -RIVALS-」AMAレポート

執筆:summerchon

本田圭佑氏のファンドなどから約7億円の資金調達を実現し、LINE Mini Dapp対応という新たな進化を遂げた人気IPゲーム「キャプテン翼 -RIVALS-」のAMAを、CryptoTimes公式コミュニティboarding bridge(bb)にて開催しました。

今回のAMAでは、LINE Mini Dapp版の開発経緯や、直感的に楽しめるゲーム設計、トークン「$JOHN」のユーティリティ、そして今後の展望などについて伺いました。

以下はAMAの内容を要約したものです。

AMA概要

日時:2025年4月3日(木)21:00 JST

場所:bb Discord AMA-Voice X(twitter)

Giveaway:Amazonギフト3,000円 × 10名

スピーカー

國光宏尚 | 株式会社MintTown CEO

keisuku | Officialサポーター

AKI | boarding bridge

(敬称略)

質問トピック

自己紹介

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國光宏尚 | X

クリプトおじさんこと、國光宏尚です。モバイルゲーム会社gumiを創業後、gumiクリプトファンドやフィナンシェの立ち上げなど、Web3業界で活動をしております。本日はMintTown代表として、現在開発する「キャプテン翼 -RIVALS- on LINE」の魅力について語っていこうと思います!よろしくお願いします。

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keisuku | X

キャプテン翼RIVALSでPolygon版の一番初期からOfficialサポーターをやらせて頂いておりますkeisuku(ケイスク)と申します。キャプテン翼のコミュニティとして初期からずっとLINEのオープンチャット管理人もしています。LINE版は現在レガシーで総合ランキング11位です!

ゲーム概要と従来版からLINE Mini Dapp版へと展開された経緯を教えてください。

「キャプテン翼 -RIVALS- on LINE」は、世界的に人気を誇るサッカー漫画「キャプテン翼」の世界観をベースに開発された、シンプルな操作で楽しめるタップ型のゲームです。ユーザーはタップ操作によってゲーム内通貨であるボールを収集し、そのボールを用いてキャラクターを育成・強化しながら、最終的には独自トークン「$JOHN(※1)」のエアドロップ獲得を目指します。

本作は、2024年9月にTelegram(※2)上でリリースされ、わずか3週間でユーザー数300万人を突破し、累計で900万人以上がプレイするなど、大きな反響を呼びました。その後、Kaiaが展開する「LINE Mini Dapp(※3)」の第一弾タイトルとして採択され、2025年1月22日に正式リリースされました。

$JOHN
本ゲームのネイティブトークンで、エアドロップやNFT機能との連携を通じて獲得・利用が可能
Telegram
暗号資産・Web3分野で広く使用されているメッセージングアプリ
LINE Mini Dapp
LINE内で動作するミニアプリ型のWeb3サービスプラットフォーム

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キャプテン翼-RIVALS- Mini App | gitbook

ゲームの基本的な遊び方について教えてください。

タップ操作によってボールを集めて、それを使用してカード(キャラクター)を育成・強化していくゲームです。カードを育成することで、時間の経過とともに自動的にボールが蓄積され、より効率的にゲームを進行させることができます。

また、特定のカードを育成することでデイリーコンボが発動し、大量のボールを獲得できる仕組みや、ミッションの達成で報酬を得られる要素も用意。ゲーム序盤は、こうした要素を目標にプレイすることで、自然とシステムに慣れていくことができます。

さらに、本作には無料プレイに加え、有料プレイとしてNFT(※1)ガチャ機能を導入。このモードでは、魅力的なキャラクターNFTを獲得でき、そのレアリティ(希少性)に応じて独自ポイント「$aJOHN(※2)」を入手できます。これにより、無料プレイよりも多くのエアドロップを獲得したいユーザーに対し、より魅力的な体験を提供しています。

NFTガチャは2025年3月20日に実装され、LINE Mini Dapp史上においてデイリー売上1位を達成したほか、Kaia Mini Dapp Growth Competition(※3)では総合スコア1位、売上ランク「マスター」に到達するなど、非常に高い評価を得ています。

なお、Telegram版とLINE Mini Dapp版に大きなゲーム内容の違いはなく、いずれのプラットフォームでも同様の体験が可能です。ユーザーにとって使いやすい環境でプレイをお楽しみいただければと思います。

NFT(Non-Fungible Token)
ブロックチェーン上で発行される代替不可能なデジタル資産。所有権が記録されており、ゲーム内アイテムなどに活用されている
$aJOHN
NFTガチャなどを通じて獲得できるポイントで、$JOHNトークンに関連する報酬体系と連動する
Kaia Mini Dapp Growth Competition
Kaiaが主催する、LINE Mini Dapp上のアプリの成長・成果を評価するコンペティション

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キャプテン翼-RIVALS- Mini App | gitbook

$JOHNの特徴、獲得方法、およびユーティリティを教えてください。

ネイティブトークンの「$JOHN」は、総発行枚数が10億枚に設定された独自の暗号資産です。トークンのユーティリティ(※1)は、今後のゲーム開発の進捗に応じて段階的に拡張される予定で、PvE(※2)やPvP(※3)といった新たなゲームモードの追加が検討されています。

また、「$JOHN」を保有すると、本作を提供するMintTown(※4)が今後リリースを予定している他タイトルにおけるエアドロップを受け取る際、有利に働く仕組みが導入される予定です。こうした設計により、トークンの価格維持や上昇を促進し、保有者に対して長期的な価値を提供することを目指しています。

「$JOHN」の主な獲得方法は以下の2種類に分かれています。

  1. ノーマルプールからの獲得

ゲーム内でのキャラクター育成の進行状況に応じてエアドロップが発生。日々ログインし、継続的にプレイすることで、より多くの報酬を獲得することが可能

  1. アドバンスプールからの獲得

NFTガチャを通じて得られるポイント「$aJOHN」、ミッション達成、ランク到達などの条件に応じて追加で「$aJOHN」を獲得。これらのポイントが後に「$JOHN」のエアドロップに結びつく仕組み

なお、「$JOHN」のさらなるユーティリティは、今後のアップデートにあわせて段階的に公開される予定です。続報にご注目ください。

ユーティリティ(Utility)
トークンの実用性や使用目的。ゲーム内外での使い道などを指す
PvE(Player vs Environment)
プレイヤーがコンピューター(環境)と戦うゲームモード
PvP(Player vs Player)
プレイヤー同士が対戦するゲームモード
MintTown
「キャプテン翼 -RIVALS-」などを開発・提供するWeb3ゲームスタジオ

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キャプテン翼-RIVALS- Mini App | gitbook

主要な投資家(VC・事業会社等)や提携パートナーについて教えてください。

サッカー元日本代表・本田圭佑氏が率いるファンドなどから、約7億円にのぼる資金調達を実施しました。

この資金調達の主な目的は、同作を含むMini Dappsシリーズのマーケティング活動を強化し、ネイティブトークン「$JOHN」を軸とした戦略的施策を推進することにあります。具体的には、コミュニティの拡大、エコシステムの活性化、そして最短での暗号資産取引所への上場(リスティング)を目指すとともに、トークンの流動性向上を図ることが挙げられます。

さらに、資金調達にとどまらず、業界内で高い影響力を持つ企業との戦略的提携も進んでいます。中でもOKX VenturesやAnimoca BrandsといったWeb3系投資ファンドとの連携が発表されており、今後のグローバル展開に向けた強固な基盤を築いています。

OKX Ventures
大手暗号資産取引所OKXが展開するベンチャー投資部門で、Web3・ブロックチェーン関連プロジェクトへの出資を行っている
Animoca Brands
香港拠点の大手Web3企業。NFTゲームやメタバース関連事業に強みを持ち、「The Sandbox」などの人気プロジェクトを手がけている

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キャプテン翼-RIVALS- Mini App | gitbook

今後のアップデートやグローバル展開の展望について教えてください。

今後のアップデートに関する詳細については、随時発表を予定しておりますが、現時点ではNFTを活用した新たなゲームモードや、PvEおよびPvPモードの強化が検討されています。これにより、ユーザーがより多様なプレイスタイルでゲームを楽しめるようになることが期待されます。

また、ゲーム体験の継続性を高めるためには、エアドロップのようなインセンティブ型の報酬に頼るだけでなく、「ゲーム自体を楽しみたい」という動機づけが重要であると考えています。そのため、ユーザーが自身の意思でトークンを購入・消費したくなるような魅力的な設計を重視しています。

特に、NFTガチャで獲得したNFTを用いた新モードの追加を通じて、いわゆる「Play to Earn(稼ぐために遊ぶ)」から一歩進んだ「Play to Fun(楽しむために遊ぶ)」の世界観を実現することを目指しており、ゲーム性そのものの魅力を軸とした継続的なプレイ促進戦略が展開されていく予定です。

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キャプテン翼-RIVALS- Mini App | X

ゲーム本番は既存のPolygon Oasys版から進化しますか?

現時点では段階的な展開を予定しており、1日ごとにさまざまな形式のモードを組み合わせながら、最終的には既存のPolygon Oasys版から進化した形へとつなげていく方針です。

今回調達した資金は主にどのような用途に利用されますか?

今回の資金調達は、まず「キャプテン翼 -RIVALS- on LINE」の成長をさらに加速させるためのマーケティング強化や、既存ユーザー基盤の拡大を主な目的としています。

加えて、現在すでに動き始めている複数のプロジェクトの一環として、新たに獲得した日本発の著名IP(知的財産)を活用したゲーム開発にも活用されており、ゲームタイトル全体としてのラインアップや品質の向上にも寄与する見込みです。

今後、$JOHN以外のトークンも発行される予定はありますか?

「キャプテン翼 -RIVALS- on LINE」のネイティブトークンは「$JOHN」ですが、今後新たにリリースされるゲームタイトルごとに、それぞれ専用の新しいトークンが発行される予定です。

また、「$JOHN」を保有・ステーキングすることで、これら新作ゲームのトークンを優先的に受け取れる仕組みの導入も検討されています。単一のゲームに閉じないトークンエコシステムを構築することで、保有者に対して長期的なメリットを提供していく方針です。

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キャプテン翼-RIVALS- Mini App | X

ボールは毎日使い切ってキャラクター育成に活用した方が良いでしょうか?

序盤はボールを惜しまず使い切り、レベル上げと「デイリーコンボ」の達成を優先するのが効果的です。特に更新直前の朝9時前は使用を控え、次回に備えるのが理想的です。一方で、ある程度進行した後は、効率の良いカードに絞って使うなど、運用方針を見直すことも重要です。

エアドロップはいつ行われますか?

エアドロップの実施時期については、マーケットの状況や関係各所との調整も踏まえたうえで、最適なタイミングと最善の形で実施される予定です。具体的な日程は未定ですが、可能な限り早期の提供を目指し、全力で準備が進められています。

チート行為や不正行為に対する対策はどのように行われていますか?

チート行為や不正行為に関しては、さまざまなケースを想定したうえで、厳正な姿勢で対策が講じられています。現在も対策の強化が進められており、公平なゲーム環境の維持に向けた取り組みが継続的に行われています。

マッチング待ちの時間を短縮するための工夫はありますか?

過去の「キャプテン翼 -RIVALS」では、マッチング待機時間が課題となっていた側面がありましたが、今回のLINEおよびTelegram版では、これまでと比較してユーザーベースが大幅に拡大しているため、同様の問題は一定程度解消されると期待されています。

メッセンジャーアプリ側がWeb3系サービスを規制する可能性は?

現時点では、メッセンジャーアプリ側によってWeb3サービスが明確に禁止される可能性は低いと考えます。AppleやGoogleに対する独占禁止法の適用強化により、ウェブ課金の完全な制限が難しくなっている流れもあり、同様の状況が他のプラットフォームにも影響していると見ています。とはいえ、利用者導線や導入方法においては一定の工夫が必要であり、今後も柔軟に対応していく方針です。

まとめ

今回のAMAでは、「キャプテン翼 -RIVALS- on LINE」のゲーム概要や、LINE Mini Dapp版としての再始動に至る経緯、独自トークン「$JOHN」のユーティリティや獲得方法、さらには資金調達と今後のグローバル展開戦略について詳細が共有されました。

「キャプテン翼 -RIVALS-」は世界的人気IPを活用したシンプルかつ直感的なゲーム体験を提供しながらNFTやトークンエコノミーとの融合を通じて、「Play to Fun」という新たな価値観を実現しようとしています。また、成長するLINE Mini Dappエコシステムの中で、デイリー売上やランキングにおいても高い実績を示しており、その存在感を着実に高めています。

さらに、「$JOHN」のステーキングにより今後リリース予定の新作タイトルとも連動するエコシステム構築や、不正対策、UIUXの最適化など、多角的な観点からの改善が進行中です。

今後、Web3時代のIPゲームがどのように進化し、グローバル市場においてどのような成功モデルを築いていくのか――。その先陣を切る存在として今後の展開に引き続き注目です。

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