オランダのプロサッカーチームが暗号資産取引プラットフォームとパートナーシップを締結
Crypto Times 編集部
オランダのプロサッカーチームである「AZアルクマール(Alkmaar Zaanstreek)」と、オランダの暗号資産取引プラットフォーム「Bitcoin Meester」が、パートナーシップを締結したことを発表しました。
✍️ 𝑬𝒙𝒄𝒍𝒖𝒔𝒊𝒗𝒆 𝒑𝒂𝒓𝒕𝒏𝒆𝒓𝒔𝒉𝒊𝒑
💬 "Bitcoin Meester kan nieuwe gebruikers op verantwoorde wijze wegwijs maken."#AZ @bitcoin_meester #Crypto #Bitcoin
— AZ (@AZAlkmaar) July 1, 2021
Bitcoin Meesterはオランダ中央銀行(De Nederlandsche Bank)に登録された暗号プロバイダであり、様々な暗号資産の売買・保管を行うことができる、暗号資産取引プラットフォームです。
本パートナーシップは、サッカー業界への暗号資産マーケティングと、Bitcoin Meesterの新規ユーザーの獲得を目的とし、2024年半ばまでの契約となっています。
AZアルクマールとBitcoin Meesterは、共にBitcoinの将来に自身を持っている、と述べており、スポンサーシップ料の一部が暗号資産で支払われるとのことです。さらに、AZアルクマールはパートナーシップの間、支払われた暗号資産をバランスシートに残すとしています。このような形で、暗号資産を所有することは、オランダのサッカークラブでは初めてとのことです。
Bitcoin MeesterのCEOであるMitchell Zandwijkenは以下のように述べています。
「Bitcoin Meesterはここ数年で驚異的な成長を遂げましたが、その成長はまだ終わっていません。スポーツ、特にサッカーは、当社にとって最も重要な戦略的市場の1つであり、そこで拡大しているファンを取り込むための新しい機会を常に探しています。AZとのパートナーシップは、この野望に合致するものです。AZのサポーターをはじめとするオランダの人々に、魅力的な方法で暗号やBitcoin Meesterを紹介したいと考えています。」
また、AZアルクマールのCMディレクターであるMichael Kosterは、次のように述べています。
「暗号資産市場は近年、ユーザー数が急激に増加しており、活況を呈しています。このことは魅力的ですが、特に新しい市場では、いくつかのガイダンスが重要です。誰もがすでに暗号資産に精通しているわけではありませんが、Bitcoin Meesterは責任を持って新しいユーザーをこの世界に導くことができます。」
今回の提携では、AZアルクマール側が暗号資産にポジティブなことが特徴であると言えます。本提携を通して、これまで暗号資産に興味・関心がない層へのマーケティングが活発となり、ますます暗号資産業界が盛り上がることが予想できます。
先日もNBAチーム「マイアミ・ヒート」とFTXとの提携があったように、今後も特定のスポーツクラブと暗号資産取引所の提携が増加する可能性がありそうです。
NBAチーム「マイアミ・ヒート」の本拠地が「FTX Arena」に名称変更
試合のチケット・グッズ等がNFTとして販売されるようなことになれば、スポーツ業界に新たな市場が産まれる可能性があり、引き続き、今後の動向が非常に気になります。
サッカーチームと暗号資産関連はSorareでのNFT発行やユヴェントスやバルセロナのクラブトークンの例もあるので、AZアルクマールに暗号資産が馴染んでいくのは時間の問題ではないかと思われます。今後、チケット等の決済も暗号通貨が利用できるようになると、さらに広がりを見せるかもしれません。
記事ソース:AZ News
画像:shutterstock