Binance、Bitrueハッキングを受け新たな詐欺防止システムの導入へ
Crypto Times 編集部
BinanceのCEOを務めるCZことChanpeng Zhao氏は、今月27日に報じられた仮想通貨取引所Bitrueのハッキング事件を受け、新たな詐欺防止対策を講じると発表しました。
.@binance will actively block any stolen funds coming our way.
The key is fast reporting (victim) and real-time blocking (exchanges). To this end, we developed an anti-fraud system just for this. Will make it available to all real soon, free of charge. #SAFU https://t.co/tDsXuv0J3q
— CZ 🔶 BNB (@cz_binance) June 27, 2019
Bitrueは27日にハッキング被害を受け、ユーザーログインや取引を一時的に停止しました。ハッキング被害を受けたのは90名のユーザーの資産で、被害総額は500万ドル(約5億3,950万円)にものぼりました。
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Bitrueは事件発生直後に流出した資金が送金された各取引所と連携を取り、関連する口座および資産を凍結しています。
CZ氏はこの件に対して積極的に対策を講じていくと発表しました。
「Binanceは不正に送金されてきた資金の全てをブロックしていく。重要なのは迅速な報告とリアルタイムブロッキング。我々はこれに関して対詐欺システムを開発した。このシステムはすぐに利用可能になる予定で、利用料はかかりません。」
同氏はこのシステムの説明として以下の3点をあげています。
- 小規模な取引所がBinanceのビッグデータを活用することにより、業界全体の安全性が向上する
- 被害者は透明性向上のため、ハッキング被害をできるだけ早く報告する必要がある
- 分散型でありつつも、団結している
Binanceは自社自体も今年5月にハッキング被害に遭い、セキュリティ強化に力を注いでいるようです。
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記事ソース: Twitter