BitMEX(ビットメックス)のFundingRate(資金調達率)とは?仕組みや計算方法を徹底解説
   公開日 : 2020/02/03

BitMEX(ビットメックス)のFundingRate(資金調達率)とは?仕組みや計算方法を徹底解説

さっちゃんCRYPTO TIMES公式ライター

2017/12のピーク時から仮想通貨に触り始めました。こちらでは通貨・プロジェクトについてまとめた記事を書くことが多いです。クリプト外ではWebまわりの集客、広告に携わっていたりします。

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  • BitMEX(ビットメックス)の資金調達率とは?
  • どう計算するの?
  • 資金調達率をどう利用するといい?

BitMEXでビットコインやイーサリアムのレバレッジ取引をしたいけど、資金調達率について理解できているか不安、よくわからないという方もいるかもしれません。

そこでこちらのページでは、BitMEXでの資金調達率の基本情報や、活用法、注意点などをまとめてご紹介します。

これさえ読んでおけば、BitMEXの資金調達率について理解できて、安心して取引できるようになります!

BitMEX(ビットメックス)での資金調達率の確認方法と、基本情報を徹底解説!

BitMEX

まずは、BitMEXでの資金調達率についての、基本情報や確認方法について解説していきます。

BitMEXの資金調達率は、一見難しいないように見えてしまうかもしれません。

ですが、実際はそんなことはありません。一つ一つ詳しく解説していきますので、一緒に確認していきましょう。

BitMEXでの資金調達率の情報一覧

資金調達率は、ユーザー同士で支払いあうための機能

BitMEXの資金調達率は、BitMEXの価格とインデックス価格(現物価格)の価格差を解消するために設定された機能です。

そのため、資金調達率によって発生する手数料は、BitMEXが徴収するのではなく、ユーザー同士で支払いあいます。

インデックス価格とは
インデックス価格は、主要な仮想通貨取引所の価格を参考にした、仮想通貨の参考価格です。

「契約の詳細」から資金調達率を確認できる

BitMEX 資金調達率

BitMEXでの資金調達率は、発注画面下にある、「契約の詳細」というところから確認できます。

「契約の詳細」の下に、資金調達率という項目があり、その右側に資金調達率と、いつそれが発生するかの時間が表示されています。

例えば上の画像だと、25分後に0.0322%の資金調達率が発生する、という感じです。

資金調達率は-0.375〜0.375%の間で変動する
資金調達率は、価格の推移や、ポジションの量によって変化しますが、最大-0.375〜0.375%の間で変動します。

「資金調達率 × 保有ポジション」で資金調達手数料を計算する

BitMEXの「契約の詳細」画面では、実際の支払い資金調達手数料額は表示されていないため、確認したい場合は自分で計算する必要があります。

計算方法は簡単で、資金調達率に保有しているポジションをかけるだけで手数料が分かります。

例えば、0.375%の最大資金調達率で、100万円のポジションを保有していた場合、資金調達手数料は3,750円になります。

これが8時間ごとに発生することを考えると、バカにはできませんね。

8時間ごとに資金調達率(資金調達手数料)が発生する

BitMEXでは、1日に3回資金調達率が発生します。

タイミングは、日本時間で5時・13時・21時で、それぞれの時間に到達した際に手数料が徴収されます。

逆にいれば、この時間にポジションを保有していなければ、資金調達率の影響は受けません。

資金調達率は、タイミングによって手数料を受け取れることがある

ロングの資金調達率ショートの資金調達率
イーサリアム(ETH)0.1079%-0.1079%
ビットコイン(BTC)0.0239%-0.0239%
※2020/1/17時点

BitMEXの資金調達率は、ビットコインとイーサリアムで多少異なりますが、どちらもマイナスからプラスまで%が変動します。

資金調達率がプラスの場合は、ロングポジションを保有する人が、ショートポジションを保有する人に手数料を支払います。

逆に資金調達率がマイナスの場合は、ショートポジションを保有する人が、ロングポジションを保有する人に手数料を支払います。

そのため、上手くタイミングを見てポジションを保有すれば、資金調達率分の手数料を受け取れる可能性があるということになります。

ロング・ショートポジションとは
ロングとは、仮想通貨を買い注文することで、売りまでの差益を狙うポジションです。逆にショートは、仮想通貨を売り注文することで、再度買いつけるまでの差益を狙うポジションです。

資金調達率で利益が出る??BitMEX(ビットメックス)の資金調達率を活用する方法を解説!

では、BitMEXの資金調達率を、取引の場面で効果的に使うには、どのようにすれば良いのでしょうか?

ここでは、BitMEXの資金調達率を活用する前提で、効果的に注文を出すタイミングや手法について解説していきます。

BitMEXでの資金調達率の活用法一覧

資金調達率が発生するタイミングで注文を出す

資金調達率プラス資金調達率マイナス
ロング手数料を支払う手数料を受け取れる
ショート手数料を受け取れる手数料を支払う

先ほど、タイミングによっては資金調達率の手数料を受け取れることを説明しましたが、資金調達率が発生する直前に注文を出せば、手数料分を受け取れます。

上の表のように、資金調達率がマイナスの時はロングポッジション、プラスの時はショートポジションを保有する。という取引手法をすれば、お得に利用できますね。

もちろん、価格の変動が一番重要ですが、手数料を受け取れる機会損失を回避することができるという点で有効です。

資金調達率は、最低でも±0.1%以上あるときにしよう
資金調達率の手数料を受け取りたい場合、最低でも±0.1%以上ないと、直前で資金調達率が逆転する可能性があり危険です。慎重に取引をしたい方は、もっとシビアに±0.2%以上にしてもよいでしょう。

トレンドに乗るなら資金調達率発生前に、逆らうなら後に注文する

BitMEXの資金調達率が大きく傾いていた場合、手数料の収益を狙った注文が多く入ることが想定されます。

トレンドの方向性が定まっている場合は、資金調達率が発生する前に注文を入れるとよいでしょう。

逆に、多くの人が手数料狙いでポジションを持つことを想定し、トレンドが逆になることを狙った注文をするのであれば、資金調達率が発生した直後に注文を入れるとよいでしょう。

できるだけ指値注文で取引する

指値(メイカー)成行(テイカー)
ETH-0.025%0.075%
BTC-0.025%0.075%

BitMEXでは、資金調達率以外に指値注文でも手数料を受け取れます。

資金調達率が受け取れるタイミングで、指値注文が通れば、手数料収益に加えて、0.025%の手数料分をもらえます。

なかなか注文が通らない場合は成行注文するしかないですが、基本的には指値注文を選択するようにしましょう。

BitMEX(ビットメックス)での資金調達率の注意点を3つご紹介!

ここまで、BitMEXの基本情報や、効果的な活用法について解説してきましたが、もちろん注意するべき点もあります。

ここでは、BitMEXの資金調達率について注意する点を3つ紹介します。

予測できた損失を抱えてしまわないように、注意点について理解しておきましょう。
BitMEXの手数料一覧

BitMEXでの資金調達率の注意点一覧

トレンドに逆行するなら決済のタイミングを素早く

BitMEXの資金調達率が、0.2%以上といった場面では、多くのユーザーが資金調達手数料を受け取るためにショートポジションを取ることが想定されます。

現在のトレンドがある程度定まっている場合、このようなポジションは一時的な価格下げに止まり、資金調達率が発生した後に、大きく価格が上昇してしまう可能性があります。

そのため、トレンドに逆行するような形でポジションを持っていた場合は、素早くポジションを解消するようにしましょう。

大口ユーザーの大量買い(売り)で、ポジションを狩られないように注意!

資金調達率は、上手く活用できれば手数料を受け取れますが、それを狙ったリスクもあるので注意が必要です。

例えば、資金調達率が最大の0.375%だったと仮定します。そうなると、資金調達率の手数料を受け取るために多くの人がショートポジションを取ろうとしてくることが想定されます。

それを狙った大口のユーザーが、大量のロングポジションを出す可能性があります。こうなってしまうと、ショートポジションを持っていた人たちが、強制的なロスカットの被害にあってしまう可能性高まります。

このようなリスクがあることを念頭に、レバレッジの倍数を下げたり、証拠金を調整するなどの対策をしておきましょう。

レバレッジに応じて資金調達手数料も変化する

資金調達手数料は、元本の仮想通貨ではなく、レバレッジの倍数に応じて変化します。

例えば1万円を証拠金に100万円のレバレッジ取引をする場合、資金調達率は100万円の方に掛かるため、大きな負担に。

このように、資金調達手数料は、レバレッジを掛ければ掛けるほど上がっていくの注意しましょう。

まとめ

BitMEXでの資金調達率について、基本的な情報から、活用方法、注意点までを解説していきました。

資金調達率というと分かりづらいかも知れませんが、内容はユーザーのために設けられた機能で、上手く使えば有利に活用できることがわかったと思います。

資金調達率についてよく理解して、さらに使いこなせるようにしていきたいですね。

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