ブロックチェーンは銀行を殺すのか?有識者の見解まとめ
Crypto Times 編集部
こんにちは、kaz(@kazukino11111)です。
少し前に書かれたこちらの「Will blockchain kill banks? Or financial sector can use this technology to improve its efficiency?(ブロックチェーンは銀行を殺すのか?もしくは金融機関はそれを効率化に繋げられるか?)」という記事なのですが、気になる内容が書かれていたので、この機会にみなさんにシェアしたいと思います。
この記事ではブロックチェーンと銀行の未来について数々の有識者の意見がまとめられています。
有識者たちのブロックチェーンと銀行に対する見解
James Song(Exsulcoin 共同設立者兼CEO)
(ブロックチェーンが銀行を殺すのは)可能である。
金融業界はいつの時代も規制当局と共にある。それは誰も不注意でテロや人身売買を間接的に支援したくないからだ。だから法が存在し、そうならないように守ってくれている。ブロックチェーンが銀行を殺すのは可能性としてありえる。私たちは実際にそれに挑戦してきた。ATMの台頭で銀行窓口から人が消えると思われたが、現在は今までよりも多くなっている。これを理解した時に銀行は消えるだろう。
Mihail Lala(WAWLLET Enterprises Limited 設立者)
銀行を殺すのではなく助ける。
ブロックチェーンテクノロジーは銀行を殺すのではなく助けることになる。銀行というものは信頼性があり、強固な存在だ。そのため、政府とも協力することができる。銀行は単なる仲介者以上の存在であり、それらが消えるとは考えにくい。銀行は数十年前に設計され、現在のテクノロジーに置いてけぼりにされていることは事実だが、市場がそれを求めれば彼らは素早く順応する。
Chris Keshian(Apex Token Fund 共同設立者)
近い将来ではない。
金融業界から仲介者が消えるということは起こりうるがそれは近い将来ではない。
Moshe Joshua(Blackmoon Crypto CPO)
No
仮想通貨が実用性を探求し続け、相対的な価値しか持たない限りは銀行は認可された法定通貨へのゲートウェイとして存在するだろう。商品を機能的に購入する方法がない限りは仮想通貨は単なる別の支払い方法の一つにすぎない。
Grant Blaisdell(Coinfirm 共同設立者兼マーケティングチーフ)
殺さない。統合する可能性の方が高い。
ブロックチェーンは銀行を殺さない。銀行は統合もしくは、適応するだろう。ブロックチェーンはシステムに革命を起こして多くの仲介者を排除するかもしれないが、だからといって社会が人間による信頼できるセグメントを必要としなくなるというわけではない。この業界は銀行や金融機関が親密かつ人間的な信頼を持ってこそ社会に認められている。この場合、暗号通貨のヘッジファンドなどは必要なくなる。
Nick Martyniuk(WePower 共同設立者兼CEO)
殺さない。ブロックチェーンは新しい機会を与えるだろう。
私は革新を破壊的な力だと考えるのが嫌いなので、銀行が殺されるとは思わない。私はブロックチェー ンはインターネットのように新しいビジネスの機会を提供し、新たな収益モデルが出現するだろう。 これらの波に乗ることができる銀行はさらにその存在を強固なものにし、自身に新たな付加価値を付け加えることができるだろう。革新は新たな機会であり、破壊ではない。
Vadim Onishchenko(Selfllery CEO)
それは可能だ
銀行は政治や立法などのプラットフォームを使って利益を上げてきていた為、多くの金融機関がブロックチェーンを嫌っている。そして彼らは大きな壁にぶつかるだろう。
まとめ
みなさんの意見と有識者の意見は同じでしたでしょうか?もちろん人数が人数なので賛成派と反対派に別れていますが、どの意見に関してもそれなりの根拠があるので納得できそうなものが多いのではないでしょうか。
しかし、金融機関や銀行が抱える問題もブロックチェーンが解決するという構図はすでに出来上がりつつあり、これに対して銀行がどう動くかによって未来は変わってくるでしょう。