スイスで初めて不動産がトークナイズドアセット(TA)として取引される
2019/03/08・
Yuya
ニュース
ブロックチェーン技術の普及を積極的に促進しているスイスで、デジタル化された不動産物件がトークナイズドアセット(TA)としてブロックチェーン上で取引されました。
物件のトークン化に乗り出したのはブロックチェーン上での不動産市場を展開するスイス企業「Blockimmo」で、今回の取引はスイス国内でも初めてのトークナイズドアセット取引であるといいます。
今回取引されたERCベースのアセットバックトトークンは、スイス・ツーク州のバールに所在する物件の20%を占めるもので、取引ボリュームは3億3千万円相当を記録したと報告されています。
また、トークンの購入にはスイスの法定通貨・フランと1:1で連動するステーブルコイン「クリプトフラン(XCHF)」が仲介通貨として活用されたといいます。
アセットバックトトークン、またはトークナイズドアセットとは、株式や債権、不動産、コモディティ、法定通貨などといった既存の資産の価値や所有権をブロックチェーン上で表したものです。
この技術がもたらしうるメリットには、既存市場の24時間営業化、国・地域間の市場障壁排除、資産所有権の細分化、スマートコントラクトの活用による仲介業者の排除などが挙げられ、近年様々な方面から大きな注目を集め始めています。
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記事ソース: “Hello World” from the Crypto Valley: first real estate transaction on blockchain