ブロックチェーン技術の普及を積極的に促進しているスイスで、デジタル化された不動産物件がトークナイズドアセット(TA)としてブロックチェーン上で取引されました。
物件のトークン化に乗り出したのはブロックチェーン上での不動産市場を展開するスイス企業「Blockimmo」で、今回の取引はスイス国内でも初めてのトークナイズドアセット取引であるといいます。
今回取引されたERCベースのアセットバックトトークンは、スイス・ツーク州のバールに所在する物件の20%を占めるもので、取引ボリュームは3億3千万円相当を記録したと報告されています。
また、トークンの購入にはスイスの法定通貨・フランと1:1で連動するステーブルコイン「クリプトフラン(XCHF)」が仲介通貨として活用されたといいます。
アセットバックトトークン、またはトークナイズドアセットとは、株式や債権、不動産、コモディティ、法定通貨などといった既存の資産の価値や所有権をブロックチェーン上で表したものです。
この技術がもたらしうるメリットには、既存市場の24時間営業化、国・地域間の市場障壁排除、資産所有権の細分化、スマートコントラクトの活用による仲介業者の排除などが挙げられ、近年様々な方面から大きな注目を集め始めています。
スイス証券取引所でEther($ETH)の上場投資商品(ETP)が取り扱い開始される
記事ソース: “Hello World” from the Crypto Valley: first real estate transaction on blockchain
関連記事 同じライターから
同カテゴリの人気記事
- ニュース2019/04/15
りそな銀行がSBI×Ripple(リップル)の「マネータップ」との連携中止を発表
Yuya
りそな銀行がSBI×Ripple(リップル)の「マ…
- ニュース2020/03/12
Coincheckが $QTUM (クアンタム)の取り扱いを開始
T.S
Coincheckが $QTUM (クアンタム)の取り扱…
- ニュース2021/02/20
IOST保持者に向けたDonnieトークン / $DON のエアドロップ詳細が判明
Suzuki
IOST保持者に向けたDonnieトークン / $DON…
- ニュース2019/03/16
SamsungのGalaxy S10に搭載される仮想通貨ウォレットの詳細が公開される
kaz
SamsungのGalaxy S10に搭載される仮想通貨…
- ニュース2019/03/09
Ripple(リップル)がサンフランシスコの低所得者支援団体に100万ドルの支援を発表
NT
Ripple(リップル)がサンフランシスコの低…