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2023/01/03【安全対策】Phantom Wallet(ファントム ウォレット) のリボークの概要とやり方を解説
Phantom Wallet(ファントム ウォレット)では、接続を行ったサイトへの承認をリボーク(取り消す)できます。 サイトへの承認をリボークすることで、潜在的な詐欺やトラブルのリスクを回避することが可能です。 そのため、Phantomを利用している方は、利用方法や必要な背景をしっかりと押さえておきましょう。 本記事では、そんなPhantomのリボークの概要・やり方・必要な背景などについて解説しています。 Phantomとリボーク(Revoke)の概要 Phantomは、Solanaのトークンを管理できるウォレットです。 Phantomで、何らかのサイトに接続すると、承認の画面が出てくることに気付くはずです。 上記の過程を通して、さまざまな承認をサイトに対して行うことになります。 例えば、Raydiumに接続してみると、以下のような項目に対して、承認を行うことになります。 ウォレットの残高とアクティビティの表示 トランザクションの承認に対するリクエスト 上記のような承認は、ウォレットを用いたさまざまなアクションに必要になり、一般的な手順です。 その一方で、接続先が悪意を持ったサイト・アプリであった場合は、ウォレットがリスクに晒される可能性があると言えます。 Phantomでは上記のようなリスクに備えて、サイト・アプリを接続後に削除(リボーク/Revoke)することが可能であり、ウォレットを安全に保つ上で重要なアクションになっています。 Phantomでリボークを行う方法 前述したような背景から、怪しいサイトに接続してしまった場合などは、積極的・迅速にリボークする必要があります。 Phantomで、接続の承認を与えたサイト(Trusted Apps)をリボークする手順は以下のとおりです。 左上のアイコンへ 「Trusted Apps(信頼済みアプリ)」へ 任意のサイト、アプリの項目から「Revoke(取り消し)」へ Solanaエコシステムを頻繁に利用しており、Phantomの利用頻度が高い方は定期的にリボークしていきましょう。 また、仮にリボークを行ったとしても、再度利用したいときに接続しなおすことで、同じ状態に戻すこともできます。 Phantomでリボークが必要な理由 これから、Phantomでリボークが必要な理由とその意味についてもう少し詳しく解説していきます。 Phantomとリボークについて理解を深めていきましょう。 リスク管理のために必要 Phantomの公式FAQでは、信頼し接続したサイト・アプリのリボークについて、以下のような旨の文言が確認できます。 「秘密鍵、リカバリーフレーズを渡していないかぎり、アクセス許可が取り消された後は安全」 悪意や脆弱性のあるサイト・アプリに接続した場合、リボークをすぐに行うことで、リボーク後は安全であるとしています。(左記はあくまでPhantomの見解です) 上記のような背景を考慮すると、何らかのトラブルに遭遇した場合はすぐにリボークを行うことで、何も行わずそのままの状態でいるよりも被害を食い止められる可能性があります。 ハッキング・トラブル・詐欺といった現象が起こりがちな昨今の現状を加味すると、どのようなサービス・プロダクトであっても普段からこまめにリボークしておくのが最も安全性が高い方法と言えるかもしれません。 実際にリボークが推奨された事例 過去に、Solanaエコシステムで大規模なハッキング(Solana系のウォレットから資金が流出)が発生したことがありました。 この際に、複数の著名なSolana系のサービス・機関から、信頼されたアプリのリボークを推奨する発信が確認できました。 https://twitter.com/MagicEden/status/1554620084831674370?s=20&t=kz_oims8zBmYjVRLUUaFXw 最終的に、リボークは直接的には関係がない(秘密鍵情報が流出した)ものであると判明したものの、リボークが推奨された状況を考慮すると、何かあったときにまず取り組みたい対策であると言えるでしょう。 ガス代は掛かりませんし、リボーク後も再度接続が可能であることを考慮すると、コストパフォーマンスの高い対策です。 リボークが全てを解決する訳ではない 信頼されたサイト・アプリに対するリボークは、気軽に行えて効果の高いセキュリティ対策ですが、全てを解決する訳ではありません。 例えば、既に実行されたものを取り消す、削除するといったことはできません。 そのため「トークンが何らかの形で盗まれてしまった」といった場合に、リボークを用いて今後の被害を食い止められる可能性はありますが、一度盗まれてしまったトークンを取り返すことは困難です。 また、秘密鍵、シードフレーズ・リカバリーフレーズを流出するといったトラブルの場合は、サイトに対するリボークを行ったとしても解決しません。 上記のようなケースでは、新たにウォレットを作成し、新たなウォレットにトークンを転送するといった対応が必要になります。 Phantomでリボークを行う基準・目安 これまでPhantomのリボークについて解説しましたが、リボークを行う基準・目安について解説していきます。 以下のようなケースは、リボークを行うのがおすすめです。 URLがおかしいサイト コミュニティが存在しない、アクティブではないプロダクト 知名度が低く、危険性・詐欺などの可能性が判定できないようなプロダクト 直近でハッキングなどのトラブルがあったプロダクト 長期間利用していないプロダクト NFTのミントやドロップ目的など使用頻度が高くないサイト そもそも、信頼性の低いサイトやアプリには接続しない方がベターです。 まとめ この記事では、Phantomのリボークについて解説しました。 Phantomのリボークは、ガス代なども掛からず、気軽に行うことができます。 まだ、利用したことがないという方は、積極的にPhantomのリボークを行っていきましょう。 【安全対策】メタマスク Revoke(リボーク)の概要と方法
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2022/11/29メタマスク(MetaMask)の「Portfolio(ポートフォリオ) Dapp」とは?機能や使い方を解説
メタマスク (MetaMask) の新機能「Portfolio (ポートフォリオ) Dapp」のベータ版リリースが発表されました。 Portfolio Dappを活用することで、複数のアカウントやネットワークをまたぐ保有資産をワンストップで一覧表示することができるようになります。 そんなメタマスクの注目の新機能「Portfolio Dapp」の概要や機能、使い方について解説します。 この記事のポイント メタマスクの新機能「Portfolio Dapp」って何? 「Portfolio Dapp」にはどんな機能がある? 「Portfolio Dapp」の使い方は? メタマスク「Portfolio Dapp」とは? =保有資産を一覧表示できる新機能 引用:ConsenSys メタマスク (MetaMask) の新機能「Portfolio Dapp」では、仮想通貨やNFTを含む保有資産をワンストップで一覧表示することが可能です。 また、メタマスクはスマホでの利用も可能です。メタマスクモバイルの始め方については下記をご覧ください。 MetaMask(メタマスク)モバイル・スマホの使い方を解説! 複数のアカウントやネットワークに分散させている資産も、対応ネットワークであれば一覧で表示させることができるため、メタマスク上ですべての資産をひと目で管理することができます。 ConsenSysによれば、 2022年11月現在のPortfolio Dappが対応しているネットワークは以下の通りです。 対応ネットワーク(2022年11月現在) Ethereum Optimism BNB Smart Chain Polygon Fantom Abritrum Avalanche Portfolio Dappの3つの主な機能 Portfolio Dappの主な機能には以下の3つがあります。 Portfolio Dappの主な機能 Portfolio・・・ 保有資産の一覧表示 Bridge・・・トークンブリッジの最適ルート提案・実行 Watchlist・・・暗号資産の価格や供給量を確認 「Portfolio」は先にも触れた保有資産のポートフォリオ表示機能のことです。 「Bridge」は、トークンブリッジの最適ルートを提案及び実行してくれる機能です。 ConsenSysによると、ブリッジに要するコストとスピードに基づいたルートの選択肢と、それらをふまえた最適ルートを提示してくれるそうです。 「Watchlist」では、特定の通貨を追加することで、その価格や供給量を確認することが可能です。 Portfolio Dapp (β版) の使い方 ここからはPortfolio Dappの主な使い方を解説します。 Google Chromeでの利用を前提に説明していますが、他のブラウザ及びモバイルアプリでの利用も可能です。 2022年11月現在、メタマスク対応ブラウザは以下の通りです。 Chrome Firefox Brave Edge Opera まだメタマスクを利用されていない方は、下記の記事を参考にインストールから進めてみてください。 MetaMask(メタマスク)の使い方まとめ!入出金・トークン追加も超簡単 アカウントを接続する まずはアカウントを接続しましょう。 Chrome拡張機能をクリックすると下の画像のようなポップアップが表示されますので、「ポートフォリオサイト」をクリックします。 もしくは portfolio.metamask.io/ からでもアクセス可能です。 アカウント接続画面に遷移します。 すでにお持ちのアカウントに接続する場合がほとんどだと思いますが、その場合は「Connect MetaMask」を選択します。 他のウォレットを追加したい場合は、「Watch any wallet」下部の枠にアドレスもしくはENSドメインを入力し、「Import」を選択します。 「Connect MetaMask」をクリックすると、接続するアカウントの選択を求めるポップアップが表示されます。 複数選択可能ですので、接続したいアカウントを選択し、「次へ」をクリックします。 アカウント接続の確認に遷移しますので、問題がないか確認し、「接続」を選択します。 アカウント接続が完了すると、Portfolio画面が表示されます。 複数のアカウントやウォレットを追加する 後から複数のアカウントを追加するには、まず画面上部のアカウント名もしくは「All accounts」が表示されている箇所をクリックし、表示された追加済みアカウント一覧の最下部にある「add another account」をクリックします。 その後はアカウント接続の手順と同じ要領で、「Connect MetaMask」をクリックしてアカウント接続をすることができます。 さらに、「Watch any wallet」からアドレスやENSドメインを入力し、他のウォレットの資産を表示させることも可能です。 今回は一例として、イーサリアム共同創設者Vitalik Buterin氏のウォレットのひとつである vitalik.eth を追加してみます。 この場合は他人のウォレットを追加することになるため、「watch any wallet」下部に入力し、「Import」を選択します。 すると、追加済みの複数のウォレットの資産がポートフォリオに反映されているはずですので、確認してみてください。 今回はButerin氏のウォレットを追加したため、その資産が反映されています。 資産を表示するアカウントやネットワークを絞り込む 複数のアカウントやネットワークから、ポートフォリオの資産に表示するものを絞り込むことも可能です。 アカウントを絞り込む場合は、画面上部の「All accounts」と表示されている箇所をクリックし、アカウント一覧からチェックを付け外しすることで絞り込みができます。 ネットワークについても画面上部の「All networks」をクリックし、表示されるネットワーク一覧からチェックを付け外しすることで絞り込み可能です。 NFTやトランザクションを表示する 資産表示の右上の箇所にある3つの選択肢をクリックすることで、表示する情報を切り替えることが可能です。 3つの選択肢ごとに表示される内容は以下の通りです。 ■ Tokens・・・トークンの一覧を表示 ■ NFTs・・・NFTの一覧を表示 ■ Transactions・・・取引内容の一覧を表示 トークンだけでなくNFTも一覧表示させることができるのは便利ですね。 日本円表示に切り替える 画面右上の「USD」と表示されている箇所をクリックすることで、資産額を表示する通貨を変更することができます。 デフォルトでは米ドル表示となっていますが、もちろん日本円での表示も可能です。 ガス代を確認する 画面右上のガスのアイコンをクリックすると、ネットワークごとのガス代をリアルタイムに確認することが可能です。 ネットワーク名が表示されている箇所をクリックすることで、ネットワーク一覧が表示されますので、お好きなネットワークを選択して確認してみてください。 アカウントを管理する 「All accounts」からアカウント一覧を表示した状態で、アカウント管理を行うことができます。 選択できるアクションは以下の4つになります。 ■ Download balances・・・残高をCSVファイルでダウンロード ■ Hard refresh balances・・・残高を再読み込み ■ Rename・・・アカウント名を変更 ■ Remove account・・・アカウントをPortfolioから削除 とくに複数のアカウントを管理される方の場合、「Rename」から用途別にアカウント名を変更することで、より管理がしやすくなるかもしれません。 まとめ メタマスクの新機能「Portfolio Dapp」の概要と機能、主な使い方について解説しました。 アカウントやネットワークごとに異なるサービスを利用する手間が省けるため、よりストレスフリーな資産管理を実現してくれそうです。 Daichi Portfolio Dappを使いこなして、より快適なクリプトライフを送りましょう!
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2022/10/23シードフレーズとは? | 管理方法、秘密鍵との違いを解説
この記事ではシードフレーズの概要や重要性、保管方法やその注意点について解説していきます。 シードフレーズについて以下のような疑問をお持ちの方はぜひ最後まで御覧ください。 この記事のポイント シードフレーズってなに?なぜ大切なの? シードフレーズはどうやって保管する?注意するべきことは? シードフレーズとは? シードフレーズとはウォレットが生成する12〜24個の単語からなる文字列のことで、ひとつのウォレットに対してひとつのシードフレーズが生成されます。 また、シードフレーズは使用するウォレットによって「リカバリーフレーズ」や「ニーモニックフレーズ」などと呼び方が変わることもあります。 このシードフレーズを使用することで、そのウォレットに関連付けられた暗号資産の「秘密鍵」にアクセスすることができます。 秘密鍵とは、暗号資産の所有者証明、管理するための鍵(機密データ)のことです。 秘密鍵はシードフレーズとは違って、BTCやETHなどの個々のブロックチェーン規格ごとに違うものが生成されます。 シードフレーズと秘密鍵 シードフレーズ・・・ウォレットに保管されている秘密鍵にアクセスするための文字列 秘密鍵・・・所有している個々の暗号資産(NFT含む)の所有者証明、管理に必要な鍵 つまり、暗号資産の送金に必要な秘密鍵を一元管理しているウォレットへのアクセスを可能にするものがシードフレーズということになります。 シードフレーズ、秘密鍵ともに漏洩、紛失は厳禁なものとなっていますので、しっかりと管理をしてください。 ここまでの内容をふまえて、シードフレーズとそれに関連するものを以下のようなイメージで捉えるとわかりやすいかもしれません。 POINT・秘密鍵・・・個々の暗号資産の所有者証明、管理に必要なパスワード ・ウォレット・・・秘密鍵を保管する金庫 ・シードフレーズ・・・金庫そのもののパスワード(=マスターパスワード) シードフレーズはなぜ重要なのか? 秘密鍵は個々の暗号資産の送金に必要なパスワードであり、シードフレーズは秘密鍵を保管するウォレットのマスターパスワードのようなものだと説明しました。 では、もしもシードフレーズが他者に知られてしまうとどうなるでしょうか? シードフレーズを知り得た他者は、あなたのウォレットに保管されている個々の暗号資産の秘密鍵を見ることができるようになります。それはつまり、他者があなたの暗号資産を自由に送金できることを意味します。 そのため、シードフレーズを盗まれることは、すべての暗号資産を盗まれることとほぼ同義だということです。 仮想通貨(ビットコイン)における秘密鍵とは?|Crypto Times また、仮に他者に知られていないとしても、シードフレーズを紛失してしまった場合はどうでしょうか? シードフレーズは紛失してしまうと再発行はできません。そのため、ウォレットの復元ができなくなってしまいます。 ハードウェアウォレットが故障してしまった場合でもシードフレーズさえわかれば復元が可能ですが、シードフレーズがわからないとなると復元する方法はありません。 そのため、シードフレーズの紛失は、すべての資産を失うことにつながる危険性があります。 以上のように、シードフレーズの漏洩・紛失は資産を守るうえでは死活問題であり、シードフレーズはすべてのユーザーにとって非常に重要なものなのです。 POINTシードフレーズの漏洩・紛失により、すべての暗号資産を失う危険性がある! シードフレーズの保管方法は? ここまではシードフレーズの概要を説明しながら、その保管の重要性をお伝えしてきました。 では、具体的にどのように保管するのが良いのでしょうか。 シードフレーズの保管において注意すべき点について解説します。 紙に書き写して保管する シードフレーズは流出やハッキングのリスクを避ける観点では、オフラインで保管するのが最も安全といえます。 そして、オフラインでの保管方法として最も簡単な方法が、紙に書き写すことでしょう。 この方法は手軽ですぐに実践できるという点で良いですが、物理的に紛失・盗難・損傷・劣化するリスクは高いため保管場所に要注意です。 すこし手間がかかりますが、保管場所は自宅の金庫や外部の貸金庫などを検討したほうが良いかもしれません。 どこに置いたか忘れてしまった、家族が誤って捨ててしまった、うっかり濡らしてしまった、火事で焼失してしまった…などなど、様々なリスクが考えられるためです。 また、シードフレーズを分割して複数に分けて保管することも、セキュリティの観点では一定の効果がありそうです。 紙に書き写す方法はハッキングからの保護としてはより安全ですが、一方で保管に手間がかかるものでもあります。 紙に書き写して保管する ▼メリット ・手軽ですぐに実践できる。 ・ハッキングなどのオンラインでの流出の心配がない。 ▼デメリット ・紛失・盗難・損傷・劣化などのリスクがつきまとう。 ・金庫などに保管すればより安心だが、手間がかかる。 暗号化されたハードウェアに保管する デジタルかつオフラインで保管する方法としては、暗号化されたハードウェアでの保管が挙げられます。 最近では、情報漏洩対策として自動で暗号化する機能や、耐衝撃性を有するハードウェアなども販売されています。 ハードウェアの場合でも紛失・盗難のリスクはありますが、暗号化されていればシードフレーズが流出する心配は一定軽減されそうです。 また、ハードウェアの場合は紙と違って、紛失・盗難に加えて故障するリスクもありますので、複数のバックアップを用意しておくことがより重要になるかもしれません。 紙と同じく紛失・盗難や故障のリスクもあることから、こちらも金庫に保管することも考えられます。 デジタルで保管できる点は紙よりも利便性に優れるかもしれませんが、紙と同じく保管に一定の手間がかかってしまうかもしれません。 暗号化されたハードウェアに保管する ▼メリット ・デジタルで保管できて手軽。 ・暗号化されているため紛失・盗難の場合も流出を一定阻止できる。 ▼デメリット ・紛失・盗難に加えて故障のリスクがある。 ・複数のバックアップを用意しておくとより安心だが、手間がかかる。 ・金庫などに保管すればより安心だが、手間がかかる。 シードフレーズ保管専用アイテムを購入する シードフレーズを打ち込んで保護するチタンケースや、シードフレーズを簡易的に暗号化して格納するスチールカプセルなど、様々なシードフレーズ保管専用アイテムが販売されています。 CRYPTOTAG Cryptosteel 最強のコールドウォレットと名高いCryptosteel(クリプトスティール)とは? こうしたアイテムを使用すれば、損傷・劣化などのリスクを避け、長期的な保管が可能になりそうです。 さらに、金庫などでの保管と組み合わせることで、さらに強固な保管体制を実現できそうです。 一方、他の保管方法と比べると費用がかさんでしまうでしょう。 シードフレーズ保管専用アイテムを購入する ▼メリット ・損傷・劣化などのリスクを避け、長期保管がしやすい。 ・金庫などでの保管と組み合わせることで、さらに強固に。 ▼デメリット ・費用がかさんでしまう。 完璧な保管方法は存在しない!自分に合った方法を検討しよう 絶対に安全な保管方法というものは存在しません。 先に述べた4つの保管方法でもわかるように、セキュリティ(安全性)とユーザビリティ(利便性)はトレードオフの関係にあります。 これまで挙げたもの以外にも様々な保管方法がありますが、どのような方法にもメリットとデメリットが存在し、リスクはゼロになることはないでしょう。 そのため、扱う資産額、必要になる費用、手間と利便性などを考え、自分にあった保管方法を検討しましょう。 また、ひとつの保管方法だけを試すのではなく、いくつかの異なる保管方法を併用することでリスクヘッジするのもひとつの方法かもしれません。 初心者がやりがちな失敗!保管の注意点は? シードフレーズの保管に際して、とくに気をつけるべき点について説明します。 保管場所は明確に! いくら堅牢堅固な保管方法を採用したとしても、その保管場所を忘れてしまっては万事休すです。 どこかに大切に保存したことは覚えているけど、どこに保存したんだっけ…?なんてこと、日常ではしばしば起きることではないでしょうか。 書き写しておいたのにどこにしまったのか忘れてしまったというケースは多く、とくに世界的に有名なものにステファン・トーマス氏の悲劇があります。 Stefan Thomas has two guesses left to figure out a password that is worth about $220 million. He is one of the many people who are locked out of their Bitcoin fortunes, with an estimated $140 billion in lost or otherwise stranded digital wallets.https://t.co/thdHaixBq8 — The New York Times (@nytimes) January 12, 2021 米国サンフランシスコ在住のプログラマーであるトーマス氏は10年ほど前に仕事の報酬をビットコインで受け取っており、そのビットコインはデジタルウォレットに保管し、そのプライベートキーを別のハードディスクに保存したとのこと。 その後ビットコインの価値は高騰し、トーマス氏の保有していたビットコインはいつの間にか2億ドル以上(報道当時)にまでなっていたそう。 ところがなんとトーマス氏、大切なプライベートキーを保存したハードディスクのパスワードを書いた紙を紛失してしまったのです…! このような悲劇に見舞われないよう、保管場所については自分ならばわかるような明確な場所にしておきましょう。 オンラインでの保管はNG! 先にも述べたように、シードフレーズの保管はオフラインで行うというのが基本です。 ついつい手軽なスマホやPC、暗号化されていないドライブやクラウドなどに保管してしまいがちですが、それでは流出やハッキングのリスクと常に隣り合わせの状態です。 また、ソフトウェアウォレットMetaMaskの公式ツイッターでも、iPhoneユーザーに対してiCloudによるバックアップをオフにするよう注意喚起をしています。 🔒 If you have enabled iCloud backup for app data, this will include your password-encrypted MetaMask vault. If your password isn’t strong enough, and someone phishes your iCloud credentials, this can mean stolen funds. (Read on 👇) 1/3 — MetaMask 🦊💙 (@MetaMask) April 17, 2022 その他にも、オンラインで保管していたことが一因となって資産を失ってしまった事例がSNSで数多く報告されています。 「まさか自分が…」と油断せずに、必ずオフラインでの保管を徹底しましょう。 入力を求められたら要注意! 暗号資産を取り扱っていると、シードフレーズの入力を求められる場面も出てくるでしょう。 そんなときは入力する前に一呼吸置いて、安全なサイトやサービスであるかどうか必ず確認するようにしましょう。 ネット上ではシードフレーズやその他の情報を抜き取ろうとする詐欺が横行しています。 その手口は実に様々で、他のサービスを名乗ってシードフレーズを求める偽物のサイトや、アンケートと称して入力を促すもの、公式アカウントに似せた偽アカウントを使用してDMでアプローチしてくるものなどがあり、今後も新たな手口が増えていくことでしょう。 MetaMaskの公式ツイッターでも、MetaMaskを模倣した偽サイトへの注意喚起を行っています。 🎣🚨 Phishing warning? 🎣🚨@Google is allowing a phisher to buy sponsored ads on their search results. When using crypto, try to use direct links, and if you need to use search, watch out for sponsored links! pic.twitter.com/Fx4WArcH80 — MetaMask 🦊💙 (@MetaMask) December 2, 2020 その内容としては、Google検索のリスティング広告のなかにも詐欺サイトが含まれる事例があるとのことで、対策としてダイレクトリンクからのアクセスを推奨しています。 このように、シードフレーズを抜き取る詐欺の手口は日々巧妙化しています。 慣れてきてからが一番危ないと言いますが、シードフレーズの入力を求められたらサイトの安全性をしっかりと確認するクセをつけましょう。 まとめ シードフレーズの概要とその重要性、保管方法とその注意点について解説してきました。 暗号資産の世界はまさに日進月歩ですので、常に情報収集を行い、保管方法をアップデートしていくことも大切です。 安心・安全な暗号資産管理のためにも、シードフレーズの重要性を理解し、適切な保管を徹底しましょう。 シードフレーズ、秘密鍵の管理は完全に自己責任になります。ご自身の資産状況に合わせて管理方法を検討してください。
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2022/06/10【バックアップ不要】最先端ウォレット「Argent」の特徴や使い方を徹底解説!
スマートコントラクトウォレットの1つである「Argent」。 Argentはリカバリー・シードフレーズが不要など魅力的なポイントも見られますが「使い方・仕組みがよくわからない!」と感じている方も多いかと思います。 本記事では、Argentの概要から特徴、利用方法について詳しく解説していきます。 Argentの仕組みから使い方まで把握して、Argentをストレス無く利用できる状態にしていきましょう。 Argentはリカバリーフレーズが不要なウォレット Argentは、仮想通貨やNFTの管理ができるスマホ向けのウォレットです。 Argentではウォレットを同期したりリカバリーする際に、通常必要になる秘密鍵やリカバリーフレーズ・シードフレーズが必要ありません。 その代わりに、ユニークな方法でリカバリーして、ウォレットのセキュリティを守ることができます。 これは、Argentがイーサリアムのスマートコントラクトを利用した「スマートコントラクトウォレット」のため可能になっています。 Argentは、通常のウォレットと異なる仕様・概念が多いため、少し複雑に感じられるかもしれません。 しかし、利便性やセキュリティは高いため、特徴や使い方を覚えておいて損はないと言えるでしょう。 Argentの4つの特徴 これから、Argentの以下のような4つの特徴についてご紹介していきます。 ・取引・ステークが気軽にできる ・承認の権限を分散できる ・リカバリー方法がユニーク ・セキュリティの安全性が高い 1つ1つチェックして、Argentのメリットを把握していきましょう。 取引・ステークなどが気軽にできる Argentでは、ウォレット内で仮想通貨取引・ステークができます。 Paraswapを利用した仮想通貨 to 仮想通貨の取引に対応しており、手数料は0.5%が設定されています。(別途、変動するガス代が必要) また、ウォレット内から、Uniswap・AAVE・Compoundといった著名なDeFiにアクセスして、ステーク・レンディングなどが可能です 承認の権限を分散できる Argentにはガーディアンズという仕組みがあります。 ガーディアンズを活用すると、Argentを導入したデバイス以外に、ウォレットに関する以下のような承認の権限を渡すことが可能です。 ウォレットロックの承認 ウォレットのリカバリーの承認 信頼されていないトランザクションの承認 ガーディアンズには、以下のようなものを用いることができ、複数のガーディアンズを登録することもできます。 ハードウェアウォレットや別のスマホなど 友人や家族といった信頼できる人物 Argentのガーディアンズなどサードパーティのサービス 上記のようなガーディアンズが各事項へ承認を行うことで、Argentを導入したデバイスが無くとも、ウォレットのリカバリー・ウォレットのロックなどが可能です。 また、各承認事項によって承認に必要な割合が異なっており、例えばリカバリーでは登録されているガーディアンズのうち50%の承認が必要です。 承認に必要な割合の詳細などについてはコチラをご確認ください。 リカバリーの利便性が高い 通常、ウォレットを別の端末に同期させたり、紛失したりして復元させる際には、秘密鍵やフレーズ(シークレット・シードフレーズなど)が必要です。 一方で、Argentではリカバリーの方法として、これまで一般的に使用されてきた秘密鍵やフレーズを必要としません。 その代わりに、Argentでは前述したガーディアンズ(guardians)や、オフチェーンでのリカバリーキーなどを利用してリカバリーします。 特に、オフチェーンでのリカバリーキーを利用するものであれば、ネットワークを利用しないためガス代も不要です。 セキュリティが高い ガーディアンズに承認の権限が渡るということで、セキュリティについて懸念されるかもしれませんが、その心配もありません Argentでは、Argentを導入したデバイスに秘密鍵が保存されます。 この秘密鍵にガーディアンズなどがアクセスすることはできません。 また、ガーディアンズが、資金にアクセスといったことも不可能です。 あくまで、ガーディアンズができるのは、信頼されていないトランザクションやリカバリーの承認などです。 逆に、秘密鍵・何らかのフレーズが露出する・紛失するといったセキュリティ上のリスクを抑えることができます。 Argent「zkSync」「Vault」「X」の3種類が展開 Argentでは以下の3つのウォレットが展開されており、各ウォレットによって若干仕様が異なってきます。 ・Argent zkSync ・Argent Vault(イーサリアム) ・Argent X Argent zkSyncとVaultは、アプリ内で切り替えが可能で、Argent Xはウェブブラウザ用のウォレットとなります。 それでは、各ウォレットの概要や特徴についてチェックしていきましょう。 【ガス代が安い】Argent「zkSync」の概要と特徴 ネットワーク zkSync(L2) Argentの利用に伴うガス代 安い Argentの機能へのアクセス ガーディアンズなどセキュリティ関連に制限あり Argent zkSyncは、L2のzkSyncを利用できるウォレットです。 zkSyncがL2ということもあって、リーズナブルなガス代でトランザクションを通すことができます。 一方で、Argentのウォレット内でアクセスできる機能には制限がかかっています。(主にスマートコントラクトを利用するもの) 制限がかかっている機能には、一例として以下のようなものが挙げられます。 ガーディアンズ 信頼されているリスト (リストに加わっていると承認が不要) エマージェンシーキット (何かあったときの緊急用のツール) しかし、zkSyncネットワークを利用するだけなら、特に問題となるような制限ではありません。 【機能が多い】Argent「Vault」の概要と特徴 ネットワーク イーサリアム Argentの利用に伴うガス代 高い Argentの機能へのアクセス ほぼ全ての機能へアクセス可能 Argent Vaultのウォレットは、Argentのほぼ全ての機能へアクセスできます。 ガーディアンズ関連の機能はもちろん、その他のスマートコントラクトを利用したセキュリティ関連の機能へアクセス可能です。 一方で、Argent Vaultはウォレットの機能利用しているだけで、ガス代がかかってくることもあるため注意が必要です。(タイミングによっては高額になる可能性も) 【StarkNetが利用可能】Argent「X」の概要と特徴 ネットワーク StarkNet(L2) Argentの利用に伴うガス代 安い Argentの機能へのアクセス 少ない、zkSyc・Vaultとは大きく異なる Argent Xは、現在主に開発者向けに展開されているウォレットです。 前述したVault・zkSyncと違ってスマホにアプリが提供されていません。 リカバリーにもシードフレーズが利用されています。 また、ウォレットの各機能についても制限されているため、Vault・zkSyncと仕様が大きく異なります。 記事執筆時点では、スマホアプリに展開されているものと全く異なる製品であるというポイントを押さえておきましょう。 Argentのはじめ方(ウォレット作成方法) これから、スマホのArgentのはじめ方(ウォレットの作成方法)についてご紹介していきます。 以下の手順で、Argentを利用できる状態にしていきましょう。 Argentへアクセスしてアプリをダウンロード 「Create new wallet」へ ユーザーネームを入力 電話番号を入力 メールアドレスを入力 パスワードなどを決定 他のウォレットと比較してシードフレーズを保管は不要ですが、電話番号・メールアドレスなどが必要です。 Argentの使い方(zkSync・Vault) つぎに、Argentでよく使う以下のような機能の使い方をご紹介していきます。 ・zkSyncとVaultの切り替え ・入金や送金のやり方 ・取引 ・ガーディアンズの管理 Argentの使い方をマスターして、使いこなせるようになっていきましょう。 zkSyncとVaultの切り替え Argentをダウンロードして、ウォレットの作成を済ませると「zksync」がデフォルトで設定されているはずです。 以下の手順で、イーサリアムネットワークが利用できるVaultと切り替えて、各機能へアクセスできるようにしていきましょう。 画面上部へ イーサリアムへ切り替える (初めての場合はプラスマークが表示される) 表示がイーサリアムへ変わればOK zkSyncとVaultは、上記の手順で簡単に切り替えることができます。 入金・出金の手順 はじめて、イーサリアムのウォレットを利用する場合は、アクティベーション(有効化)が必要です また、アクティベーションするには、ガス代を一定金額を支払う必要があります。(タイミングによって変動) 以下の手順でArgentのイーサリアムに入金し、アクティベーションしていきましょう。 アクティブ化と入金の手順 Argent Vaultの「Assets」の「Receive」へ 警告が表示される「Deposit」へ (ガス代が表示されるまで少々時間が必要) 「View your Wallet address」へ アドレスを確認し入金 Depositをタップした時点で、表示された料金に同意したことになり、アクティベーションに必要な金額が入金され次第、自動的にアクティベーションされます。 アクティベーションが終了した後も同じような手順で、入金を行うことができます。(アクティベーションに伴うDepositは最初の一度のみ) また、以下のような手順で、Argentから出金することも可能です。 出金の手順 「Assets」へ 送信したいトークンをタップ 予め登録したcontactか、新しいaddressを入力 金額を入力 「Review」へ よく使う送金先は、アプリ下部の「Send」から登録しておくこともできます。 取引 以下の手順で、Argentのウォレットから仮想通貨を取引できます。 「Assets」の「Trade」へ 取引したい通貨を選択 支払うトークンと金額を入力 手数料や条件などを確認 「Buy」へ また、Vaultの「Invest」からは取引機能に加えて、さまざまなDeFiのステーク・レンディングにアクセスできます。 ただし、Uniswap V3など一部のものについては外部サイトへ飛ばされるものもあります。(通常の利用と同じ様にWEBからウォレットへの接続が必要) ガーディアンズ(Guardians)の追加 Argentのウォレットを利用する際は、ガーディアンズを登録しておく方が利便性が高くなり、何かあったときも安心です。 以下の手順で、Metamaskをガーディアンズに追加していきましょう。(ガーディアンズ機能を利用できるのはVaultのみです) Metamask側 セキュリティページへアクセス 「Add a guardian」へ 「MetaMask」へ 「Connect」へ メタマスク側の認証を済ませる QRコードが表示される ArgentのWallet側(Vault) 「Security」へ 「Guardians」へ 「Add guardian」へ 「More options」へ 「Scan QR code」へ 先程のQRコードをスキャン 「Assets」からでもコードはスキャンできますが、こちらは入金用のためガーディアンズの追加には使用できません。 zkSync・Vault共通のリカバリー方法 これから、zkSync・Vault共通で利用できて、オフチェーンのリカバリーキー(KEK)を用いた方法のリカバリー方法を解説していきます。 こちらの方法ではガス代が掛からないため、ガーディアンズを利用したリカバリー方法よりもおすすめです。 リカバリーキーの取得 画面上部のアイコンへ 「Settings」へ 「Wallet Recovery」へ iosならiCloud、AndroidならGoogleドライブが表示される 「Enable」へ リカバリーキーを用いたリカバリー方法 次のデバイスへArgentをダウンロードして開く 「I have an Argent wallet」 へ メールアドレスを入力 (作成の際に利用したメールアドレス) 新しいパスワードを入力 AndroidならGoogleDrive、iosなら「Start Recovery」へ 電話番号の確認 48時間後に利用可能 ガス代が掛からず利便性も高いですが、こちらの方法はあくまで「リカバリーキーが予め用意されていること」が必要です。 何らかの理由で用意できなかったときは、ガーディアンズを利用したリカバリーを行いましょう。 Argentの注意点 これから、Argentを利用する上で、注意したいポイントをいくつかご紹介していきます。 Argentで仮想通貨を失ったり、予期せぬ出費を発生させないためにチェックしていきましょう。 意外なところでガス代が発生 Argentは、スマートコントラクトウォレットのため、Metamaskなど通常のウォレットでは発生しないようなガス代が発生することがあります。 一例になりますが、例えば以下のような機能の利用に伴い、ガス代が発生してきます。 ウォレットの作成とそれに伴うアクティベーション ガーディアンズを利用したウォレットのリカバリー ガーディアンズの追加や削除 信頼できるリストの有効、無効 (上記以外でも、ガス代は発生してきます。) 基本的に、スマートコントラクト・ブロックチェーンが利用されている機能には、ガス代が必要です。 ガーディアンズの登録・削除の最小化やオフチェーンでのリカバリーを行うなど、工夫して無駄なガス代を発生させないようにするのがおすすめです。 複数のチェーンが扱えるため送金などに注意が必要 Argentでは、複数のチェーンを扱うことができますが、送金には注意が必要です。 Argentが対応しているのは「Vaultではイーサリアム」、「zkSync」「XではStarkNet」のみです。 各ウォレットに対応していないチェーンから、仮想通貨やNFTを送信しないように注意しましょう。 OptimismやArbitrumなどは、zkSyncと同じくL2ソリューションですが送信することはできません。 送受信の設定・調整で誤ると、仮想通貨やNFTが失われます。 まとめ この記事では、スマートコントラクトウォレットであるArgentについて解説しました。 Metamaskなどのウォレットと比較すると、根本的な仕組みが異なるため、少々複雑な部分が多いです。 しかし、秘密鍵の管理やリカバリー方法は魅力的なので、興味のある方は一度利用してみるのがおすすめです。 最後まで読んでいただきありがとうございました。 【評価額1兆円】StarkWare手掛ける注目のトークンブリッジ『StarkGate』を解説
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2022/06/01【使えると便利】Phantom Wallet | ウォレットの概要や使い方を解説!
Solana関連のプロダクトを利用する方なら、是非利用を検討したいウォレットが「Phantom」です。 PhantomではトークンやNFTの管理ができるのはもちろん、スワップ機能など魅力的な実装されています。 この記事では、Phantomの使い方にフォーカスして、概要から主要機能の使い方、注意点などについて解説しています。 PhantomはSolanaのウォレット Phantomは、Solana用のウォレットです。 Phantomでは、SPL規格の通常のトークンや、NFTなどを管理できます。 また、Solanaに関連している各種プロダクト・プロジェクトへの接続も可能で、Solana系のNFTマーケットプレイス・DEXなどを利用できるようになります。 Solanaについてはコチラで解説しているので、「まずSolanaの詳細が知りたい」という方はご覧ください。 Phantomのはじめ方(ウォレットの作り方) Phantomを利用するには各デバイスにダウンロードをしてウォレットを作成する必要があります。 以下の手順で、Phantomのダウンロード・ウォレット作成を行っていきましょう。 Phantomのダウンロードからウォレット作成まで コチラからプラットフォームに応じたウォレットをダウンロード 「Create New Wallet」へ パスワードを設定 シークレットリカバリーフレーズを保管 作成完了 この際に、表示されるシークレットリカバリーフレーズは必ず保管しておきましょう。 Phantomの主要機能の使い方 これから、下記のPhantomの主要機能の使い方について解説していきます。 入金と出金 NFTの閲覧と管理 スワップ機能 ステーキング ハードウェアウォレットとの接続 必要な項目をチェックして、Phantomの使い方をマスターしていきましょう。 入金と出金 入金と出金を行う方法を1つ1つチェックしていきましょう。 Phantomのウォレットを開いた状態で進んでください。 入金方法 「Deposit」へ 通貨を選択 QR or アドレスをコピー SOLなどの詳細な送金方法は、各取引所によって異なるため、予めチェックしておきましょう。 また、入金のオプションとしてMoonPay・FTXが選択可能ですが、MoonPayは日本からでは利用できないので注意が必要です。 出金方法 「Send」へ 通貨を選択 送付先アドレスと送金量を入力 送付先アドレスを予め用意しておくことで、スムーズに出金が行えます。 NFTの閲覧と管理 Phantomでは、NFTの閲覧や、送受信を行うことができます。 以下の手順で、Phantom内のNFTを管理していきましょう。 PhantomでNFTをチェックする方法 左下の項目へ コレクションが表示される コレクションを選択することで送信可能 受信は、NFTのコレクション画面の「Your Collectibles」の右側からできます。 SolanaはNFT取引が活発なので、利用場面が多い機能であると言えるでしょう。 スワップ機能 Phantomはウォレットでありながら、スワップ機能が搭載されています。 Phantomのスワップ機能におけるトレードなどは主に著名DEX「Raydium」が適応されている状態です。 気になる方は以下の手順で利用してみてください。 スワップ機能の使い方 Phantomの下部真ん中へ 振替元と振替先を決定 数量を入力 「Review Order」へ 「Swap」へ 詳細な手数料は通貨によって異なりますが、主要なSOL・USDTなどが含まれる取引には一律0.85%の手数料が必要なケースがあります。 手数料の詳細についてはコチラをご確認ください 気軽にウォレットからスワップできるのは、利便性が高いですね。 SOLのステーキング Phantomでは、SOLのステーキングも気軽にできます。 PhantomにおけるSOLのステーキングとは、Solanaネットワークを担っているバリデーターにステーキングを委託(SOLを預ける)することを意味します。 気になる方は、以下の手順でステーキングを行っていきましょう。 Phantomのステーキング方法 SOLを選択 「Start earning SOL」へ (読み込みに若干時間がかかることがあります) バリデーターを選択 数量を入力 「Stake」へ ステーキングが完了すると、現在のステーキング報酬などをPhantomのウォレット内から確認できます。 ハードウェアウォレットとの接続 Phantomは、ハードウェアウォレットLedgerとの接続に対応しています。 ウォレットをお持ちの方は、以下の手順でLedgerとPhantomを接続していきましょう。 (前提として、予めLedgerサイドでSolanaを利用可能な状態にしておく必要があります。) ハードウェアウォレットとの接続方法 右上のメニューへ 「Add/Connect Wallet」へ 「Connect hardware wallet」へ 画面の指示に従う USB接続したハードウォレットを選択 使用するアドレスを選択したら利用可能 また、記事執筆時点においては、モバイルアプリ、Firefoxとハードウェアウォレットとの接続はできません。 Chrome・Brave・Edgeといったブラウザでのみ対応しています。 Raydiumと接続してみる Phantomをブラウザに導入した状態で各アプリ・プロダクトを利用する例として、Raydiumへ接続していきます。 「Solana系のDEXとかを利用してみたいけど、やり方が分からない」という方は参考にしてみてください。 以下のような手順で、RaydiumとPhantomは接続可能です。 Raydiumへアクセス 「ConnectWallet」へ Phantomを選択 「Connect」へ 文字列が表示されたら完了 各アプリ、プロダクトによって若干手順が異なるものの、基本的には同じような手順でPhantomを接続していくことができます。 スマホとの同期方法 Phantomでは、複数のデバイス(PCとスマホなど)とウォレットを同期することができます。 「スマホアプリとPCを同期させたい」という方は、以下の手順で同期させていきましょう。 秘密鍵のチェック(PC) 右下へ 「Export Pricate Key」へ パスワードを入力 秘密鍵をチェック 同期先の操作(スマホ) アプリをダウンロード アプリ上部へ アイコンへ 「Add/Connect Wallet」へ 「Import private key」へ 秘密鍵を入力後、「Import」へ ブラウザ to スマホアプリに限らず、他のプラットフォーム間でも同じような手順で、同期可能です。 いずれのケースでも、秘密鍵 or シークレットリカバリーフレーズが必要になるので、予め用意しておきましょう。 Phantomの注意点とリスク これから、Phantomの利用に伴って、押さえておきたい注意点やリスクについてご紹介していきます。 Phantomを安全に利用できるようになっていきましょう。 トークンの送信・管理に要注意 Phantomのようなウォレットを利用すると、トークンやNFTを送受信できます。 特にSolanaはガス代が安いこともあって気軽に送受信が可能ですが、アドレスを間違えるなどのミスをしてしまうと、トークンを取り戻すことは基本的にできません。 Phantomに限った話ではありませんが、トークンの送受信には細心の注意を払いましょう。 秘密鍵などの管理を徹底する シークレットリカバリーフレーズ・秘密鍵を利用すると、簡単にウォレットへアクセスすることが可能です。 シークレットリカバリーフレーズ・秘密鍵などを提供するというのはウォレットを好きなように扱える状態にさせてしまうのと同義です。 シークレットリカバリーフレーズや秘密鍵は、絶対に第三者に教えないでください。 これは、信頼性のありそうなWEBサービスや、Phantomを名乗る何らかの媒体(メールやSMS含む)でも同じことが言えます。 銀行口座における暗証番号や印鑑のようなものなので、安全性の高い方法で保管しておきましょう。 ステーキングのリスク Phantomでは、気軽にSolanaへのステーキングを行うことができますが、リスクが付き物であることは押さえておきましょう。 引き出すまでにはクールダウンが必要 Solanaではステーキングの解除に伴って約2日のタイムラグがあります。 この間にSOLの価格などが大きく下落してしまうなどの可能性は十分考えられるので注意しましょう。 【ステーブルコイン崩壊】今回のUST暴落は一体何だったのか?今後を考察 $UST $LUNAhttps://t.co/VdxWihJ2Sa — CRYPTO TIMES@ブロックチェーンメディア (@CryptoTimes_mag) May 12, 2022 LUNAの価格が1日にして崩壊したことは記憶に新しいですが、何らかの原因でSOLが同じような事態になる可能性はゼロとは言えません。仮想通貨市場では、予想外の出来事が頻発する業界ですので尚更です。 このような事態が発生したと仮定すると、SOLを売買できない2日間の存在は潜在的なリスクを持っていると言えるでしょう。 スラッシュのリスク Solanaには、スラッシュと言われるバリデーターに対するペナルティのようなものが存在しています。 スラッシュは、バリデーターが望ましくない・悪意のあるような行動を取らないようにするために設定されています。 スラッシュのペナルティの1つに、バリデーターに委任されているステークの一部削除というものがあります。 このことから、スラッシュされたバリデーターにSOLを預けていると、損失を受ける可能性があります。 スラッシュのリスクを押さえるためにもvalidators.appなどでリサーチし、安全性の高いバリデーターを選択していきましょう。 【安全対策】Phantom Wallet(ファントム ウォレット) のリボークの概要とやり方を解説 まとめ この記事では、Phantomについてさまざまなポイントを解説しました。 PhantomはSolana関連のサービスを利用する上で欠かせないツールとなっており、一般的に想像されるウォレットとしての用途のみならず、さまざまな機能が提供されています。 今後も新たな機能がアップデートが期待できるため、Solanaに興味がある方は注目しておきましょう。 最後まで読んでいただきありがとうございました。
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2022/03/01【2022年最新版】DeFiに特化したWebウォレットAmbire Walletの使い方を徹底解説
本記事では、Ambire Walletの使い方について解説していきます。 Ambire Walletは海外のプロジェクトなので、日本語の情報はほとんどありません。 海外製のプロジェクトは、プロジェクトによって微妙な表現の違いがある場合が多く、資産を扱う時はしっかりとした情報や知識が必要です。 本記事では、画像付きでわかりやすく解説していくので、 「Ambire Walletを使ってみたいけどよくわからない」 「Ambire Walletの使い方を調べたけど情報が英語でよく分からない」 といった方は、是非本記事を最後まで読んでみてください。 Ambire Walletとは Ambire Walletは、拡張機能やダウンロードを必要とせず利用できるウェブウォレットで、ブラウザ上で簡単にスワップ機能や暗号通貨の運用が行えます。 さらに、5つのネットワークに対応しているAmbire Walletは、ガス料金を下記の複数通貨で支払えるのが大きな特徴です。 Ethereum - ETH、WALLET、xWALLET、USDC、USDT、DAI、BUSD、WETH Polygon - MATIC、USDT、USDC、WMAIC BSC(Binance Smart Chain) - BNB、BUSD Avalanche - AVAX Fantom - FTM、DAI、USDC、fUSDT [caption id="attachment_73350" align="aligncenter" width="853"] 画像引用元:https://blog.ambire.com/pay-for-gas-with-wallet-and-xwallet-on-ambire-25050a97df83[/caption] Ambire Walletのトークン、 $WALLETはすでにHuobiに上場しており、2022年のQ2には$WALLETトークン所有者がAmbireの開発や管理を行うDAOとなるとされています。 Ambire Walletの登録方法 ・メールアドレス ・MetaMask ・Trezor Ambire Walletは、アカウントを複数の方法で作成できます。 今回は代表的な上記3つの方法を解説します。 メールアドレスで登録 Ambire Walletの最も基本的な登録方法になります。 まず、Ambire Walletの公式ページにアクセスしましょう。 アクセスすると上記画面が表示されるので、メールアドレスとパスワードを入力し、問題なければチェックマークを入れて「SIGN UP」をクリックします。 入力したメールアドレスに登録メールが送られてくるので、メール内の「VERIFY」をクリック。 サイトにアクセスできるようになれば登録は完了です。 MetaMaskで登録 Ambire WalletはMetaMaskに紐づけてアカウントを作成することもできます。 さきほどと同じ公式ページの画面に行き、右側のMetaMaskをクリックします。 [caption id="attachment_73299" align="aligncenter" width="569"] 画像引用元:https://help.ambire.com/hc/en-us/articles/4405391021842-How-to-register-an-Ambire-Wallet-account-with-MetaMask-[/caption] 上記のように、MetaMaskでの認証を進めていけばアカウントの作成は完了となります。 *MetaMaskはあくまでAmbireで新たに作成されたアドレス、アカウントに紐づいており、MetaMask内のアドレスで送金等の作業を行うわけではありません。サイトに表示されるウォレットアドレスは、MetaMaskのものとは異なるので注意してください。 Trezorで登録 Ambire WalletはハードウェアウォレットのTrezorでもアカウントを作成できます。 先ほどまでと同様、まずは公式ページにアクセスします。 Trezorの端末をパソコンに繋いだ状態で、画面右側の「Trezor」を選択します。 すると上記画面が表示されるので「Export」をクリック。 次にPINコードを入力してConfirmをクリックします。 パスフレーズを設定し、確認用にもう一度同じパスワードを入力して「Enter」をクリックしましょう。 すると、上記画面が表示されるので、案内に従ってTrezor本体で操作を行います。 すると、PCサイトで上記画像のような画面が表示されるので、Ambire Walletのアカウントとリンクさせたいアドレスを選択します。 無事にAmbire Walletのサイトにアクセスできればアカウント作成は完了です。 Ambire Walletの基本的な使い方 ・入出金方法 ・スワップ ・運用(Earn) ・dApps 入金方法を解説 Ambire Walletを使うためにまず初めにあなたの仮想通貨を入金する必要があります。 まずサイトにログインしたら、左側に表示される「Deposit」をクリックしましょう。 すると、入金アドレスが表示されるので、自分が送りたいトークンを表示されているアドレスに送金すれば入金は完了です。 *必ずネットワークとトークンの種類を確認してから入金を行なってください。 スワップ方法を解説 Ambire Walletでは、資産を管理するだけでなくスワップ(トークン交換)もできます。 まず、公式ページにログインしたら、左側にある表示から「Swap」をクリックします。 すると上記のような画面が表示されるので、あらかじめ入金してある通貨と替えたい通貨の量を入力して「Swap」を選択します。 手数料や交換量に問題がなければ、そのまま「Confirm Swap」を選択し、トランザクションが通ればスワップは完了となります。かんたんですね。 Ambire Walletで運用(Earn) Ambire Walletでは、仮想通貨の運用が可能で、 Ambire - Ethereum、 AAVE - Ethereum、Polygon、Avalanche Yearn - Ethereum、Fantom Tesseract - Polygon の4つのプロトコルが上記ネットワークに現在対応しています。 では、実際の運用方法を見ていきましょう。 まずは、公式ページの左側からEarnをクリックします。 自分が運用したいプロトコルやトークンを選択して「Deposit」をクリックします。*APR(年利)などはしっかり確認しましょう。 運用が開始されると、ホームページ下部に上記画像のような表示が出るので、この状態になればあとは自動で運用を行なってくれます。 dAppを利用 Ambire WalletはdAppとも連携して利用できます。 Ambire WalletでのdAppの利用の流れは 使いたいdAppのサイトで「Wallet Connect」を探してリンクをコピー Ambire Walletでリンクを貼り付ける の2ステップとなります。 今回はNFTプラットフォーム「OpenSea」を例にして解説していきます。 OpenSeaのホームページ右上のアカウントマークをクリックします。 上記画像のような画面が表示されるので「WalleConnect」をクリック。 QRコードが表示されるので、コードの下の「Copy to clipborad」を選択してコードをコピーします。 Ambire Walletの画面に戻り、サイト上部のdAppsを選択して「CONNECT DAPP」を選択。 空欄の中にさきほどOpenSeaでコピーしたコードをそのままペーストしてOKを押します。 すると、Ambire Walletの中にOpenSeaが登録しているのを確認することができました。 Ambire Walletで作ったアカウントでOpenSeaを利用したい時は、OpenSeaに行き再びWalletConnectを選択すると、Ambire Walletのウォレットが反映されています。 まとめ Ambire Walletの基本的な使い方を紹介してきましたがいかがだったでしょうか。 仮想通貨はアプリやウォレットが乱立しており、さらにそこに色々ネットワークやトークンが絡んできて、非常に難解で複雑な仕様になってしまっています。 是非、興味がある方は本記事を頼りにAmbire Walletを使いこなして、色々なプロダクトやトークンを触ってみましょう。 最後までありがとうございました。 Web WalletのAmbire Walletが2022年ロードマップを公開、Q2にはWalletDAO、Q3にはクレジットカードを予定 参考文献:https://help.ambire.com/hc/en-us
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2021/10/11SafePalの使い方を徹底解説!DeFiユーザー必見の万能スマホウォレット
SafePalウォレットを活用すると、異なるブロックチェーンネットワークのDeFi関連プロトコルを一つのアプリで利用できます。 Binanceと連携してトレードや通貨の売買も可能です。 さらに、独自トークンSFPを発行しており、割引やトークン配布企画にも参加できます。 つまり、SafePalは多機能で使い勝手が良く、仮想通貨を扱うトレーダーにとって万能ウォレットです。 この記事では、SafePalの基本情報や使い方、注意点を解説するので、ぜひチェックしてください。 SafePalとは?ウォレットアプリの基礎知識や特徴を解説! 最初に、SafePalの基礎知識や特徴を解説します。 SafePalは2019年にBinance Labsから出資を受けており、2021年には独自トークンSFPを発行しました。 単なるウォレットアプリとはいえない機能性を備えているので、ここでSafePalの特徴をしっかり押さえておきましょう。 SafePalの特徴 Binanceのマーケット機能で通貨の購入・取引が可能 異なるネットワークの通貨・Dappsを一気に確認できる TokenSwap機能がある ソフトウェアウォレット・ハードウェアウォレット両方に対応している 独自トークンSFPを発行している Binanceのマーケット機能で通貨の購入・取引が可能 SafePalではバイナンスのマーケット情報の確認が可能です。 さらに、バイナンスのアカウントを作ってSafePalで通貨の売買もできます。 仮想通貨取引やDeFiを利用するなら、バイナンス経由で通貨の購入や移動をすると思うので、アカウント登録は事前に済ませておくと便利です。 【最新版】取引所Binance(バイナンス)の登録方法・使い方まとめ! 異なるネットワークの通貨・Dappsを一気に確認できる 出典:SafePal公式HP SafePalは、20以上のブロックチェーンネットワークに対応しており、トークン数は2万を超えています。 異なるネットワークのトークンをスマホの一画面に表示できるので、アプリの切り替え等は必要ありません。 PancakeSwap、UniSwap、CompoundなどさまざまなDeFiプロトコルも一覧で確認できます。 もちろん、確認だけでなく紐づけしてStakeやファーミングなどのあらゆる機能も利用可能です。 ウォレットとして対応範囲が幅広く、使い勝手が良いですね。 TokenSwap機能がある SafePalにはTokenSwap機能もあります。 必要なトークンをアプリだけでSwapできますし、BSCなので安価なガス代や速いトランザクション処理というメリットも受けられます。 ステーブルコインやBTC、ETHなどの需要が高いトークンは即スワップ可能です。 Swap履歴の表示もあり、WEBのDEXと大差なく使えます。 ソフトウェアウォレット・ハードウェアウォレット両方に対応している 出典:SafePal公式HP SafePalはオンライン上で管理するソフトウェアウォレットと、外部機器で管理するハードウェアウォレットの両方に対応しています。 ハードウェアウォレットは別途購入する必要があります。 完全にオフラインとなり流出リスクがなくなるので、安全に管理するならおすすめです。 本記事ではソフトウェアについて解説するので、SafePalのハードウェアウォレットについては以下記事を参考にしてください。 ハードウェアウォレット『SafePal S1』の送受金・トークン追加方法を徹底解説! ハードウェアウォレット『SafePal S1』の初期設定・バックアップの方法を徹底解説! 独自トークンSFPを発行している SafePalは独自トークン「SFP」を発行しており、バイナンスにも上場しています。 上記の動画ではSFPトークンの特徴を解説しているのでぜひチェックしてください。 SFPを持っているメリットや用途は以下の通りです。 取引など各種サービスの割引 ステーキング報酬 条件達成でボーナスSFP付与 SFP保有で上場前のトークン付与(WHO) 投票や提案(ガバナンス) 独自トークン保有で手数料割引やガバナンスはBNBやHTでもあるので馴染みやすいですね。 ステーキングやキャンペーン、WHOは不定期に行われているのでSafePalのTwitterをチェックするのがおすすめです。 SFPの現在価格はこちら SafePalの基本的な使い方・資産管理の方法を解説! SafePalはBinanceが出資するプロジェクトです。 この記事では主にBSCを使ったトークンのやり取りや使い方を解説します。 CryptoTimesの公式Youtubeでも使い方について配信しているので、上記動画もぜひチェックしてください。 SafePalの使い方 【事前準備】SafePalスマホアプリをインストールしておく SafePalの新規ウォレットを作成する BSCでトークンを受取る方法 BSCでトークンを送金する方法 カスタムトークンの追加 ウォレットの復元 MetaMaskのインポート 【事前準備】SafePalスマホアプリをインストールしておく SafePalはパソコン版をリリースしていません。 スマホアプリで操作・管理するためインストールしておきましょう。 AppStoreまたはGooglePlayで検索するか、以下リンクからダウンロードしてください。 AppStoreでSafePalをインストールする GooglePlayでSafePalをインストールする SafePalの新規ウォレットを作成する SafePalのアプリを取得後、起動するとソフトウェアかハードウェアか選択する画面になります。 この記事ではソフトウェアウォレットを解説するので選択しましょう。 パスワード・PINコードを設定し、これらは漏洩しないように注意してください。 これでウォレット作成の準備完了となるので、次の画面でもう一度「Software Wallet」を選択します。 「Create Wallet」を選択して、ウォレット名とパスフレーズを設定してください。 ウォレット名は自分が分かりやすいものでOKです。 ウォレットの復元などで必要なニーモニックフレーズが表示されます。 自分だけがわかる状態で保存して漏洩・紛失しないように注意してください。 そのニーモニックフレーズを順番通りに並べて認証します。 これでSafePalのウォレット作成は完了です。 ニーモニックとパスフレーズはセットで保管! ニーモニックフレーズとパスフレーズはセットです。復元時に片方しか入力しないと復元できません。必ず両方を保存しておいてください。 BSCでトークンを受取る方法 BSCを使ってSafePalへトークンを送金します。 SafePalのウォレット画面からトークンを選択してください。 上部に表示されるアドレスをコピーするか、「受け取る」をタップしてコードを読み込みます。 スマホでコピーしたアドレスをパソコンで貼り付けするとき、デバイス同期アプリがあれば便利ですよ。 MetaMaskにコピーしたアドレスを貼り付けて、数量を入力します。 SafePalに送金すると、すぐに届くので確認してください。 これでSafePalでのトークンの受け取りは完了です。 BSCでトークンを送金する方法 SafePalからBSCでトークンを送金します。 ウォレットでトークンを選択して「送る」をタップしてください。 送金先のアドレスをペーストまたはコードを読み取りましょう。 スマホなので読み取りが安全で簡単ですね。 ガス代を確認して送金すれば完了です。 カスタムトークンの追加 SafePalにリストされていないトークンを追加できます。 ここではBUSDを追加する手順を解説します。 ウォレット画面の一番下に「Add」があるのでクリックし、次の画面で「カスタムトークンの追加」を選択してください。 追加するトークンのネットワークを右上から変更する必要があります。 BUSDはBSCなので上の画像のように変えておきましょう。 コントラクトアドレスやシンボル、桁数などはBSC SCANから引用します。 入力後、完了をタップすれば追加完了です。 MetaMaskを利用していれば操作手順は同じなので使いやすいですね。 ウォレットの復元方法 SafePalアプリを削除してしまった場合や、機種変更などでウォレットの復元が必要になったときのために、復元方法も解説します。 アプリインストールからパスワード設定まではウォレット新規作成時と同じです。 復元のときはcreart Walletではなく「ニーモニックインポート」をタップします。 保管しておいたニーモニックフレーズを入力してください。 パスフレーズも復元するウォレットと同じものを入力します。 「import Wallet」をタップすれば復元完了です。 MetaMaskのインポート MetaMaskをSafePalにインポートすれば、MetaMaskのウォレット内をスマホで常に把握できます。 しかも、MetaMaskはBSCを手動で追加しないといけませんが、SafePalなら自動で反映されるので便利です。 事前にMetaMaskでプライベートキーを取得しておきましょう。 プライベートキー(秘密鍵)取得は、まずMetaMaskを開いて右上の3点マークをクリックし「アカウントの詳細」を開きます。 「秘密鍵のエクスポート」を選択してパスワードを入力するとプレイべートキーが表示されるので、コピーしてください。 SafePalを開き、左上のマークをタップして「+」でウォレットを追加します。 SoftwareWalletを選択して「import via private key」をタップしましょう。 バイナンススマートチェーンを選択し、次の画面で秘密鍵を貼り付けてください。 ウォレット名を入力して「Import Wallet」をタップすれば連携完了です。 SafePalからBinanceへの送受金・スワップの方法を解説! SafePalではBinanceへの入出金やアカウント作成も可能です。 アカウントは新規で作ることになるので、すでに持っている場合はMetaMaskなどのウォレットを連携しておけば問題ありません。 Binanceで通貨を購入してSafePalに送るのもOKですが、SafePalのみで通貨売買もできるため使いやすい手段を選んでくださいね。 SafePalとBinanceを使った取引については、上記のCryptoTimesの公式Youtubeでも配信しているのでぜひチェックしてください。 SafePalとBinanceの取引 SafePalでバイナンスアカウントを作成する SafePalウォレットからバイナンスへの入出金 TokenSwapする方法 SafePalでバイナンスアカウントを作成する バイナンスのアカウントをまだ持っていない場合はSafePalで簡単に作成できます。 Dapps一覧の画面にあるBinanceのアイコンをクリックして、下部の「残高」を開いてください。 規約を読んで同意すればアカウント作成完了です。 このアカウントで入金・出金やトレードも可能となります。 SafePalウォレットからバイナンスへの入出金 作成したバイナンスのアカウントへの入出金方法です。 SafePalアプリの左上のマークをタップするとバイナンスのアカウントが表示されています。 これを選択し、「残高」をタップすると入出金画面になるので、ここから処理しましょう。 入金では表示されたアドレス宛にトークンを送金します。 もちろん、SafePalウォレットを選択すればそこから送金も可能です。 出金は、出金先アドレスを入力するか、ここでもSafePalウォレットを選択して送ることもできます。 TokenSwapする方法 トークンスワップは、連携したMetaMaskウォレットなどではなくSafePalのウォレットで行います。 下部にあるスワップマークを選択して、トークンを選んでください。 通貨によって最小単位が決まっているので注意しましょう。 トークンと数量を入力して、ガス代を承認すればスワップ完了です。 SafePalを使うときの3つの注意点を解説 SafePalは、スマホでウォレット管理やDeFiプロトコルの操作、バイナンスの取引も可能となっており、かなり便利です。 しかし、使い方によっては注意する必要やデメリットになる部分があります。 最後に、SafePalを使うなら注意すべき3つのポイントを解説します。 SafePalの注意点 接続ネットワークの選択間違えに注意 SafePalで作ったバイナンスアカウントは特典対象外になる場合も PC版アプリは未提供 接続ネットワークの選択間違えに注意 SafePalだけでなく、ウォレットを使うなら常に注意すべきなのがブロックチェーンネットワークの間違いです。 バイナンススマートチェーン(BSC)、Ethereum、Polygon、Tronなど、SafePalは多くのチェーンに対応しているので、トークンの入出金ではどのネットワークを使うか必ず確認してください。 特に、バイナンスのチェーン規格は「BEP20」と「BEP2」の2種類あるので注意しましょう。 BSC(バイナンススマートチェーン)はBEP20です。 間違えた場合はスワップ 幸いにもSafePalはBEP20とBEP2どちらも対応しているので、間違えて送金した場合は2つのネットワーク間でスワップすれば大丈夫な場合が多いです。数量やトークンによっては戻すのが難しい場合もあります。 SafePalで作ったバイナンスアカウントは特典対象外になる場合も 「バイナンスアカウントを作成する」で解説したとおり、SafePalでは新規でバイナンスのアカウントを作成できます。 しかし、SafePalで作ったアカウントは、バイナンスの手数料キャッシュバックや特典受取が対象外になる場合が多いです。 ほぼ受取りできないと思って良いので、バイナンスをよく使うなら直接アカウント作成するのがおすすめですよ。 【最新版】取引所Binance(バイナンス)の登録方法・使い方まとめ! PC版アプリは未提供 SafePalはiPhone・Androidどちらもアプリを提供していますが、PC版は提供していません。 アドレスのコピーペーストなどでパソコンとスマホの行き来ができない場合、スマホアプリしかないSafePalは不便に感じてしまいます。 スマホアプリだけでも機能性は十分で便利ですが、パソコンメインでウォレット管理している人にはデメリットかもしれません。 まとめ この記事では、SafePalの特徴や使い方、注意点を解説しました。 アプリでのウォレットインポートや入出金、Dappsの利用、バイナンスとも連携しており、かなり利便性が高いです。 ブロックチェーンネットワークやトークンの対応数も多く、幅広く使えます。 特にDeFiユーザーなら、SafePalだけでトレードやファーミングなどの操作が可能です。 インストールして損しないアプリといえるので、SafePalウォレットを上手に活用しましょう。 SafePalの公式HPはこちら
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2021/08/02Polkadot{.js}でのクラウドローン参加方法を解説!パラチェーンオークション参加プロジェクトを支援しよう
2021年6月からPolkadot/Kusamaネットワークで、パラチェーン接続を目指すオークションが開催されています。 最初はKusamaネットワークで行われており、第3回のオークションでは、日本初のパブリックブロックチェーンである「Shiden Network」が勝利しました。 また、トータル5回行われたParachain Auctionでは111万枚がロックされる結果となりました。 一般ユーザーは、このオークションにクラウドローンとしてトークンをロックすることで、将来的に報酬を獲得できます。 この記事では、Polkadotの公式ウォレット「polkadot{.js}」を使ってクラウドローンする方法を解説します。 応援するプロジェクトが勝利すればトークンが配布されるアツい内容なので、最後まで読んでクラウドローン参加を完了させましょう! polkadot{.js}の基本的な使い方はこちら 日本発のパブリックチェーンShiden NetworkがKusama NetworkのParachain Slotを獲得 Polkadot/Kusamaのパラチェーンオークションとは?基本情報や仕組みを簡単に解説! Polkadot/Kusamaのネットワークで行われるパラチェーンオークションについて簡単に解説します。 詳しい情報については、「Polkadot/Kusama パラチェーンオークションとクラウドローン 最新動向調査レポート」こちらの記事もチェックしてください。 ここでは、簡単な概要や参加場所をまとめます。 オークションの概要 パラチェーンオークション勝者がPolkadot/Kusamaに接続できる クラウドローンに参加すれば報酬がもらえる polkadot{.js}などのウォレットやOKExなどの対応取引所から参加する パラチェーンオークション勝者がPolkadot/Kusamaに接続できる 出典:CT Analysis第19回レポート『Polkadot/Kusama パラチェーンオークションとクラウドローン 最新動向調査レポート』 Polkadot/Kusamaのパラチェーンオークションには、数百ものプロジェクトが参加する予定ですが、用意されている枠は100前後です。 ランダムで指定された日時に、一番多くトークンを集めていたプロジェクトがオークションの勝者となり、パラチェーンに接続できます。 CRYPTO TIMESが提供するレポートコンテンツ『CT Analysis』では、オークションの詳細や上の画像のような参加プロジェクト紹介も公開しているのでぜひチェックしてください。 CT Analysis 第19回をダウンロードする クラウドローンに参加すれば報酬がもらえる 一般ユーザーが報酬を受け取るには、クラウドローンに参加してプロジェクトを支援する必要があります。 クラウドローンでKSM/DOTを預けたプロジェクトが、オークションで勝利すればその後トークンが配布される流れです。 数か月~2年程度の時間をかけて配布される点だけ注意しておきましょう。 polkadot{.js}などのウォレットやOKExなどの対応取引所から参加する ウォレット系:polkadot{.js}、Math wallet、Fearless Walletなど 取引所:OKEx、Kuraken、Huobiなど クラウドローンに参加するには、polkadot{.js}などのウォレットアプリか、海外取引所を利用します。 対応していても日本では使えないウォレット・取引所があるので注意してください。 この記事では、国内でも使いやすいpolkadot{.js}を利用したクラウドローン参加方法を解説します。 polkadot{.js}の使い方(Youtube)はこちら polkadot{.js}ウォレットの基本的な使い方やステーキング方法を解説! Polkadot/Kusamaのパラチェーンオークションでクラウドローンに参加する方法を解説! Polkadot/Kusamaネットワークのパラチェーンオークションにおけるクラウドローンの参加方法を解説します。 polkadot{.js}を利用するので、まだインストールしていない場合は、「polkadot{.js}の基本的な使い方」を読んで済ませておきましょう。 クラウドローン参加方法 Polkadot/Kusamaを準備する 支援するプロジェクトを選択 トークンをロックしてクラウドローン完了 1. Polkadot/Kusamaを準備する まず、プロジェクト支援に必要なDOT/KSMを準備します。 polkadot{.js}では購入できないので、バイナンスやOKExなどの海外取引所で購入してくださいね。 DOT/KSMを購入後、polkadot{.js}に送金します。 上の画像の手順で入金アドレスを確認・コピーして、取引所から送金処理しましょう。 Polkadot/Kusamaでアドレスが異なるので、必ず切り替えて確認してください。 Polkadotなら「Polkadot Relay Chain」、Kusamaなら「Kusama Relay Chain」です。 海外取引所Binance(バイナンス)の使い方・送金方法はこちら 2. 支援するプロジェクトを選択 polkadot{.js}のポータルサイトに移動します。 今回はKusamaネットワークでクラウドローンする手順をまとめていますが、Polkadotの場合も同じです。 まず、上部メニュー「Network」から「パラチェーン」を選択してください。 二段目のメニューで「Crowdloan」を選択すると、パラチェーンオークションに参加しているプロジェクトが表示されます。 支援するプロジェクトを決めましょう。 プロジェクト紹介 CRYPTO TIMESのレポートコンテンツ「CT Analysis第19回」でKusamaパラチェーンオークションに参加する一部プロジェクトを紹介しているのでぜひチェックしてください。 3. トークンをロックしてクラウドローン完了 プロジェクトの右側「Contribute」をクリックしましょう。 ちなみに、Contributeの左側には、このプロジェクトが集めたトークン数量やクラウドローンに参加したユーザーの数が表示されています。 自分のアカウントを確認して、ロックする数量を入力してください。 右下の「Contribute」をクリックするとトランザクション情報の画面に切り替わります。 トランザクションに署名して送信となるので、「sign and submit」をクリックしましょう。 もう一度小さな画面が開いてパスワード入力を求められるので、polkadot{.js}のパスワードを入力すれば完了です。 ロック済みの確認方法 クラウドローン完了後、同じ画面で支援したプロジェクト欄に「My contributions(1)」と表示されています。ここでロックした数量などを確認できます。 クラウドローン参加の注意点やリスクを解説! 最後に、パラチェーンオークションのクラウドローン参加で把握しておくべき注意点・リスクを解説します。 polkadot{.js}以外のウォレットや取引所からクラウドローンする場合でも知っておきたい内容です。 特に、今回のクラウドローンではプロジェクトに直接送金することは絶対にあり得ないので注意してくださいね。 クラウドローンの注意点・リスク トークンは実際に送金しない ロック解除後は価格下落している可能性 配布されるトークンを増やすなら早めに参加する トークンは実際に送金しない パラチェーンオークションのクラウドローンでは、DOT/KSMをプロジェクトに送金する必要はありません。 ロックして預けるだけなので、オークション終了後は時間をかけて返還されます。 勝利できなかったプロジェクトに預けていた場合でも、次回以降のオークションで連続参加できるので安心してください。 万が一、送金を依頼するプロジェクトがあれば詐欺です。 枠獲得できない場合は返却 支援するプロジェクトが最後まで敗北してスロット(枠)を獲得できなかった場合は、トークンは返却されます。とにかく返却されるので送金する必要はありません。 ロック解除後は価格下落している可能性 パラチェーンオークションでプロジェクトがスロット(枠)を獲得したあと、預けたトークンは徐々に解除されます。 期間は、Kusamaが最大11カ月、Polkadotは最大2年間です。 ロック解除後は売りが増えて価格が下がる可能性があるので注意してください。 実際は報酬が上乗せされて返却されますが、それでも下落のダメージを受けるかもしれません。 配布されるトークンを増やすなら早めに参加する パラチェーンオークションに参加する一部プロジェクトは、初期参加ボーナスを設けています。 例えば、Kusamaのオークションでは、ShidenやGenshiro、Sakuraが初期参加者に最大20%などのボーナスを設けており、受取り出来る人数や期間には限りがあります。 とにかく、応援するプロジェクトには早めにクラウドローン参加しておけば、将来的に報酬が増えるのでお得です! まとめ Polkadot{.js}を使ってパラチェーンオークションのクラウドローンに参加する方法や注意点を解説しました。 絶対勉強しておくべき銘柄ともいわれるPolkadot、姉妹ネットワークのKusama、それぞれのネットワークでパラチェーンオークションが行われます。 有望なプロジェクトにトークンを預けて、成功報酬を受け取るというシンプルな流れですが、仕組みやルール、使い方を理解しておく必要があります。 CruptoTimesの関連記事や解説動画も参考にしておけば、この記事通りにPolkadot{.js}を使ってスムーズにクラウドローンに参加できますよ! CT Analysis第19回レポート『Polkadot/Kusama パラチェーンオークションとクラウドローン 最新動向調査レポート』を無料公開 polkadot{.js}ウォレットの基本的な使い方やステーキング方法を解説! polkadot{.js}をインストールする 使い方の動画(Youtube)はこちら
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2021/07/21【polkadot{.js}ウォレットの使い方】入出金やステーキング方法を徹底解説!
Polkadot(DOT)は、国内取引所でも続々と上場しており話題の仮想通貨です。 人気の理由は、Polkadotが目指すWEB3.0の画期的な世界や、エアドロップ対象になるオークションといったプロジェクトの影響といえます。 さらに、ステーキングにより高利率で資産を増やすことも可能です。 それらの機能を使うには、Polkadotの公式ウォレットであるpolkadot{.js}が必要となります。 この記事では、polkadot{.js}を使うための基本情報や、ウォレットの使い方、ステーキング方法を解説します。 CRYPTO TIMESの公式Youtubeチャンネルでも、Polkadot{.js}について解説しているので、併せてご覧ください。 polkadot{.js}とは?基本情報や利用目的を解説! 最初に、polkadot{.js}の基本情報や機能性について解説します。 Polkadotは、WEB3.0を目指すブロックチェーンプロジェクトであり、仮想通貨(DOT)でもあります。 さまざまなプロジェクトがPolkadotのブロックチェーン上で機能しており、polkadot{.js}でそれらのウォレットへ切り替えも可能です。 polkadot{.js}で何ができるのかしっかり理解しておきましょう。 Polkadotの概要と仕組みはこちら polkadot{.js}の基本情報 polkadot{.js}はPolkadot公式ウォレット ステーキングで資産を増やせる パラチェーンオークションのクラウドローンにも参加可能 polkadot{.js}はPolkadot公式ウォレット 出典:CT Analysis第16回レポート『Polkadotエコシステム 動向調査レポート』 polkadot{.js}は、Polkadotの公式ウォレットです。 Polkadot(DOT)やKusama、上の画像にあるPolkadotエコシステムの各プロジェクトトークンにも切り替えて、預入・送金などが可能となります。 基本的にすべて英語となり、日本語には対応していません。 Polkadotエコシステムについて Polkadotエコシステムでは、複数の異なるブロックチェーンを繋げて、互いに相互運用しながら各プロジェクトが活動を行っています。Defiやスマートコントラクト、ウォレットなど多くが機能しています。 ステーキングで資産を増やせる polkadot{.js}では、Polkadot(DOT)をステーキングして増やすことができます。 Polkadotを稼働させる役割には、メインチェーンの検証や書き込みに携わる「バリデーター」が存在します。 一般投資家はこのバリデーターに対してステーキングすることで、報酬の一部を獲得できる仕組みです。 バリデーターを選出する役割を「ノミネーター」と呼び、私たち一般ユーザーがPolkadotでステーキングする代表的な方法であり役割となります。 Polkadot(ポルカドット)の全体像と仕組みについて パラチェーンオークションのクラウドローンにも参加可能 polkadot{.js}では、パラチェーンオークションのクラウドローンにも参加できます。 こちらの記事でパラチェーンについて解説していますが、Polkadotの心臓部「リレーチェーン」から派生するのがパラチェーンです。 パラチェーンは、各プロジェクトが独自のプロセスを保持しながら、Polkadotとの相互運用、高いセキュリティ、独自トークンの発行が可能となります。 クラウドローンに参加して、応援するプロジェクトにトークンを預けることで、そのプロジェクトが勝利した際に一般ユーザーにエアドロップが配布される仕組みです。 パラチェーンオークションやクラウドローンの参加に関しては、以下の記事で詳しく解説するのでぜひチェックしてくださいね。 polkadot{.js}でパラチェーンオークションのクラウドローンに参加する方法を解説 Polkadot/Kusama パラチェーンオークションとクラウドローン 最新動向調査レポート polkadot{.js}の導入方法を解説! 実際に、polkadot{.js}をインストールしてウォレット環境を整えましょう。 まずはアカウント登録が必要です。 拡張機能を使いますが、登録自体は一般的なウォレットと大差ないので安心してくださいね。 使い方に関して、上記のように動画も公開しているので公式YOUTUBEチャンネルも参照してください。 polkadot{.js}の導入方法 polkadot{.js}エクステンションをインストールする アカウント登録してウォレットを作成する プロジェクト管理画面の確認方法 polkadot{.js}エクステンションをインストールする まずは、polkadot{.js}にアクセスしてエクステンションのウォレットをインストールします。 上の画像のとおり「extension」内のURLをクリックして進んでください。 エクステンションダウンロードのページに進みます。 対応しているのはGoogle ChromeまたはFirefoxです。 利用ブラウザのダウンロードボタンをクリックしましょう。 「Chromeに追加」をクリックしてください。 注意事項を読んで追加すれば、polkadot{.js}のエクステンション追加が完了します。 画面右上のパズルマークをクリックすると、追加されたpolkadot{.js}を確認できます。 ピンのマークをクリックすれば上部のバーに表示されるので、ワンクリックでアクセス可能です。 オレンジ色のPマークが表示されていればインストール完了となります。 アカウント登録してウォレットを作成する 次に、polkadot{.js}にアカウント登録を行いウォレットを作成します。 最初にPマークをクリックすると利用規約が表示されるので「Understood, let me continue」をクリックして進んでください。 上の画像のように「Add Account」が表示されるので、中央の「+」マークをクリックするとアカウント登録画面に移ります。 ニーモニックシードフレーズは復元時などに利用するので、必ず保存しておき、自分のみ確認できる状態にしておきましょう。 保存後、下部にチェックを入れてください。 「Next step」がクリックできるようになるので進みます。 アカウント登録画面です。 ネットワークは変更せずそのままにしてください。 アカウント名とパスワードを入力して、「Add the account with the generated seed」をクリックします。 こちらでpolkadot{.js}のアカウント登録は完了です。 プロジェクト管理画面の確認方法 polkadot{.js}のアカウント一つで、Polkadotベースのプロジェクトであれば、すべてのウォレットとして活用できます。 プロジェクトを切り替えるには、まずアカウントの右上にある3つの点マークをクリックしてください。 「Allow use on any chain」をクリックすると、ウォレット利用できるプロジェクトが表示されます。 Kusamaなら「Kusama Relay Chain」を選択すれば、自分のアドレスが変わるのでわかりやすいですよ。 動画で使い方を確認する polkadot{.js}の基本的な使い方を徹底解説! polkadot{.js}での入金や送金時、操作で迷う方は多いかもしれません。 実は、polkadot{.js}のウォレット単体では中身を確認することができず、どこにあるのかわかりにくいです。 そこで、ここからはpolkadot{.js}でウォレット内を確認・資産を移動する基本的な使い方を解説します。 使い方に関して、上記のように動画も公開しているので公式YOUTUBEチャンネルも参照してください。 polkadot{.js}の使い方 ポータルサイトと紐づけする 入金したトークンの確認方法 トークンを送金する方法 トランザクションを確認する polkadot{.js}の復元方法 ポータルサイトと紐づけする まず、アカウント内のどこに資産があるのか、ウォレット内を確認するためポータルサイトと紐づけします。 ウォレットをインストールしたpolkadot{.js}のポータルサイトにアクセスしてください。 「apps wallet (hosted)」から資産を確認するのでURLをクリックしましょう。 注意事項が表示されるので確認・許可後進んでください。 PolkadotのSubstrate Portalのページが表示されることで、polkadot{.js}のエクステンションとポータルサイトの紐づけは完了となります。 入金したトークンの確認方法 例えば、Kusamaに入金したトークンを確認する場合、ポータルサイトでKusamaネットワークに切り替える必要があります。 左上のPolkadotマークをクリックしてください。 左側にメニューが表示されるので、「KUSAMA & PARACHAINS」を選択します。 その他のプロジェクトも選択できることがわかりますね。 「via Parity」などはデフォルトのままでOKです。 上部の「Switch」をクリックするとKusamaネットワークに切り替わります。 上部の「Accounts」から「アカウント」を選択してください。 先ほど作成したアカウントが反映されているのがわかります。 アカウント名をクリックすると、右側にページが表示されます。 ここで、送ったトークンの確認が可能です。 balanceの部分に0.1KSMが反映していることがわかりますね。 このように、ポータルサイトで各トークンのページに切り替えてからウォレット内を確認します。 トークンを送金する方法 polkadot{.js}でトークンを送金する方法について解説します。 アカウント画面の右側に「送信」があるのでクリックしてください。 送金先のウォレットアドレスや数量を入力してください。 「送信を作成」をクリックするとトランザクションなどの情報が表示されます。 「Sign and Submit」をクリックするとエクステンションが立ち上がるのでパスワードを入力しましょう。 これで送金完了です。 トランザクションを確認する polkadot{.js}でトランザクションを確認する方法も解説します。 アカウント画面の右側にポルカスキャンの項目があるのでクリックしてください。 履歴の画面になるので、「過去25回の残高移動履歴」をクリックします。 Kusamaの入金・送金履歴が確認できますね。 詳細に関しては右側のDetailsから見ることができます。 polkadot{.js}の復元方法 パソコンの買い替えなどで、polkadot{.js}を再インストールしたときに復元する方法も知っておくと便利です。 インストールまでは、「polkadot{.js}エクステンションをインストールする」の手順と同じです。 アカウント登録画面から異なるので注意してください。 登録時は中央をクリックしましたが、復元時は右上にある+マークを押します。 「Import account from pre-existing seed」をクリックしてください。 ここで、保管しておいたニーモニックシードフレーズを入力します。 ネットワークはこのままでOKです。 NEXTをクリックすると、新しいアカウント名とパスワードを入力する欄になります。 これらを入力して進むと復元は完了です。 資産が保管されているかしっかり確認しておきましょう! 動画で使い方を確認する polkadot{.js}でステーキングする方法・手順を解説 Polkadot(DOT)のステーキングは、他の通貨に比べて利回りが良く、収益につながると予想されており人気です。 ステーキングが可能な取引所・ウォレットは、バイナンスやMoonstakeなど海外がメインとなり国内にはありません。 もちろんPolkadot公式ウォレットは対応しているので、ここではpolkadot{.js}を使ったステーキング方法・手順を解説します。 Polkadotの仕組みも簡単に紹介しながら進めますね。 polkadot{.js}でのステーキング方法 Polkadot(DOT)を準備する バリデーターを選ぶ ノミネーターとして投票して完了 1. Polkadot(DOT)を準備する まずはPolkadot(DOT)を購入します。 バイナンスなどの取引所・ウォレットで準備してくださいね。 最低1DOTからステーキング可能ですが、手数料がかかるので2DOT程度持っておくべきです。 入金方法は、polkadot{.js}のPolkadotアドレス宛に他のウォレットから送ります。 自分のPolkadotのアドレスを確認するには、まずウォレットを開いて右上の3つの点マークをクリックします。 「Allow use on any chain」をクリックして、表示されたプロジェクトから「Polkadot Relay Chain」を選択してください。 上の画像3の部分に、Polkadot用のアドレスが表示されるので、コピーして入金元ウォレットで処理しましょう。 バイナンスから送金する場合は以下の記事も参考にしてくださいね。 【最新版】取引所Binance(バイナンス)の登録方法・使い方まとめ! 2. バリデーターを選ぶ Polkadotを支える4つの役割 バリデーター(検証者):ブロック内容の検証、リレーチェーンへの追加 ノミネーター(指名者):バリデーターを選出する コレーター(照合者):トランザクションの照合を行う フィッシャーマン(監視役):バリデーターの監視を行う Polkadotのネットワークを支えるために、上記4つの役割が存在しています。 一般ユーザーは、ノミネーターとしてバリデーターを選出することで、バリデーターが受取る報酬の一部を獲得できる仕組みです。 つまり、ステーキングはバリデーターに対して行います。 polkadot{.js}のポータルサイトを開いて、上のメニュー「NetWork」から「ステイキング」を選択してください。 バリデーターの一覧が表示されるので、この中からステーキングするバリデーターを選びます。 薄いグレー色になっているバリデーターは募集を締め切っているので注意してくださいね。 上部メニュー「Targets」をクリックするとバリデーターを並び替えることができます。 最初は年利(return)が高い順に並んでいるので選びやすいですね。 このときは平均14.0%の年利なので、手数料(comm)は1%程度なら悪くないです。 身分証明済みのバリデーターを選ぶ より信頼できるバリデーターを選ぶなら、詳細画面で「アイデンティティー」が適切な緑色になっているバリデーターを選びましょう。身分証明(本人確認)済みの証です。 3. ノミネーターとして投票して完了 実際にノミネーターとして投票します。 上部メニュー「Account Actions」をクリックして「Nominator」へ進んでください。 預けるDOTの入力画面になります。 最低1DOTから預けられるので入力してくださいね。 ただし、手数料がかかるので1DOT以上保有している必要があります。 次の画面で、ステーキングすると決めたバリデーターを選択して「BondandNominate」をクリック後、polkadot{.js}のパスワードを入力すれば完了です。 複数バリデーター選出も可能 バリデーターを複数選んでステーキングすることも可能です。選出画面で2つ以上選べるので、リスク分散するならおすすめですよ。 【補足】ロック解除してステーキングをやめる方法 polkadot{.js}ポータルサイトの「Account action」の画面で、選んだバリデーター一覧を確認できます。 ステーキングをやめてロック解除する場合は、この画面でバリデーターの右側にある「Stop」をクリックしてパスワードを入力すれば完了です。 ちなみに、ロック解除しても28日間はDOTの移動はできないので注意してください。 バリデーター変更も可能 ロック解除したDOTを使って、別のバリデーターに投票できます。解除後にもう一度選出すればOKです。 polkadot{.js}利用時の3つの注意点を解説 最後に、polkadot{.js}の利用で注意すべき3つのポイントを解説します。 他のウォレットアプリとの違いや、ステーキングのリスクも簡単にまとめるのでしっかり確認しましょう。 polkadot{.js}の注意点 他のアプリと相性が悪いので適宜オフにする 単体では送受信やウォレット内を確認できない バリデーター選びに失敗すると損する可能性あり 1. 他のアプリと相性が悪いので適宜オフにする polkadot{.js}の欠点は、他のエクステンションアプリと相性が悪い部分です。 例えば、Add Block(仮想通貨採掘スクリプトのブロックシステム)が入っていると機能できなかったり、他のエクステンションのウォレットが入っていると、polkadot{.js}が起動しなかったりします。 その場合は、他のエクステンションをオフにした状態で、polkadot{.js}を同期するしかありません。 オフにする方法 Chromeなら、画面右上の3つの点マークをクリック→その他のツール→拡張機能と進むと、インストール済み機能のオン・オフを切り替えできます。 2. 単体では送受信やウォレット内を確認できない polkadot{.js}単体では、ウォレット内のトークン確認や送金処理はできません。 Metamaskなどの利用者は使い勝手が悪いと感じるかもしれません。 必ずポータルサイトと同期する必要があるので、polkadot{.js}はウォレットとポータルサイトの2つで操作することを理解しておきましょう。 3. バリデーター選びに失敗すると損する可能性あり polkadot{.js}でステーキングするにはバリデーターを選出しますが、悪いバリデーターにあたるリスクがあります。 選ぶときは年利や手数料といった少ない情報に限られるので、良いバリデーターなのか判断がつきません。 一つの基準としてほしいのは、アイデンティティーが適切であるバリデーターを選ぶことです。 詳細画面でアイデンティティー(本人確認のようなシステム)を実施済みか確認できますし、上の画像のように「Overveiw」の画面なら実施済みのバリデーターのみ表示できます。 そして、ステーキング完了後も選出したバリデーターが、年利を変えるなど怪しい行動をしていないか確認すると安心です。 仮想通貨を触るのであれば絶対に観るべき動画・注意事項はこちら まとめ polkadot{.js}の基本的な使い方やステーキング方法、注意点を解説しました。 基本的にエクステンションウォレットとポータルサイトの2つで管理すると覚えておきましょう。 Polkadotエコシステム各プロジェクトのウォレットなら、polkadot{.js}だけで切り替えて管理できます。 資産管理やステーキングを行うポータルサイトを使いこなせると、今後Polkadot系のさまざまなプロジェクトに対応できるようになりますよ。 Polkadotのステーキングは利率が高くて人気なので、良いバリデーターの募集が終わる前に、ステーキングできる環境をpolkadot{.js}で整えましょう! polkadot{.js}をインストールする 使い方の動画(Youtube)はこちら
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2021/03/29ハードウェアウォレット『SafePal S1』の送受金・トークン追加方法を徹底解説!
今回は注目のハードウェアウォレット「SafePal S1」の送受金やトークンの追加方法などの基本的な使い方を解説します。 この記事を読めば、 SafePal S1での送受金の方法 トークンの追加方法 を知ることができます。 SafePal S1をお持ちで、使い方に困っている方は是非記事を読みながら使ってみてください。 初期設定方法やバックアップに関しては下記の記事でも公開しているのでこちらも確認してみてください。 ハードウェアウォレット『SafePal S1』の初期設定・バックアップの方法を徹底解説! - CRYPTO TIMES SafePal S1の概要 SafePal S1は大手仮想通貨取引所のBinanceから出資を受けているSafePal社が手掛けているハードウェアウォレットです。 SafePal S1の特徴は主に下記です。 専用アプリと連携するとアカウント開設をせずにBinanceでトレードができる スワップ機能も付随 主要なDappsにログインできる 価格は比較的安価 SafePal S1にはハード自体に液晶画面も付いているのでそこにQRコードを表示して仮想通貨を受け取ることも可能です。 SafePal S1の主なスペック情報 カラー ブラック 商品の寸法(幅×高さ) 86mm x 54mm 対応OS iOS Android Google Play 対応通貨数 200種以上 あらかじめおさえておきたいこと SafePal S1を使うには、SafePal Walletアプリを先に操作する必要があります。 というのもSafePal S1自体には、WiFi接続などでインターネットへアクセスする機能は付いていないからです。 そのため、何か操作をする場合は「SafePal Walletアプリを操作 → 同期させて情報をSafePal S1に反映させる」という流れになります。 SafePal Walletは単体のモバイルウォレットとしても機能するので、混乱しないように仕組みをはじめに理解しておきましょう。 トークンの追加方法 では、早速トークンの追加方法を解説していきます。 SafePalでは、初期設定では数種類しか仮想通貨が表示されていません。 そのためあなたが使いたい通貨を追加する必要があります。 まず最初にウォレットアプリを開いたらホーム画面下部に表示される「Add」をクリックします。 すると通貨一覧が表示されるので追加したい通貨にチェックを入れて「Add Coin」をタップしましょう。 タップするとQRコードが表示されるのでSafePal S1のハードでこちらをスキャンします。 スキャンが終わったら次は反対にアプリでSafePal S1をスキャンします。 さきほどのアプリの画面から「次」を選択するとスキャンモードになるので、この状態でSafePal S1に表示される動的QRコードを読み取りましょう。 これで仮想通貨の追加は完了です。 ウォレットアプリとSafePal S1の両方に通貨が追加されているのを確認しましょう。 仮想通貨の受け取り方法 SafePal S1で仮想通貨を受け取るには、ウォレットアドレスを表示させる必要があります。 アドレスの表示には、 SafePal S1で表示 アプリ「SafePal Wallet」で表示 の2つの方法があります。 まず、SafePal S1を操作して表示する方法から解説します。 SafePal S1でアドレスを表示する方法 まず、SafePal S1を起動したら「マネージメント」を選択します。 すると通貨一覧が出てくるので、SafePalへ送金したい通貨を選択します。 次に「受け取る」を選択しましょう。 するとPINコードが要求されるので、事前に設定した数字を入力します。 入力が終わるとQRコードとアドレスが表示されるので、送金元の端末でこちらを読み取って送金すれば完了です。 続いてアプリSafePal Walletで表示させる方法を解説します。 SafePal Walletアプリでアドレスを表示させる方法 まずアプリを開いたらホーム画面に並んでる通貨の中から送りたい通貨をタップします。 次に「受け取る」を選択します。 するとQRコードが表示されるので、こちらのアドレスに仮想通貨を送金すれば完了です。 SafePal S1から送金する方法 続いてSafePal S1から送金する方法を解説します。 SafePal S1自体には、インターネットに接続する機能がないため送金はSafePal Walletアプリを操作して行います。 まずアプリを開いたら、送金したい仮想通貨をタップします。 通貨の詳細画面で「送る」をタップします。 すると上記のような画面が出てくるので、 送信先のアドレス 送る量 を入力して「次」をタップします。 *アドレスは必ずコピー&ペーストかQRコード読み取りで入力してください。 送金の詳細画面が出てくるので、ガス料金を設定して再度「次」をタップします。 ガス料金は基本的には「お勧め」を選べば問題ありません。 再度確認画面が出てくるのでここで「送る」をタップします。 送るをタップすると上記のようにQRコードが表示されるので、これをSafePal S1の「スキャン」で読み取ります。 スキャンが完了すると、画像のように送金内容が表示されるので、問題がなければ「OK」を選択しましょう。 OKをクリックすると、SafePal S1に動的QRコードが表示されます。これをSafePal Walletアプリで読み取ります。 さきほどのアプリの画面から「次」を選択すると自動的にスキャンモードになるので、そのまま動的QRコードを読み取ってください。 QRコードを読み取ると、上記のように確認画面が表示されるので「確認する」を選択します。 ここまでで送金は完了です。 通貨画面にはトランザクションが表示されているので、先ほどの送金が「保留中」から「完了」になれば送金は完全に完了となります。 まとめ SafePal S1の基本的な使い方について説明してきましたがいかがだったでしょうか。 SafePal S1はハードウェアウォレットと操作が容易なアプリを連携させることによって、スムーズかつ安全に仮想通貨を移動・保管できるウォレットです。 仮想通貨はハッキングが絶えない業界なので、しっかりと使い方を確認してあなたの大事な資産を守りましょう。 初期設定方法やバックアップに関しては下記の記事でも公開しているのでこちらも確認してみてください。 ハードウェアウォレット『SafePal S1』の初期設定・バックアップの方法を徹底解説! 最後までありがとうございました。