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2024/09/03LayerZero Labs、tBTCのオムニチェーン化を提案
LayerZero Labsは、Threshold DAOに対し、tBTCの安全かつ統合されたオムニチェーン体験を実現するための提案を行いました。 [caption id="attachment_120876" align="aligncenter" width="544"] 提案内容|画像引用元:forum.threshold.network[/caption] この提案では、LayerZeroプロトコルによって動作するOmnichain Fungible Token (OFT)標準を採用することで、Threshold DAOはtBTCのセキュリティとファイナリティをより強力に制御しながら、新たなチェーンへのシームレスな拡張が可能になるとされています。 OFT標準は、ERC-20以外で最も広く採用されているFungible(代替可能)トークン標準であり、BTC.b、USDe、sUSDe、weETH、rsETH、CAKEなど、120以上の導入実績を誇ります。2022年のローンチ以来、何百万ものメッセージを処理し、一度も悪用されることなく、200億ドル以上の資産を保護してきました。 Threshold DAOがOFTコントラクト標準を採用することで、tBTCを現在の8チェーンから、Merlin、BoB、MezoなどのビットコインL2を含む、LayerZeroがサポートする80以上のネットワークに迅速に展開できるとしています。また、OFTとして、tBTCは、最も広く利用されているブリッジであるStargateとの統合にも対応できます。 OFT標準を採用することで、tBTCは統一された流動性とモジュール式セキュリティという重要な特徴を持つことになります。 記事ソース:Thereshold
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2024/09/03トランプ氏支援の仮想通貨プロジェクト、DeFiエキスパートが参加
分散型金融(DeFi)プラットフォーム「Dolomite」の共同設立者であるコリー・キャプラン氏が、ドナルド・トランプ前大統領が支援する仮想通貨プロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル」のアドバイザーに就任しました。 関連:ケネディ・ジュニア氏、大統領選から撤退しトランプ氏を支持へ|仮想通貨に親和的な候補者 Meet Corey Caplan – Co-founder and creator of Dolomite! 🚀 An early Ethereum builder since 2017, cryptopunk enthusiast, and one of the most innovative minds in DeFi, Corey has joined World Liberty Financial's advisory team and is the first of many incredible people we are… pic.twitter.com/rdOwjrbOiN — WLFI (@worldlibertyfi) August 30, 2024 キャプラン氏は証拠金取引やレンディング機能などを備えたDeFiプラットフォーム「Dolomite」の立ち上げを経験しており、DeFi分野における経験豊富な人物として知られています。Dolomiteは2022年にArbitrum上でローンチした後、Polygon zkEVMやMantleなど、複数のブロックチェーンに対応しています。 トランプ前大統領は仮想通貨に対して一貫して肯定的な姿勢を示しており、最近では自身のSNS「X」への投稿で米国を仮想通貨分野のリーダーとして位置付ける計画を近く発表すると述べています。 .@worldlibertyfi pic.twitter.com/mwhVIzPJyq — Donald J. Trump (@realDonaldTrump) August 29, 2024 トランプ氏の息子であるドナルド・トランプ・ジュニア氏も、DeFiについて積極的に言及するなど、トランプ一族は「ワールド・リバティ・ファイナンシャル」の立ち上げを積極的に宣伝しています。 今年7月、AMG Software Solutionsという会社を通じて提出された商標登録申請書には「ワールド・リバティ・ファイナンシャルではDeFi分野における金融情報の提供を目的としている」と記載されていることが明らかになっています。 キャプラン氏のアドバイザー就任は「ワールド・リバティ・ファイナンシャル」がDeFi分野に本格的に参入していくことを示唆しており、今後の動向が注目されます。 記事ソース:uspto.report
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2024/09/02Frax、分散型IDサービスを発表|$FXSのバーンも計画
Frax Financeは、Fraxエコシステム専用の分散型IDサービス「Frax Name Service (FNS)」を発表しました。 Introducing Frax Name Service (FNS) ✍️ We are creating the decentralized central bank of crypto, home to the power users of DeFi. Now, you can secure your name on our nation's ledger. Claim your .frax username here: https://t.co/DPBI1momtk See what makes FNS special 🧵👇 pic.twitter.com/t8w7vTp8Ir — Frax Finance ¤⛓️¤ (@fraxfinance) August 29, 2024 FNSはEthereum Name Service (ENS)のフォークですが、Frax向けに調整されており、ENSのコア機能を維持しつつ、独自のトークン焼却メカニズムを組み込んでいます。 Fraxによると、3文字のFNS名が1000件登録されるごとに、年間100万frax shares (FXS)トークンが焼却されます。これは、ネイティブトークンの価値と実用性の向上につながります。FNSでの名前登録プロセスには、名前の可用性の確認、十分なFXS残高の確保、1年以上の購入期間と追加の90日間の猶予期間を含むトランザクションの完了が含まれます。 Fraxは、このサービスはFraxブロックチェーン上で名前を確保する能力をユーザーに提供するものであり、包括的な分散型金融(defi)スタックを構築するための広範な取り組みの一環であるとしています。 また、FNSは、Fraxのレイヤー2ソリューションであるFraxtalと統合されており、エコシステム内のスケーラビリティの向上とトランザクションコストの削減も目的としています。
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2024/08/29UniswapとAcross Protocol、新トークン規格ERC-7683を提案
Uniswap LabsとAcross Protocolが共同で、新たなイーサリアムトークン規格ERC-7683を提案しました。 If we want cross-chain interoperability, we need to reduce L2 fragmentation That's why we teamed up with @AcrossProtocol to develop ERC-7683 The first standard for cross-chain intents ✨ — Uniswap Labs 🦄 (@Uniswap) August 28, 2024 この新規格は、分散型金融エコシステムにおける流動性の断片化の課題に対処することを目的としています。 インテントベースのシステムとなっており、ユーザーは知識を必要とせずに、望む結果に基づいて自動化されたブロックチェーン操作を実行できるとのことです。 ERC-7683の詳細[no_toc] ERC-7683は、共通のクロスチェーン・インテント・フローを中心に設計されており、柔軟性を有しています。Uniswap Labsは、UniswapXのクロスチェーンバージョンでこの規格を実装する予定ですが、ERC-7683は分散型アプリケーションであれば誰でも実装可能とのことです。 [caption id="attachment_120549" align="aligncenter" width="1200"] ERC-7683 |Uniswap X[/caption] この規格により、価格決定方法、履行制約、決済手順などの様々な側面をカスタマイズできます。提案は現在、CAKEワーキンググループに提出され、議論とレビューが行われています。 インテントベースのシステムは、エンドユーザーのクロスチェーン操作を簡素化するための主要なソリューションとして登場しましたが、十分な流動性へのアクセスとチェーン間でのアクティブなフィラーネットワークの維持という課題に直面しています。 イーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンは、業界が長年悩まされてきたスケーラビリティ問題に対処していますが、異なる小さなエコシステムに資金が分散してしまう流動性の断片化という課題が指摘されてきました。 このような流動性の断片化問題に対処することで、共有流動性、ガス効率、ブリッジレスブリッジング、シームレスなアプリアップグレード、L2のブートストラップと開発の容易化といったメリットをもたらすことが期待されています。 情報ソース:ERC-7683
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2024/08/29Renzo、$REZをWormhole経由でSolana(ソラナ)に展開
Renzo Protocolは、ソラナエコシステムでのプレゼンスを高め、Wormholeのネイティブトークン転送フレームワークを活用するために、ガバナンストークン$REZをソラナにローンチすることを発表しました。 Big news! $REZ on Solana? That’s EZ PZ! Renzo is excited to announce that we are bringing $REZ to Solana via @wormhole's NTT framework!$REZ will now be available on Solana, pegged 1:1 with Ethereum $REZ. Renzo's leveraging Wormhole for secure cross-chain transfers and… https://t.co/stDggd0x9L — Renzo (@RenzoProtocol) August 28, 2024 $REZは当初イーサリアムに展開されていましたが、Wormholeのフレームワークを使用してソラナに転送されます。マルチチェーンプロトコルのGuardianネットワークは、安全なクロスチェーン認証を利用し、イーサリアムとソラナ間のトークン転送を問題なく行えるようにします。 また、ソラナ上の$REZはイーサリアム上の$REZと1:1のペッグを維持し、ソラナのトークン規格に準拠し、ブロックチェーンの分散型金融エコシステムと互換性を持つとのことです。 情報ソース:Renzo X
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2024/08/15Wormholeがロードマップ発表|ネイティブスワップ機能などを年内実装へ
クロスチェーンメッセージングプロトコル「Wormhole」が今後のロードマップを発表しました。Wormholeは既に10億件以上のメッセージを処理し、数百億ドル規模のクロスチェーンでの仮想通貨の移転を促進してきた実績があります。 The Wormhole Roadmap pic.twitter.com/IdwdQUPFQb — Wormhole (@wormhole) August 14, 2024 これまで、ネイティブトークン転送 (NTT) フレームワークやWormhole SDK、CCTPの統合、ネイティブトークン$Wのローンチなどを実現してたWormhole。さらに、NFTブリッジの立ち上げやUniswap、Lido、Circleなどとの統合など、多岐にわたる成果を上げています。 2024年後半には、ネイティブスワップ機能の追加やさらなる高速転送の実現を目指すとする同プロジェクト。トランザクションの追跡と分析機能を強化するため、Wormholescanのアップグレードも予定している模様です。 今年から来年にかけては、Wormhole DAOも開始予定。さらに、Ethereum、Sui、Aptos、Near、Cosmosといった主要なブロックチェーンに対応するZKライトクライアントが展開され、Wormholeと統合されることでトラストレスな双方向のデータ転送が可能になるとしています。 Worlholeのトークン$Wは8月3日に総供給量の6%がアンロックされましたが、価格への大きな影響はみられませんでした。今後のWormholeの動向に引き続き注目が集まります。 記事ソース:Wormhole
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2024/08/13Suiのレンディング「NAVI Protocol」、TVLが過去最高の2億9000万ドルを突破
SuiエコシステムのDeFiプロジェクト「NAVI Protocol」のTotal Value Locked (TVL) が、2億9,000万米ドルを超え、過去最高額を更新しました。これは過去7日間で1億7,000万米ドルもの資金が流入した結果です。 NAVI Protocol - $290M TVL Growth Milestone! ✨ NAVI is spearheading the 🌊#Suinami! In the last 7 days, the TVL has increased by $170M, pushing the total market size of the protocol to: ▶️ $290M ◀️ We’re proud to be one of the cornerstones of the Sui Network DeFi ecosystem.… pic.twitter.com/1zlfGh13gL — NAVI Protocol | navi.sui (@navi_protocol) August 13, 2024 NAVIはレンディングプラットフォームであり、ユーザーは暗号資産を預け入れて利息を得たり、担保として預けて他の資産を借りたりすることができます。 現在、NAVIで最も多く供給されている通貨はUSDCで、全体の45%(1.27億ドル)を占めています。一方で、最も多く借入られているのはSuiのネイティブトークンである$SUIで、全体の42%(2764万ドル)を占めています。現在のAPYはUSDCが14.33% (supply)、$SUIが7.6% (borrow)となっています。 NAVIのネイティブトークンであるNAVXの価格は過去1週間で70%上昇し、記事執筆時は0.064ドルで取引されています。 DeFiLamaのデータによると、NAVIは現在、Sui上で展開されるDeFiプロトコルの中でTVLトップの座に位置しています。 Suiエコシステム内のScallop、Cetus、Suilendといった他のDeFiプロダクトのTVLも急増しており、直近1週間で3プロダクト平均で108%の増加を記録しています。 各プロダクトのネイティブトークンの価格上昇の影響もあるなか、Suiへのステーブルコインベースでの資金流入も増加しています。 [caption id="attachment_119524" align="aligncenter" width="759"] 画像引用元:DeFiLlama[/caption] 先日、仮想通貨ETF大手のグレースケール社が、Suiの投資信託商品「グレースケール・スイ・トラスト」を立ち上げました。 We are proud to announce the creation of two new single-asset crypto investment funds, available through private placement: Grayscale Bittensor Trust $TAO and Grayscale Sui Trust $SUI.Available to eligible accredited investors.Press release: https://t.co/Xplh81KI9W1/3 pic.twitter.com/pGcLhcZSdD— Grayscale (@Grayscale) August 7, 2024 グレースケールの製品・研究責任者であるレイハネ・シャリフ・アスカリ氏は「Suiはスマートコントラクトブロックチェーンを再定義すると考えています」と声明で述べており、Suiの将来性に対する期待感を示しています。 記事ソース:DeFiLlama、The Block
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2024/08/13OP Labs、「Superchain」構想のロードマップを公開|ブロックチェーン相互運用性実現へ
イーサリアムのレイヤー2ソリューション「Optimism」や、オープンソースブロックチェーン開発ソフトウェア「OP Stack」を提供するOP Labsは、ブロックチェーン間の相互運用性を実現する「Superchain」構想のロードマップを公開しました。 Today, we outline the path to bring Interoperability to the OP Stack, and across the Superchain. pic.twitter.com/zsJWDAUIYd — Optimism (@Optimism) August 12, 2024 Superchainは、OP Stack上で開発されるブロックチェーン同士をシームレスに接続し、資産やデータの共有を可能にすることを目的とした構想です。現在、OPメインネット、Zora、Baseなど、複数のプロジェクトがOP Stackを用いてブロックチェーンを構築しています。 ロードマップによると、Superchain構築に向けた最初のステップとして、開発者向けのテスト環境であるDevnetが公開される予定です。その後、テストネットの立ち上げを経て、Superchainに対応するチェーンが定義されるとしています。 さらに、アプリケーション開発者が相互運用可能なチェーン間で資産やメッセージを移動させるためのツールも提供予定。最終的には、メインネットがローンチされ、開発者やユーザーはOP Stack上のチェーン間でアセットやdAppに数秒でアクセスできるようになる予定です。 OP Labsは、Superchainの実現により、より強固な相互運用性を実現し、ブロックチェーンの更なる普及を促進することを目指しています。また、新たなトークン規格「SuperchainERC20」も計画されており、今後の展開が期待されます。 現在、OP Stackを用いてチェーン開発を行っているプロジェクトには、OpenAIのサム・アルトマン氏によって設立されたWorldcoinや、Aevoなど、注目度の高いプロジェクトも名を連ねており、Superchain構想は、ブロックチェーン業界全体に大きな影響を与える可能性を秘めています。 記事ソース:OP Labs
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2024/08/08ステーブルコインUSDe、ソラナに展開|SOLも裏付け資産に
利回り型ステーブルコインプロジェクトUSDeを運営するEthena Labsは、ソラナブロックチェーンへの展開を発表しました。 August 7th marks Ethena's Solana integration: - USDe deployed on Solana thanks to @LayerZero_Labs OFT - SOL onboarded as a backing asset for USDe, subject to governance - Solana Sats Campaign — Ethena Labs (@ethena_labs) August 7, 2024 これにより、USDeはソラナでも利用可能となり、SOLもUSDeの準備資産の一部として利用されることになります。 積極的な事業展開を見せるEthena Labs 今回のソラナへの統合は、2週間で約3億ドルの償還が行われるなかで行われました。 SOL as a backing asset for USDe will be proposed to governance for implementation next week and opens up an extra $2-3bn of open interest across major exchanges, improving USDe's scalability even further pic.twitter.com/NJ4hlJ9dCv — Ethena Labs (@ethena_labs) August 7, 2024 Ethenaは現在「Solana Sats Campaign」を開始しています。SOLをUSDeの裏付け資産とする提案は、来週ガバナンスに提出され、主要取引所全体で20億ドルから30億ドルの追加の未決済建玉を開放し、USDeのスケーラビリティをさらに向上させるとしています。 また、チームはガバナンス投票の結果次第で、SOLへの関与を徐々に増やしていく計画であると述べています。 ソラナは現在、DeFi取引高でイーサリアムを初逆転するなど成長著しいブロックチェーンとなっています。今回のUSDeのソラナへの進出は、各プロジェクトからのソラナに対する注目の高まりを示すものと言えるでしょう。 関連:ソラナ、DeFi取引高でイーサリアムを初逆転|ミームコイン人気が牽引 [no_toc]
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2024/08/06ハイブリッド仮想通貨取引所GRVT、オープンベータテストネットを開始
分散型取引所(DEX:Decentralized Exchange)と中央集権型取引所(CEX:Centralized Exchange)の利点を組み合わせたハイブリッドなオンチェーン仮想通貨取引所のGRVTが、オープンベータテストネットの開始を発表しました。 📣 Open Beta Testnet is LIVE#Graviters, now’s your chance to test the next-gen hybrid exchange on @zksync. Explore our key features and complete the first Open Beta quest: Be the first 30,000 to verify successfully and secure our Open Beta Welcome Rewards! pic.twitter.com/eTskvqQJXC — GRVT (@grvt_io) August 5, 2024 ゼロ知識証明の技術を応用したL2ネットワークであるzkSync上のハイパーチェーンL3として構築されるGRVT。 同取引所は今回のオープンベータを記念して、先着30,000名の検証者を対象にOpen Beta Welcome Rewardsを提供します。 参加するには、まず GRVTにログインしてアカウントを検証。検証が完了するとOpen Beta Welcome Rewardsを獲得できるチャンスが得られます。その後、テストネットにアクセスし、招待リンクなしでアカウントを作成できます。テストネットでは、様々な機能をテストしたり、クエストを完了したりすることで報酬を獲得できます。 オープンベータ期間中は、早期報酬付きのクエストも予定されています。報酬には、GRVTエコシステムポイントやミステリーボックス抽選券などが含まれます。詳細については、GRVTの公式ウェブサイトをご覧ください。 記事ソース:X