Celsius、月給1200万円での元CFO呼び戻し案を取り下げへ

Celsius、月給1200万円での元CFO呼び戻し案を取り下げへ

暗号資産プラットフォームCelsiusが、元CFOのロッド・ボルジャー氏を月給9万2000ドル(約1200万円)で呼び戻す申し立てを取り下げたことが分かりました。

先日、自社が提供する暗号資産レンディングサービスにおいて、stETHの大幅な価格乖離などを原因に、Celsiusは破産申請を行いました。

同社のCFO(最高財務責任者)を務めていたボルジャー氏は、破産申請を行う2週間前の6月30日に自発的に雇用を終了する旨を債務者に通知。

ボルジャー氏の雇用契約条件によると、債務者に対する解雇通知は8週間前に行う必要があるため、現在も同氏は従業員として勤務中です。

自己解雇前の収入は月額基本給62,500ドル(約845万円)となっており、これに加えて業績に応じたキャッシュボーナスが基本給の最大75%、さらにストックオプションやトークンオプションも含めて年間の最高収入は約130万ドル(約1億7500万円)となっています。(ボルジャー氏:下記ツイート参照)

今回の呼び戻しに関する事態の発端とされているのが、公認会計士でCelsiusの投資家でもあるキース・サックノ氏による異議申し立てです。

同氏はCelsiusの破産に関して「詳細がほとんど提示されていない」とし、ボルジャー氏の介入が必要であると異議申し立てを行いました。

その後、Celsiusは、ボルジャー氏を呼び戻す意向を発表し、理由として”債務者の事業に精通しており、破産手続きのアドバイザーとしてボルジャー氏が必要である(一部要約)”と発表。その後今回の申立ての取り下げに至っています。

ユーザーに対して、約47億ドルの債務を負っているとされるCelsius。現在、同社の手持ちの資金1億6700万ドルは、リストラに関する業務のサポートに充てられているとしています。

一時は数兆円規模となっていた暗号資産サービス提供社の今後も注目が集まります。

記事ソース:CNBC

ニュース/解説記事

Enable Notifications OK No thanks