XEM流出事件で世間を賑わせたcoincheckが3月8日に記者会見を開きました。
顧客に対しての対応や、取引所のこれからの方針が気になるところです。
記者会見の内容をざっくりまとめてみました!
・XEMの補償は日本円で行い、補填レートは88円。詳細は来週HPで報告
・coincheckのサービスは続行を検討
引用元:coincheckプレスリリース
XEM流出の原因は
XEMの流出は会社の職員が会社が支給していたパソコンでフィッシングメールを開いてしまい、そこからマルウェア感染たことが原因のようです。
感染したことによりXEM専用サーバーから秘密鍵を盗まれて流出へと繋がったそうです。
流出の原因として人員不足でセキュリティへの対処が甘かったことも挙げられていました。
特に対処が甘かったと指摘されているアルトコインをホットウォレットで管理していたことに関しては、業務利益を優先していたからのようです。
また、流出に気付くまでに時間がかかりましたが、これは社内に流出を検知するようなシステムが無かったためとされています。
ユーザーへの対応
XEMの補償に関して、目途がたったので来週中にはcoincheckのHPで報告する予定のようです。
XEMの補填レートは88.549円とし、顧客対応による日本円出金の総額約600億円になるそうです。XEMの補填を日本円で行うのは、マーケットインパクトを期待した為のようです。
XEM以外の取引停止期間中の損失については、coincheckは利用規約に基づき責任は負わないようです。また、coincheckに対しての様々な訴訟に関しては随時対応していくそうです。
取引所としてのcoincheckのこれから
サービスに関して終了する予定はなく、続行を検討しているようなコメントが出ていました。
coincheckは現在、一部機能が制限されています。現在最終業務確認中のため、各コインの出金や送金に関しては、確認完了後随時対応していくようです。
今回の流出の一部の原因である人員不足に関しては未だ解決しておらず、システム・セキュリティはcoincheckが担当し、CISO(企業内で情報セキュリティを統括する最高責任者)を社外の人に担当してもらい、補佐としてcoincheckの職員を担当させているようです。
取り扱う通貨に関しては、現状変更なしで、XEMを引き続き取り扱うかどうかは来週のHPでの報告の中で発表するようです。
その他、プレスリリースもcoincheckより出ていました。
来週のcoincheckの発表に注目ですね。
2018年3月8日coincheck会見 まとめ https://t.co/xQx1IiWxn0 pic.twitter.com/V45eqSj8h8
— RIDS (@RIDs2005) March 8, 2018
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