Coinhiveは違法なのか?事件の詳細と双方の主張まとめ
   公開日 : 2018/06/19

Coinhiveは違法なのか?事件の詳細と双方の主張まとめ

Crypto Times 編集部

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こんにちは、kaz(@kazukino11111)です。

Coinhiveの事件、もうチェックしましたか?仮想通貨マイニングに関する事件は世界各国で多発していますが、今回の件は特に界隈から注目を浴びたのではないでしょうか?今回の記事では、Coinhive事件のポイントと、状況について整理していきたいと思います。

Coinhiveとは?

coinhive

Coinhiveサイト運営社にマイニングによる収益を提供するサービスです。サイトの運営社は運営するウェブサイトにCoinhiveから提供されるHTMLコードを埋め込みます。

このコードによってウェブサイトは訪問者のPCのCPUを動かし、モネロをマイニングします。これによってマイニングされたモネロは7対3の割合でサイト運営社とCoinhiveに分配されます。

この収益システムは、アフィリエイト広告に変わる新たなウェブサイトの収益手段としてサービス開始当初から大きな注目を集めました。

Coinhive事件とそのポイント

Coinhiveはそのサービスの特性上、ユーザーが知らないうちにマイニングを行うというケースがあるため、ユーザーとしては同意を得ていないままPCを利用されているということで警察への相談が相次いでいました。

警視庁が発表した内容によると、現在までで16人が検挙されており、そのうちの3人がサイト利用者のPCを使って無断でマイニングしたとして逮捕されています

検挙された3人は18歳の学生から48歳の会社員となっており、不正指令電磁波的記録供用の疑いがあるとして操作が進められています。

今回、Coinhiveで家宅捜索をうけたユーザーがその内容に関して赤裸々に書いた記事もあるのでコチラも合わせてお読みください。

参考 : 仮想通貨マイニング(Coinhive)で家宅捜索を受けた話

事件のポイント

今回の事件の鍵となるのは「不正指令電磁波的記録取得・保管罪」という罪状です。これは「正当な理由がないのに、前条第一項の目的で、同項各号に掲げる電磁波的記録とその他記録を取得し、又は保管した者は、2年以下の懲役または30万円以下の罰金に処する」というような内容になっています。

サイト利用者が同意していないPCの利用やマイニングによる余分な電気代、そしてPCの寿命を縮めるなどといった点が問題視されているようです。

結局のところ、Coinhiveは違法なの?

Coinhive事件に関して仮想通貨界隈では論争が巻き起こっています。Coinhiveの合法性を掲げるユーザーはアフィリエイト広告を引き合いに出して、これらの広告もサイト利用者に掲載の許可を得ていないと主張します


一方で、警視庁は閲覧者に無断でマイニングツールを設置した場合、犯罪になる可能性があるという見解を示しています。警察の現在の方針としては、利用者にマイニングツールの存在を明示しない限りはCoinhiveの利用を認めないようです。

ただ、今回のこの事件に関して、少々問題に感じることは、現状何もなかったガイドラインに対して、いきなり全国摘発をしてしまったことは問題のように感じています。いきなりの摘発ではなく、最初は注意から行うことが適切な対応だったのではないでしょうか。

まとめ

Coinhiveの件に関して正当性を主張する人は多く、中には界隈で有名な人物なども含まれていますが、警視庁の発表を見る限りはルールがしっかりと定まるまでは手を出さないもしくは導入するにしても、サイトに注意文を掲載するなどの対策をとった方が良いでしょう。

アフィリエイトの代わりにマイニングでウェブサイトを収益化するというモデル自体はユニークでこれからさらに発展させることができそうなシステムなのでぜひポジティブな方向に進んでいってほしいものです。

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