CosmosネットワークがInter Blockchain Communicationプロトコル1.0のリリース候補版を公開
Crypto Times 編集部
ブロックチェーン間の相互運用性の実現を目指すCosmosネットワークのInter Blockchain Communicationプロトコル1.0(ICB)のリリース候補版が公開されました。
🔊#IBC 1.0! 🚀
After extensive work, the release candidate for the Inter-Blockchain Communication protocol (#IBC), the mechanism for interoperability b/w heterogeneous chains, which forms the connective substrate for the @Cosmos Network, is here! 🌐
👇https://t.co/As6zzIpUyg pic.twitter.com/QrZMumuvn4— Cosmos – The Interchain ⚛️ (@cosmos) December 15, 2020
IBCを用いることで、異なるブロックチェーン間であってもデータのやり取りを行うことができます。
Interchain GmbHのIBCチームはInformalSystems、Agoric、Akash、Iqlusion、ChorusOne、Tendermintなどと協力して、仕様書に従ってCosmos SDK 1.0の開発を行いました。
Informal Systemsと共同で内部でコード監査を実施し、数日前に最後の監査修正を完成させ、アップグレードに向けて準備が整いました。
今回のアップデートの主な変更点としては
- 非同期確認応答(Asynchronous acknowledgements)
- アップグレードのサポート
- バージョンネゴシエーションプロトコルのアップグレード
- 任意でクライアントの復旧オプションを追加
- ヘッダーとパケットが処理されるまでの時間差の導入
- クライアント作成時などにチャンネル識別子が決定論的に選択
Cosmosハブでのスターゲート・アップグレードが完了すると、誰でもIBCクライアント、接続、チャネルを作成できるようになります。しかし、IBCのファンジブルトークントランスファープロトコル (ICS 20)を使用してハブとの間でトークンを転送することはまだできません。
記事ソース:Cosmos