仮想通貨投資とFOMOの罠|見逃す恐怖に打ち勝つ
hapi
FOMO (Fear Of Missing Out) は、他人が経験している楽しみや成功を見逃しているという感覚を指します。仮想通貨市場では、価格が急上昇すると、多くの人々が投資のチャンスを見逃していると感じ、衝動的に投資を行うことがあります。
現在もビットコインの暴騰ももちろんですが、ミームコインの大幅な価格上昇やXなどでみられる高額エアドロップの話題など、大きな稼ぎを目の前に「自分だけ・・・」と感じている方も多いかもしれません。
仮想通貨とFOMOの危険性
FOMOは、投資家が冷静な判断を失い、過剰なリスクを取ることを促します。特に仮想通貨市場のような高い変動性を持つ市場では、価格の急激な上昇や下降がFOMOを引き起こしやすく、投資家を不安定な状況に陥れることがあります。
周りより稼ぎが少ないから、損しているけど相場が上がっているから何とか利益を得るためにハイレバレッジでの取引を行ってしまったり、人気のNFTが高騰している段階で大量に購入したり、流行っているプロダクトに大量に資金をつぎ込んでしまった瞬間暴落してしまった、といった経験がある方もいるのではないでしょうか。
FOMOによる具体的なリスク
- 市場の過熱:FOMOは市場の過熱を引き起こし、バブルの形成やその後の市場の調整を促進する可能性があります。
- 不合理な投資判断:FOMOにより、投資家は本来の投資計画を見失い、高いリスクを伴う投資に手を出すことがあります。
- 大きな損失:価格が急落したときに、FOMOにより衝動的に投資した人々は、大きな損失を被る可能性があります。
- 詐欺(SCAM)に会いやすくなる:DeFiが誕生した当初は、高騰しているトークンの要素を模倣した「買ったら売れなくなるトークン」やNFTに注目が集まった時期は、mintするためにウォレットをつなげるとハッキング被害にあってしまう、などといった詐欺やハッキング等のリスクも増加します。
2024年3月時点で、ビットコインETFへの継続的な資金流入などを背景にビットコインは1,000万円を超えるなど、市場が非常に盛り上がりを見せています。
市場が盛り上がると、XをはじめとするSNSプラットフォームでの発信量も増加する傾向にあるため、上記のリスクは常に頭に入れておきましょう。
FOMOを避けるための対策
- 情報の正確な把握:投資を行う前に、仮想通貨の基本的な知識を身につけ、市場の動向を理解することが重要です。
CryptoTmesの過去の記事を読み込んだり、CoinmarketCapやCoinGeckoなどの仮想通貨に関する総合情報サイト等を使用して市場の研究を重ねることで参入するべきタイミングや退くタイミングの精度を上げましょう。技術的な側面やデータに基づいて判断をすることが求められます。 - 長期的な視点の維持:短期的な価格変動に一喜一憂せず、長期的な視点を持つことが大切です。
- リスク管理の徹底:投資する前に、リスク許容度を明確にし、損失が許容範囲内であることを確認します。
まとめ
仮想通貨市場は大きなチャンスを提供しますが、FOMOによるリスクも伴います。
現在もXやご自身が参加しているコミュニティ内では利益報告や軒並み暴騰するミームコインのチャートを見て、無理な投資をしてしまおうかと考えてしまっている方もいらっしゃるかもしれません。
適切な知識と戦略を持つことで、FOMOを克服し、賢明な投資判断を下すことができます。投資は自己責任であり、専門家の意見を参考にしながら、自分の判断で行うことが重要です。