【CRYPTO TIMES共催イベント】Crypto Media Collection Vol.1「VeChain」講演レポート

2018/04/30・

ユッシ

【CRYPTO TIMES共催イベント】Crypto Media Collection Vol.1「VeChain」講演レポート

先日行われたCRYPTO TIMES共催イベント【Crypto Media Collection Vol.1】のゲスト講演として、VechainのKevin Feng氏が登壇されました。

Vechainは企業レベルのパブリックチェーンやサービスを開発を提供しています。

実際に提供されている(される予定)のサービスについて色々と紹介されましたのでレポートしていきたいと思います!

VeChainのユースケース

Crypto Media Collection のVeChainの講演内では、VeChainのユースケースに関して幾つか話されました。

ブランドバックを追跡

最初に紹介されたサービスはブランドバックにIoTチップを埋め込み追跡できるというものでした。

このIoTチップには生産情報や流通情報が含まれていて、最終的に消費者が買うまでの流れを消費者自身がアプリケーションで確認することができるようです。

これによって消費者が偽物かどうかを判別できることが可能となるようです

また、Feng氏は「消費者だけはなくブランドメーカーにも利点がある」と述べていました。

中国では「発注した数と実際に工場で生産される数が違う」という問題がよく生じるそうで、

このサービスを利用すれば、メーカー側が今現在の生産数を把握できるためこの問題を解消することができるようです。

今は実験段階で1500個のカバンにIoTチップを埋めて市場に流しているようで、コラボする予定のブランドメーカーも追ってHPで発表するようです。

ワインを追跡

こちらもブランドバックのように、生産、流通の流れを把握できるサービスを考えているそうです。

高級ワインのボトルのネックにIoTタグを付けて、開封されると壊れる仕組みになっているようです。

こちらのサービスはD.I.Gという輸出会社などとコラボしていると話していました。

自動車のデジタルパスポート

こちらのサービスは自動車に関する情報をデジタルパスポートに全て記載するものだとFeng氏は話していました。

運転手の運転習慣や、車の状態、修理記録などを全てブロックチェーン上に記録していくそうで、

これによって保険会社が全ての車の情報が分かりコストの削減が可能となるようです。

また、Feng氏は全ての車の情報が確認することができるため「中古車の価値も高まる」と話していました。

コールドチェーンの物流ソリューション

最後に紹介されたのは、サプライチェーン上の商品の温度を管理できるサービスです。

生産から消費者に商品が届くまでの全ての状態の温度をブロックチェーンに記録することができるそうで、これによって今まで人によって確認されていた作業がカットされてコストを削減できるようです。

VeChainにおける今後の展開

最後にFeng氏はVechainの今後の展開について述べました。

Vechainの目的は実際にブロックチェーン技術を利用して、色々な企業の問題を解決することだそうです。

この目的は順調に進んでおり、次の段階としてパブリックチェーンをリリースして異なる企業、サービス同士を連結させると話していました。

「このパブリックチェーンはガバナンスモデルと経済モデルを大事にしている」とFeng氏は述べており、

ガバナンスモデルに関しては非中央集権と中央集権の特徴、つまり公平と効率のバランスをとったデザインをしているそうです。

また、経済モデルに関しては2つのトークンシステムを導入し(VeChainトークンとVechain Thorトークン)トランザクションコストを調整するようです。

まとめ

Vechainでは、ブロックチェーン技術を実際のサービスと連携させて様々な方面で展開されているようですね。

IoTとブロックチェーン技術を融合させる企業としてとても進んでいると思います。

VechainはBMWなどの大きな企業ともコラボレーションしており、今後のVechainの動向は注目です!

以上、【CRYPTO TIMES共催イベント】Crypto Media Collection Vol.1 Vechain講演レポートでした!!

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