取引所のセキュリティを判断するポイントって?

取引所のセキュリティを判断するポイントって?
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皆さん取引所はどこを主に使っていますか?先日のコインチェックでの事件を受けて自分の使っている取引所を見直した方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな取引所選びの基本となるセキュリティを判断するポイントをご紹介します。取引所は自分の大切な資産を預ける場所なので慎重に選ぶことが大事になってきます。

ポイント①二段階認証

SMS

最近様々な場所で導入されているSMSやメール、認証アプリを利用した二段階認証はセキュリティの向上に一役買っています。メールアドレスとパスワードだけでログインできる方が簡単ではありますが、それは同時にハッカーにとっても簡単にハックできるということになります。

国内の取引所は全てこの二段階認証に対応していますので、是非設定しておきましょう。しかし、二段階認証はあくまでセキュリティを強化する意味合いで採用されているため、完璧にハッキング被害を防げるというわけではありませんので注意が必要です。

ポイント②コールドウォレット&マルチシグネチャウォレット

コールドウォレット

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コールドウォレットはネットから完全に切り離されたオフラインの環境で保管されているウォレットのことを指します。

こちらも国内の取引所では全てで導入されています。しかし、全ての資産をコールドウォレットに保管していると、送金の際などに利便性が損なわれるので取引所によってはホットウォレット(オンラインのウォレット)を併用しているところもありますので注意が必要です。

マルチシグネチャウォレット

multisig

引用元:CoinSutra

マルチシグネチャウォレットとは一つのアドレスに対して複数の秘密鍵が割り当てられているウォレットのことを指します。ビットコインを移動する際に複数の秘密鍵が必要になるため、安全性が高いと言えます。

マルチシグネチャウォレットはbitbankやzaif,bitFlyerなどで実装されています。

ポイント③保険会社との提携

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銀行はペイオフ制度によって倒産したとしても、顧客の資産は1,000万円までは帰ってくるようになっています。一方で仮想通貨取引所はまだ法整備が進んでいないため、保険会社との契約は各社の判断に任されている状態です。

ポイント④取引所の規模

取引所の規模=安全性が高いというわけではありませんが、規模が大きいということはそれだけ多くのユーザーに信頼されているということでもあります。

また、規模が大きい取引所の中には大手企業から出資を受けている取引所もあります。これもそれらの企業から信頼されているということになります。

ポイント⑤仮想通貨交換業者としての登録の有無

金融庁財務局では仮想通貨を扱う取引所に対して、会計面やセキュリティ管理、顧客資産の分別管理などのチェックを厳格に行い、認められた取引所のみ認可しています

つまり、この登録を済ましている取引所は金融庁の厳格な審査を通過している取引所ということになります。この点も参考に仮想通貨取引所を選択しましょう。

まとめ

coin

取引所のセキュリティを見定める際のポイント、いかがでしたでしょうか?今回紹介したポイントのうちいくつかは知っていたという方は多いと思いますが、「全てのポイントを気にしていた」なんて方は中々めずらしいのではないでしょうか。

今回紹介したのは取引所のセキュリティを見極める方法ですが、この他にも資産を取引所ではなく、ハードウェアウォレットに保管するなどさらにセキュリティを高める方法はたくさんあります。大切な資産を扱う場所ですのでセキュリティ面は常に気にしておくのが得策と言えるでしょう。

 

kaz
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なんとなくで取引所を選んでいる人は多いと思いますが、もしもの際にセキュリティは非常に重要な要素なのでしっかりと選ぶことをお勧めします

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