日本発ジェネレーティブNFTアート、GenerativeMasksが販売開始2時間で10,000個を完売

日本発ジェネレーティブNFTアート、GenerativeMasksが販売開始2時間で10,000個を完売
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日本発ジェネレーティブNFTアートであるGenerativeMasksが、販売開始から2時間で10,000個を完売し、600万ドル以上のボリュームを生み出しました。

24時間の取引量(2021年8月17日付)は、CryptoPunksやArtBlocksを上回り、AxieInfinityに次ぐ第2位となっています。

画像:DappRader

GenerativeMasksとは?

GenerativeMasksは、takao shunsuke @takawo 氏らによるプロジェクトであり、ジェネレーティブアートと呼ばれるNFT10,000個を、0.1ETH/個の価格でリリースしました。

このNFTは、NFTマーケットプレイスをリロードする度に、さまざまな表情のマスクを1つずつ自動的に「生成」することが特徴です。

DappRadarのデータによると、これまでに3,000人以上がGenerativeMasksを購入し、2時流通含めて12,000以上の取引と、一部のマスクはすでに複数回所有者が変更されている、とのことです。

また、過去24時間の取引ボリュームは、DappRadarランキングのトップであり、多くのコミュニティから注目を集めたことを示しています。

このことは、Openseaの公式認証マークが、リリース翌日に付いたことにも表れていると言えます。

今後のロードマップ

GenerativeMasksの公式HPに示されたロードマップによると、本プロジェクトは3つのフェーズを計画していることがわかります。

■フェーズ1

今回実施されたNFTの販売にあたります。

製作者のtakao shunsuke氏は、得られた収益の「全額」を、Processingを中心としたクリエイティブコミュニティに寄付することを明言しています。

■フェーズ2

フェーズ2では、GenerativeMasksがDecentralandに参加し、メタバースの一部になることを計画しています。具体的な内容は以下の通りです。

  • Decentralandでいくつかの土地を購入し、ギャラリーやその他の施設を建設、イベントを企画
  • Decentraland内のアバターとして、マスクを着用できるようにする

■フェーズ3

フェーズ3は未来の計画です。

  • コレクターが購入できるように、GenerativeMasksの公式デジタルコピーを提供する
  • 全ての作品のフォトブックを作成する
  • 本物の彫刻を施した木彫りのマスクを作成する

上記に示した計画の通り、GnerativeMasksは非常にユニークで実験的なプロジェクトです。フェーズ3と先になりますが、NFTが現実世界のアイテムとなる未来はワクワクします。今後、この実験がどう進むのか非常に楽しみです。

記事ソース:DappRadar

画像:shutterstock

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