【明日終了】Gitcoin Round 14 | zkSync経由のやり方、注目プロジェクトを紹介
Crypto Times 編集部
現在、Gitcoinでは、約2800のプロジェクトが参加中の寄付イベント『Grants Round 14』が開催されています。
We’re not seeing GR14 slow down at all! There’s nothing stronger than these glorious regen vibes✨💪
🗓 GR14 ends June 23rd! Let’s get funding! pic.twitter.com/kdpuo6R3o4
— Gitcoin 🤖 🌍 (@gitcoin) June 21, 2022
数百万円規模のトークンが配布されたOptimism/$OPのエアドロップでは、Gitcoinの寄付者が対象となりました。
本記事では、そんなGitcoinの概要や寄付の方法、CRYPTO TIMESチームの注目プロジェクトについて解説していきます。
昨今注目を集めているArgentやzkSync経由で寄付を行う方法も紹介するので、是非本記事を頼りにGitcoinの寄付イベントに参加してみてください。
*上記イベントは6月23日までとなっていますので、興味ある方はお早めにどうぞ
目次
Gitcoin = 支援プラットフォーム
2017年11月にKevin Owocki氏、Scott Moore氏、Vivek Singh氏によって設立されたGitcoinは、仲介者としての採用担当者を排除し、オープンソースソフトウェアへの資金提供を目的としたブロックチェーンベースのプラットフォームです。
Gitcoinでは現在、
- Bounties – Web3プロジェクトのためのギグベースワーク
- Hackason – Web3プロジェクト構築のための大会
- Grants – オープンソースのためのクラウドファンディング
- KERNEL – Web3ネイティブ、コミュニティ中心のアクセラレータ
- coordination.party – DAOへの貢献者を表彰するためのツールキット
といった取り組みによって、暗号通貨/ブロックチェーン分野のプロジェクトやチーム、これらを応援したいサポーターの活動を支援しています。
Gitcoinは設立当時、ConsenSysの傘下プロジェクトとして始動し、2021年にはParadigm主導の投資ラウンドで1130万ドルを調達。その後ConsenSysから独立し、2021年12月15日時点で、
- 59,956人の資金提供者が262,688人に寄付
- 97000人のユーニークEarnerへ1,572,067の取引を促進
といった記録を残しています。
それでは、実際にGitcoinでの寄付のやり方について解説していきます。
【zkSync・Argent経由】寄付のやり方を解説
②Argent (Ethereum)に入金して有効化
③Argent (zkSync)に入金
実際に寄付を行う事前準備として上記の3つを済ませておきましょう。
Argent、MetaMaskに関しては下記記事でそれぞれ解説してますのでこちらを参考にしてください。
・MetaMask(メタマスク)の使い方まとめ!入出金・トークン追加も超簡単
・【バックアップ不要】最先端ウォレット「Argent」の特徴や使い方を徹底解説!
実際に寄付をしてみよう
1. まずは、Gitcoinの『Grants Round 14』のサイトにPCでアクセスします。
2. 検索窓やカテゴリーから寄付したいプロジェクトを探してクリック
3. プロジェクトページで「Add to cart」を選択
4. 右上のカートボタンから寄付画面に移行
5. 寄付する通貨の種類、額を入力して「I’m Ready to Checkout」→「zkSync Checkout」をクリック
6. 確認画面で「Proceed」、画面移行後「Argent」を選択
7. スマホのArgentアプリ (zkSync)画面で「Scan QR」で読み取り後、承認
*この時点でArgent (zkSync側)に暗号通貨が入っている必要があります。
8. 「Complete payment」を選択後、スマホアプリで「Approve」
9. “Done. Thank you”のメッセージ表示で完了
以上でArgent、zkSync経由での寄付は完了です。
エアドロップが実施された場合、配布対象者の寄付額の下限に関しては不明であるため余裕のある範囲内で出来るだけ多くの額を寄付すると良いでしょう。
*エアドロップはあくまで副次的なもので、Gitcoinのメインの目的は寄付なので、この点はご留意ください。
気になるプロジェクトを紹介
ここからは、CRYPTO TIMESのリサーチャーチームが気になったプロジェクトをいくつか紹介していきます。
Grantsには2000以上のプロジェクトが参加してるため、どのプロジェクトを選べば良いかわからない方は参考にしてみてください。
ETH.LIMO
ETH.LIMOは分散型Cloudflareを手がけるプロジェクトです。
ETH.LIMOを利用することで、ユーザーとdApp開発者はIPFSとENSを組み合わせて構築された静的サイトに簡単にアクセス、ホストすることが出来ます。
先日、Cloudflareの障害が発生し、特定のサイトやDiscord、Notionといったアプリが一時停止する自体が発生しました。
今後本格的なWeb3.0の世界が出来上がっていく上で、ETH.LIMOは是非注目したいプロジェクトです。
Neighborhood
Neighborhoodは、ワンストップ型のDAOローンチフレームワークを手がけるプロジェクトです。
DAOを立ち上げたいユーザーは、DAOパス (NFT)などを用いて簡単な3ステップでDAOを構築し、資金調達の実施やガバナンスの構築が行えます。
株式会社に次ぐ新たな組織形態として注目されるDAOですが、現状は資金調達やメンバーの管理を行うハードルは高く、まだまだ課題が残っている分野です。
Neighborhoodのような”DAOを作るためのプロジェクト”は是非注目しておきたいですね。
JediSwap
JediSwapは、Gitcoinの寄付先としても人気のStarkNet上のAMMです。
JediSwapは、DeFiをすべての人に提供することを使命としたコミュニティ「Mesh Finance」が手がけています。
現在JediSwapはテストネットを公開しており、ユーザーはアプリを実際に利用できます。
一部では、エアドロップの可能性も噂されているJediSwapは、今後注目される可能性が高いネットワークのStarkNet上に構築されているので、是非追っておきたいプロジェクトです。
Swell Network
Swell NetworkはパーミッションレスでノンカストディアルのETH流動性ステーキングプロトコルです。
Swellは”Staking 2.0″と題した新しいETHのステーキング方法の提供に取り組んでおり、ユーザーはswNFTやswETHを活用して、ETHに関するあらゆる運用を一箇所で行えます。(詳しい仕組みはこちら)
Swellのトークンはまだ発行されておらず、近々TGEが予定されています。
今後Ethreumのアップデートが実施されていく中で、Swellのようなプロジェクトは是非注目しておきたいですね。
Giveth.io
Giveth.ioはEthereumエコシステム内で構築されたオープンで透明性のある支援プラットフォームを手がけるプロジェクトです。
Giveth.ioでは、食、教育、健康、文化など様々なジャンルに対して寄付を行えるプラットフォーム「Giveth.io」と、自分が行った寄付の行き先を追跡できる「Giveth TRACE」の2つのDApp (分散型アプリケーション)を手掛けています。
暗号通貨/ブロックチェーンの根本思想は”不要な仲介者を排除し個人の力を高めること”です。
そういった意味でも、Giveth.ioだけに関わらず、暗号通貨を活用した寄付分野のプロジェクトは是非チェックしておきたいですね。
– 注意点 –
*上記で紹介したプロジェクトによっては、自由に選択できる寄付額にプラスして60ドルほどプラスで資金がかかるケースがあるので、Gitcoinの寄付決済画面の数字はよく確認してください。
まとめ
GitcoinのGrantsはあくまで寄付がメインです。
エアドロップやその他の見返りを求めるだけでなく、イベントをきっかけに面白いプロジェクトに出会えると良いですね。
Gitcoinの寄付イベントは定期的に開催されますので、今後もCRYPTO TIMESでは情報をキャッチアップしていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。