DEX(分散型取引所)の取引高が急増中。FTX騒動の影響か

DEX(分散型取引所)の取引高が急増中。FTX騒動の影響か
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分散型取引所GMXやdydxの取引ボリュームが増加していることが分かりました。

DeFi Llamaのデータによると、11月8日からGMXの取引ボリュームは急増しており前日比+600%となる9499万ドルに。昨日時点では、5693万ドルと2022年5月以来の水準となっています。

GMXの取引ボリューム | 画像引用元:DeFi Llama

GMXはArbitrum・Avalancheの2チェーンで構築されている現物取引とレバレッジ取引が行えるDEXで、現在チェーンを含む全てのプロコトルの中でEthereum、Uniswapに次ぐ第三位の収益を記録しています。

プロトコルの収益ランキング | 画像引用元:Crypto Fee

上記に加えて、同じく分散型取引所である「dydx」の取引ボリュームも増加傾向にあります。

dydx公式Twitterによると、11月8日の取引ボリュームは35.29億ドルで90万の取引数、11月9日は22.23億ドルの取引ボリュームで49万の取引数を記録しているとしています。

上記2プロジェクトの取引ボリュームが増加した11月8日は、Binance CEOのCZ氏がリークされたFTXの財務状況からFTTトークンの販売を発表した11月7日の翌日です。

そのため、GMXやdydxの取引ボリュームの増加の背景にFTXの騒動が関係している可能性が高いと言えます。

現在、FTXはBinanceが買収を断り1兆円以上の資金不足状態に。今後のCEXとDEXの動向に注目が集まります。

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