『HORD』の概要や特徴、AMAの内容をQ&A形式で解説!

2021/04/28・

ユッシ

『HORD』の概要や特徴、AMAの内容をQ&A形式で解説!

Twitterを始めとする各種SNSには多額の利益をあげていると”されている”トレーダーが多くいます。

しかし、その信憑性は必ずしも保証されているわけではありません。

本記事では、仮想通貨トレードの透明性確保や先進的なバスケット型仮想通貨の取引機能の提供を予定しているプロジェクト「Hord」について、先日CRYPTO TIMES・ゆにすわっぱーjpで開催されたAMAの内容を元にQ&A形式で解説していきます。

・「自分の仮想通貨トレードに自信がない」
・「Hordというプロジェクトについて知りたい」

といった方は是非最後まで読んでみてください。

目次

Hordの概要

Hordの概要

ティッカー/通貨名$HORD/Hord Token
主な提携先KuCoin、Gate.io、1inch Exchange、DODO
時価総額97億円(2021/04/28時点)
特徴Championと呼ばれるトレーダーのポートフォリオに基づいたバスケット型ETFトークンの取引が可能
公式リンクWebサイト
Twitter
Telegram
Medium
Github

Hordは、複数の仮想通貨をまとめたトークンバスケットを取引できるプラットフォームの提供を予定しているプロジェクトです。

同プラットフォームでは”Champion”と呼ばれる人達のポートフォリオ資産の動きと変動をリアルタイムで反映するETFトークンが発行され、プラットフォーム利用者はChampion達と同じ動きでのトレードが可能です。

HordのAMA

Bart Rovers氏

今回のAMAにはHordのマーケティングリーダーのBart Rovers氏が参加してくれました。

1. Hordとはどんなプロジェクトなのですか?

私たちのプロジェクトはHordと呼ばれ、トークンは$HORDです。

Hordはクリプト初のソーシャルDeFiプロトコルで、クリプトの世界に先進的なダイナミックETFをもたらします。

Hordでは、市場をリードするVCやKOLが主導するトークンバスケットを獲得・取引することができます。

史上初の暗号通貨に「ソーシャル・トレーディング」を導入します。

2. プロジェクトのメジャーなポイントはなんですか?

いくつかのポイントがありますが、最大のポイントは、社会的説明責任をブロックチェーン上に置き、コストを極めて低く抑えながら完全に自動化できる点です。

現在、トレーディング配信を行ってチップを稼いでいる人たちがあちこちにいますが、その人たちが実際に自分でトレードをしているかどうかはわかりません。

すべてが嘘である可能性もあり、誰も知ることができません。Hordでは、そのような説明責任を果たします。これは、競合するプラットフォームと比較して、全く新しい、完全に革命的なことです。

他にもあと4つのポイントがあるので紹介します。

1. Hordは、ポートフォリオの常時リバランスを可能にした最初の暗号通貨ETF発行者です。暗号通貨は非常に新しく、変動の激しい市場であるため、低い取引コストを維持しながらポートフォリオを積極的に管理することが不可欠です。

Starkware社と協力してZK Rollupsを提供することで、取引コストを最小限に抑えることができます。さらに、ETHのガス料金はすべて「Hord」というグループ全体で分担しているので、非常に低く抑えられています。

2. 現在の暗号通貨におけるETF(トークンセットなど)の問題点は、UniswapのようなDEXで取引されなければならないため、人々が流動性を提供しなければならないことです。

Hordには潜在的に何千ものETFがあるので、これは大きな問題になります。そのため、Hordは独自のオーダーブックDEXをプラットフォーム上で提供しており、すべてのETFに常に流動性があるようにしています。

3. 誰でもETFを作ってChampionになれるようにはしていません。Championとは、自分のスキルを証明し、フォロワーにアルファを提供できる人のことです。これはHord専用のものです。

4. 現在、市場で提供されているものは、ETFに入れることができるトークンが一握りしかありません。Hordのスマートコントラクトのおかげで、どのDEXでも流動性のあるトークンはETFプールに入れることができます。

– Hordのスマートコントラクトでは、流動性があればETFプールに入れられるというのは良いと思いますし、面白いですね。

もちろんです。私たちは差別をしませんし、Championが自分のポートフォリオを完全に自由にする必要があることを理解しています。

3. Hordはどんな問題を解決するのでしょうか?

Hordで解決される問題はいくつかあります。

  1. すべてのETFに流動性を提供する
  2. インフルエンサーに説明責任を持たせ、彼らがフォロワーにダンピングしないようにする。
  3. 暗号通貨の初心者が、確立されたポートフォリオ構築者をフォローして、暗号市場に足を踏み入れることを容易にします。
  4. ガス代の問題を解決する
  5. KOLが透明性のある方法でコミュニティと関わることができるソーシャルプラットフォームを構築する

-ガス代について少し気になるのですが、Starkware社と協力したZk Rollupは、Hordが提供するDEXに最初から組み込まれているのでしょうか?

はい、これらは最初からプラットフォームの一部です。統合の正確な仕組みについては、後ほどご説明します。

CRYPTO TIMES編集長
Starkware社はCoinbase Venturesからも出資を受けている企業で、Hordに組み込まれるんだと思ったので聞いてみました。現状ガス代高いと、どのPFも使いたくないですからね、、、

4. 競合と比較した時、Hordの強みは何でしょう?

これらについてはすでに前の質問である程度説明できているかと思います。

他のプロジェクトとの主な違いは、HordはSocial DeFiであり、Championが戦略をマネタイズでき、暗号通貨に興味がある人々がボタンをクリックするだけでポートフォリオをフォローできる点です。

強みのポイントには、前の質問で説明したことも含まれています 。

コミュニティからの質問

– HordのPFは、トレーダーやインフルエンサーに登録してもらうことがポイントですが、彼らに登録してもらうことでどのようなメリットがあるのでしょうか?

登録するメリットはたくさんあります。自分たちの戦略をマネタイズする方法として、ユーザーから料金を集めることで、自分たちの知識や経験で稼ぐことができます。

– 新興プラットフォームとしては、これらのユーザーを集めなければ一般ユーザーを集めることができないと思われるので、マーケティングは必須だと思いますがそのあたりはどうでしょうか?

Championになりたい人の数は、今のところすでに私たちが処理できる数を超えています。

そこでお伝えしたいのは、ローンチ時には、Genesis・Championの名簿を用意します。これには有名なKOL、VC、取引所、コミュニティのメンバーが含まれます。

Hordは初日から約50人のチャンピオンを用意する予定です。

– メインネットはいつローンチされますか?具体的な日にちは決まっているのでしょうか?

LPステーキングとChampionのためのNFTチケットプールはもうすぐリリースします(V0)。

また、Q2の間にV1プラットフォームを展開します。予定よりも早く進んでいます。

– 初日に準備する50人はどうやって選ばれるのですか?

約半数はポートフォリオのパフォーマンスで選ばれています

私たちはDAOメーカーと協力して、”Initial Champion Offering “を行いました。

彼らのERC20ウォレットをオンチェーン解析技術でスキャンし、ポートフォリオ構築のスキルを評価しました。つまり、彼らは実績があるということです。

残りの半分は、暗号領域で多くの支持者を持つ有名なKOLです。

つまり、コミュニティ構築とポートフォリオ構築の両方の面で素晴らしいスキルを持っていることになります。

– その50人にはVCも入っているんでしょうか?

はい、多くのVCは既に選ばれています。しかしながら、外すとは限りません。現在選定中です。

– Championたちは主にどこから来てるのでしょうか?世界中からですか?見た感じ中国からが多そうですが。

今現在のチャンピオンは世界中から来ています。ただ日本のKOLとも連携していく予定で、これはHordにとってとても良いことで、なぜなら我々はローカルにも密着して連携していきたいと考えているからです。

十分な実力があり、応援してくれる人がいれば、誰でもChampionになれるのも是非覚えておいてください。

– ERC20トークンであれば何でもトレード対象なのでしょうか?ものによっては流動性が低いと思いますが、トレード対象のトークンには縛りがあるんですか?

いい質問ですね。これは競合他社の欠点の一つです。

Hordでは、プラットフォーム外と同様に、流動性のあるすべてのトークンが取引できます。おっしゃる通り、流動性が極端に低いトークンはスリッページが多く、Championはそのようなトークンの取引を選択しないことになります。

– Hordでは全てのトークンでトレードできるということですか?

その通りです。主要なDEXやアグリゲーターのバックエンドで起きることです。

– 携帯アプリ作る予定はありますか?

最初から携帯のwebアプリで動かせます、ただ独自アプリに関してはまだ検討中です。いずれやろうと考えています。

– Hord上場後にミラートレードを楽しむためにはどのような準備が必要なのでしょうか?

新しいプールが出来た時に、ユーザーはETHを提供してhPool (ETF)トークンの一部オーナーになれます。

– $HORDの使い道を教えて下さい。ガバナンストークンのようなものでしょうか?

$HORDの主要なユーティリティ 

  • hPoolsの作成にはHORDが必要です
  • $HORDは、hPoolsのサブスクリプションの支払い時に割引き(30%引き)を可能にします
  • $HORDは、Championへのステーキングを可能にします。hord.appでチャンピオンになるためには、十分な数の$HORDをステーキングしているフォロワーが必要です
  • hordプールのオークションに参加するためのチケットを入手するには、$HORDのステーキングが必要です
  • 各hord poolは1%以上$HORDを保有している必要があります
  • $HORDは優先機能(優先プールへのアクセス、プール加入オークションでの優先アクセス)を有効にしています

– それぞれのプール参加者同士のコミュニケーションツールは実装予定ですか?同じプールの人たちでチャットできたら面白いと思うのですが。

これがV1で実装できるかは分かりませんが、検討中です!

– Hordではどのようなポートフォリオや戦略が流行るのか興味があります。メジャーなアルトコインの取引なのか、それともGEMと呼ばれるような草コインなのでしょうか?

これは今後の市場の動きによると思います。暗号通貨はまだ発展途上の分野で、常に変化しています。

Hordがすぐにリバランスできるダイナミックなプラットフォームであるという事実は、何が起こってもHordは市場に合わせて動くことができるプラットフォームであるということです。

– BSCやHECOなどでも使用可能になる予定はありますか?

V3で対応予定です。クロスチェーンでのアセットに対応します。

– トレーダーの資金力に差があるのは承知していますが、投資額や取引通貨を事前に設定することはできますか?

はい、hPoolの開始時には事前に決められた上限まで、好きな量のETHを投入することができます。

Championコントラクトに十分な投資が集まれば、作成されます。その後、プールはトークン化され、いつでも換金や取引が可能になります。

ところで、これらの質問は良い質問ですね!私は日本の人達の勤勉さが好きです。

– 因みにコピートレードプラットフォームとHordの大きな違いは何でしょうか?

Hordはコピートレードのプラットフォームに似ていますが、ポートフォリオをトークン化して、いつでもトークンを換金してトレードできるようにしているので、仕組みは大きく異なります。

さらに、新しいhPoolが作成される前に、十分な人気がなければなりません。

そのため、新しいETFには設立当初から裏付けがあります。

気づいていない人のために言っておきますが、HordはすべてのチャンピオンのためにNFTを統合し、最終的にはもっと多くなっていきます。

– Championは必ずポートフォリオを公開しなければいけないのでしょうか?非公開で行うことはできないのでしょうか?

そうではなく、Championコントラクトを作り、そこに自分の好きなものを入れたり、取り出すことが可能です。

誰もがコントラクトの中で起こっていることをオープンに見ることができるわけではありません。

具体的にどのChampionがどのように動くのか、詳細はまだ変更の余地があります。

様々な可能性をご提案させていただきたいと考えており、これについては、できるだけ早くお知らせする予定です。

– Hordトークンは利益が出ていて、バスケットトークンが換金されると、そのうちのいくつかはBurnされてしまうと考えてよいのでしょうか?

そうです、これは我々の強みです!

まとめ

いかがだったでしょうか?

従来の仮想通貨のコピートレードが可能なプラットフォームとは異なる点がいくつも見受けられたかと思います。

実生活に関わるソリューションを提供するプロジェクトも面白いですが、純粋なトレーディングに関するプロジェクトも面白いですよね。

今後もCRYPTO TIMESでは、仮想通貨のあらゆる分野の情報を発信していくので、是非積極的にチェックしてみてください。

最後までありがとうございました。

– Hord公式リンク –

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