一大ブームを巻き起こした「ステップン」創業者が考える”新作”Web3ゲームとは?

一大ブームを巻き起こした「ステップン」創業者が考える”新作”Web3ゲームとは?

先日開催されたWeb3カンファレンス「WebX」にて、STEPN(ステップン)等のプロダクトを手がけるFind Satoshi Lab(FSL)共同創業者Yawn Rong氏にCrypto Timesがインタビューを行いました。

国内で着実にコミュニティの構築/拡大を進めているFSLを牽引するRong氏に「今後プロダクトをどのように成長させていくのか」「日本マーケットについてどのように考えているか」など、様々な角度から尋ねました。

最新Web3ゲーム「Gas Hero」についてもRong氏から情報が語られています。是非最後までご覧ください。

目次

Find Satoshi Labの概要

Find Satoshi Labは2021年にYawn Rong氏とJerry Huang氏によって設立された開発スタジオで、同社はこれまでに、

  • STEPN:P2EのWeb3ゲーム
  • DOOAR:分散型取引所
  • MOOAR:NFTマーケットプレイス

などのプロダクトをリリース。代表プロダクトで日本でも大きな話題を呼んだ「STEPN」では、これまで520万人以上の登録者を獲得しています。

先日、Find Satoshi Labは新作Web3ゲーム「Gas Hero」を公開し、同社が手がける$GMTトークンを基軸にさらなるエコシステムの拡大を計画しています。

Yawn Rong氏 インタビュー

Find Satoshi Labについて

– Find Satoshi Labのチームメンバーや構成に関して、最近変化はありましたか?

Rong氏:まず、Find Satoshi Labでは、大きく分けて4つのプロダクトが柱になっているのですが、チーム自体は特定のプロダクトに割り振られているわけではなくて、メンバーが色々なプロダクトに入ったり出たりと横断的に関わっている形になっています。

最近の変化であれば共同創業者のJerryと私が、今までは2つのチームに分かれていたのが一緒のチームになりましたね。

大きい組織だと、特定のポジションに固定されてしまうことがよくありますが、そうなると仕事のモチベーションを保てなくなってしまいます。なので、私たちは様々なプロダクトに関われる体制にすることで、チーム全体を活性化しています。

– 昨年、香港のCyberPortにオフィスを開設するというアナウンスが出ましたが、その後の進捗はいかがでしょうか?

Rong氏:基本的に我々のチームは特定の拠点があるのではなく、グローバルで動いています。

香港は政府の方針で現地の方を雇う必要があります。なので香港チームを現地で構築中ですが、オフィスの拡大などはゆっくり行われています。

STEPN(ステップン)について

– リリース当初より多くの機能が追加され、ゲームシステムが複雑になっていますが、ゲームをアップデートする時にユーザー体験に関してどのようなことを意識していますか?

Rong氏:それについては常に考えています。私たちがユーザーに提示するものは非常にシンプルでなければなりません。ユーザーの中には英語を少し、または理解できない方も多いですよね。

現在のプロダクトはすでに少し複雑になっていますが、私たちは出来るだけプロダクトを複雑にしたくないと基本的に思っています。

システムのデザインの裏側では、機能拡張に関して両方の方法を検討しています。

1つは水平方向に造ること。なので私たちはSolana、BNB、Ethereumなどで”レルム”という概念を取り入れています。これらはSTEPNユーザーの異なる成長段階を再現しています。

そして最近、私たちはどうすれば垂直的な成長ができるかを考えています。

これに関してはファイナルファンタジーなどから学ぶことができます。ファイナルファンタジーはそれぞれの作品が異なるサイクルを持っており、従来のプロダクトすべてに対応しているわけではありません。

元々ベースとなる機能はあるものの、新しい機能やプレイの方法が追加されていきますよね。

どうすればプロダクトのステップアップを続けられるか。これが今私たちが考えていることです。

*インタビュー後に行われたミートアップで、より多くのユーザーを取り込むための続編として「STEPN II(仮)」の構想が進んでいることが明かされています。

-「稼げなくなり、歩くモチベーションが低下した」というSTEPNユーザーを周りで見かけます。ユーザーのモチベーションの部分に関して考えていることをお聞かせください

Rong氏:モチベーションは習慣とは違います。私たちが訓練しているのは、習慣の訓練です。つまり、日常的に考えすぎないようにすること。運動したい気分になったから運動する、なんとなく1時間電話で話すなどです。

外部市場は最近下落しており、我々もその影響で落ち込んでいます。なので私たちが実際に行ったのは、すべてを1つのパートにまとめることでした。そのため、$GMTに集約させました。

私たちのプロダクトは、どのようなマーケットの状態でも生き残れるようにデザインされています。誰かがやめてしまうとその人に取ってはマイナスかもしれませんが、エコシステム全体に取ってはプラスに働くように設計されているのです。

また、トークンの価格を気にしてない人も一定数います。ユーザーの出入りや母数の変化はありながらも、ある一定の数のユーザーにプロダクトを利用してもらえている状況となっています。

ユーザー数の増加は産業サイクルの影響を受けますが、今後の産業の成長を考えると、ユーザーのモチベーションの高さによってダイナミックに調整できると考えています。

– STEPNのロードマップをみると、今年のQ3に「アプリ内音楽統合」について記載されています。こちらについてお聞かせください。

Rong氏:STEPNを起動中のロック画面でApple Musicを再生できるようになります。

具体的な機能の公開がいつになるかは現段階では明言できませんが、開発作業はすでに済んでいます。

MOOARについて

– MOOARの新規ユーザーをさらに増やすために、今計画している施策などはありますか?

Rong氏:私たちは数ヶ月以上これらに費やしており、技術的なデザインを改善しています。

より多くのユーザーエクスペリエンスはこれまでと全く違うものになるかと思います。今はNFTの作成と売買がメインになっていますが、そこにさらに純粋な”楽しさ”の要素が入ってきます。

我々はあと数ヶ月で開発ステージに入ります。8月にはいくらか改善が見られるようになるでしょう。

ただし、様々なプロダクトを手掛けているのでタイミングは前後するかもしれませんが、デザインはフィニッシュしてます。楽しみにしていてください。

Gas Heroについて

– デザインの募集キャンペーンを現在やっているかと思いますが、どれくらい応募が集まっていますか?

Rong氏:現在最初の1ラウンド目ですが、2000以上の応募が集まっています。

– Gas Heroは従来のWeb3ゲームと大きく異なるものになるとされていますが、具体的にはどのようなゲームになるのでしょうか?

Rong氏:具体的な詳細はまだ言えません。ホワイトペーパーで仕組みが明らかになるまでお待ちください。実際にトークンの仕組みがどのように機能するのか、ゲーム内経済がどのように機能するのかについて情報が更新されます。

Gas Heroは、あらゆる面で古い現行のWeb3ゲームとはまったく異なります。今までのSTEPNの延長線上にあるようなゲームではありません。

現状のクリプトゲームは「お金を稼ぐ、売買する」と二次元的な構造となっています。しかし、Gas Heroはこれが三次元的な構造となります。我々はもっとオフライン/オンラインイベントを通したソーシャルサイドの角度で構築をしています。

あくまで仮定の話ですがイメージしてください。ツイッターにどれだけ時間をかけてもそれはSTEPNのパワーとしては反映されませんよね。

もしもこれがパワーなら、名声と富となり、ツイッターで高い人気を得た人は、ゲームの仕組みを多少操作することができます。

今や人々はツイッターで存在感を示したとしてもほとんど収益化できていません。もし先ほど話したようなことが実現すれば、ソーシャルパワーがより重要になるのです。

– WebXに実際参加してみて、日本の熱量についてどのように感じていますか?

Rong氏:5月にもイベントで日本に来て、日本メンバーの熱量が高くてとても良い印象を受けました。

エコシステムやプロジェクトの成長には、お互いの顔を見て、お互いを知り、仲良くなるオフラインのコネクションが必要です。

これは私たちのプロジェクト初期から意識していたことで、オフラインイベントの宣伝を非常に積極的に行ってきました。

NFTのプログラムでオンラインミーティングのものもよく見られますが、私はそれを見ていていつも非効率だと感じています。

他の人と良い時間をオフラインイベントで過ごせることは、ベア相場において非常にレアなことです。

日本はどんな市場でも楽しんでエナジーがありますよね。

– 最後に

WebXのカンファレンス中の多忙な時期にも関わらず、快くインタビューを受けてくださったRong氏をはじめとするFSLの方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。

– Find Satoshi Lab 公式関連リンク –

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