Ledgerが米国の機関投資家へのサービス拡大のためニューヨークにオフィスを開設
Crypto Times 編集部
仮想通貨のハードウェアウォレットを製造するLedgerは今月26日にニューヨークにオフィスを開設する事を発表しました。同社はニューヨークへの進出により、Ledger Vaultを米国の機関投資家らにアピールする狙いがあるとみられています。
フランスで2014年に創業されたLedgerは自身を「独自の技術を活かして個人や企業のブロックチェーン活用だけでなく、仮想通貨のインフラストラクチャーとセキュリティソリューションを開発している企業で、現在急速に発展している」と表現します。
LedgerはBOLOSと名付けられた独自のOSを持っており、Ledgerのウォレットや企業向けのソリューションであるハードウェアセキュリティモジュール(HSM)に搭載されています。
同社は個人投資家に対しては二種類のオプションを用意しており、Ledger Nano SとLedger Blueが販売されています。後者はタッチスクリーンを搭載している点が特徴となっています。どちらのウォレットも23種類の通貨の保管に対応しており、サードパーティのアプリを使う事で対応通貨はさらに増やす事ができます。
一方で企業向けにはLedger Vaultという製品を提供しており、こちらはマルチ認証の仮想通貨ウォレットとなっています。同社はこの製品を資産管理マネージャーやカストディアンサービスにぴったりだとしています。
同社はブログポストの中で、米国市場への進出とDemetrios Skalkotos氏をLedger VaultのGlobal Headに任命した事を公表しました。
また、Ledgerは先月末にも急増する需要に対応するため、香港に進出すると報じられており、今後も世界展開はますます加速していくとみられています。
記事ソース: CryptoGlobe, Ledger