Meteorn Run徹底解説|今注目中のランニングゲームPlay to Earn
Crypto Troll
2023年は、2022年のクリプトの冬相場を乗り越え、ビットコイン価格が年始より160%以上の上昇を見せました。これに伴って、NFT市場にも資金が流入し、相場が賑わい始めています。2024年初めには、ETF承認がされたこともあり、今後より盛況になることが期待されています。
そうした中、GameFi分野もにわかに活気だち始めていますが、現在注目を集め始めているGameFiがあります。それが「Meteorn Run」というランニングゲームです。
この記事では、Meteorn Runの概要から、ゲーム内容、エコシステムまで徹底解説していきます。
目次
Meteorn Runが注目を集める理由
Meteorn Runのプロダクト紹介をする前に、まずはMeteorn Runが注目を集める理由を二つ紹介します。
プレセールで100万ドルの資金調達に成功
Meteorn Runは、プレセールを行い100万ドルの資金調達を成功させました。
また、NFTマーケットプレイスとブラウザ版Meteorn Runゲームの同時ローンチを発表したことも、注目を集めています。
ゲーム内トークンGMTOが上場:価格は687.5%の上昇を見せる
詳しく後述しますが、Meteorn Runにはゲーム内トークンとして、MTOとGMTOがあります。
MTOは既にXT.comにて上場していましたが、GMTOは先月、LBANKに上場しました。
GMTOはセカンダリーマーケットユーザーの間で絶大な人気を得ており、上場後数分で価格が687.5%急上昇しました。これにより、CoinCarpによると、同日、世界のCrypto Gainersのトップ 10にランクインしました。
多くのWeb3プロジェクトでは、多くの場合価格が上昇した後には暴落しますが、それとは対照的にGMTOの場合は、暴落はせず堅実に価格が上昇して行っています。これは、投資家たちの持続的な関心を集めていることが窺えます。
Play to Earnを採用
Meteorn Runは所謂Play to Earnのプロジェクトです。
Play to Earnとは、ブロックチェーンベースのゲームカテゴリーであり、プレイヤーはゲーム内の活動を通じて、通常、暗号通貨や非代替性トークン(NFT)の形で現実世界における利益を得ることが可能となっています。
報酬を得るためのタスクは、クエストの完了、レアアイテムの獲 得、バトルへの参加など様々です。
Meteorn Runとは?
Meteorn Runは、ランニングをテーマとしたゲームです。
世界中のプレイヤーがアクセス出来るようになっており、スマートフォンでのプレイやVRグラスを装着してのプレイにも対応しています。また、クリプト・ユーザーにも、クリプトに馴染みのない人に向けても作られています。
ゲームは意図的にシンプルな内容となっており、これは通勤時間でのプレイや、友人とのプレイを想定しているためです。エンターテインメントにとどまらず、プレイヤーの余暇の充実へ貢献することも目的の一つです。
既にブラウザ版の方ではサービスが提供されています。
Meteorn Run:https://game.meteornrun.io/WebGL/index.html
ここからは、より詳細なMeteorn Runのプロダクト内容を解説していきます。
ランニングがテーマであり、キャラクターを操作して長距離の走行を目指す
プレイヤーは、キャラクターを操作し、左右への移動や、ジャンプ(上操作)や転がり(下操作)をしながら、より長い距離を走れるようスコアを上げていきます。
ステージとしては、Mercury、Venus、Earth、Mars、Jupiter、Saturn、Uranus、Neptune、Plutoの9つのステージがあり、それぞれで稼ぐことが出来るトークン量と難易度が変化します。
二種類のゲームモードを採用:シングルモードと4人でのPvP
Meteorn Runは、プレイヤーがキャラクターを操作して障害物を避けてコインを稼ぐゲームです。
基本的には1人プレイのゲームですが、「BETMATCH MODE」というもう一つのゲームモードがあります。
これは、4人で行われ、各プレイヤーは参加費を払って試合に参加し、最も走行距離が長いプレイヤーが勝者となります。
勝者は1人だけであり、全員の掛け金の70%を手に入れることが出来ます。
アプリ版リリースは2024年第1四半期を予定
Meteorn Runは、Polygonブロックチェーンを活用しており、強固なエコシステムやゲーム内キャラクター、NFTによってGame Fiの可能性や価値を実現しようとしています。
エンターテイメントだけでなく資産の増加の両方の機会を提供し、競争力のあるプラットフォームをプレイヤーに提供することを掲げていますが、現在の目標として、ゲームリリース後1年以内に、全世界で20000人のアクティブNFTユーザーを達成することを挙げています。
Meteorn Runのアプリ版リリースは2024年第1四半期を予定しているとのことです。
また、多くの企業やプロジェクトとのNFTパートナーシップやゲーム内広告を通じたコラボレーションが予定されており、それは今後発表されていくとのことです。
NFTシューズを活用してより多くのトークンを稼ぐことが可能
Meteorn Runはランニングゲームです。ゲームを通してプレイヤーはトークンを稼ぐことになりますが、NFTシューズを活用することで、獲得できるトークンを効率的に増やすことが可能です。
NFTシューズには、6つのレアリティが設定されており、上位3つのレアリティには上限が決められており、EPICは1000、LEGENDARYは24、ULTIMATE LEGENDARYは7となっています。
記事執筆時は、NFTシューズは割引価格での取引がされています。(所定の数量が完売次第、自動的に価格が切り替わるとのことです)
NFTのスカラーシップを採用し、参入障壁の緩和へ
Meteorn Runのその他の特徴として、「スカラーシップ」を採用していることが挙げられます。
スカラーシップとは、NFT保有者がNFTを他のプレーヤーに貸し出すことで、それによって得た利益を分配する仕組みです。スカラーシップを採用しているその他のGame Fiとしては、「Axie Infinity」が挙げられます。
Game Fiの課題の一つとして、参入障壁の高さが挙げられます。ゲームをプレイするためにはまずNFTを入手するという形で初期投資が必要です。また、より大きな利益を得ようとすれば、その分より多くの資金を投じなければなりません。こうした課題を解決するのが、スカラーシップです。スカラーシップを活用することで、初期資産が少ない人でも、容易にゲームをプレイし稼ぐことが可能となります。
例えば、Axie Infinityは、東南アジアで爆発的な流行を見せましたが、これにはコロナ禍において生活費を稼ぐための手段として用いられたことが挙げられます。東南アジアの人にとってAxie Infinityのための初期投資は非常に負担の大きいものでしたが、スカラーシップを活用することで、そうした参入障壁が緩和され、プレイヤー拡大に寄与しました。
Meteorn Runでも、こうしたスカラーシップを採用することで参入障壁を緩和し、そのエコシステムの拡大を実現しようとしています。
Meteorn Runのエコシステム
Meteorn Runでは、MTOとGMTOのデュアルトークンシステムが採用されています。暗号資産取引所での取引に留まらず、プレイヤーが増加するにつれて、MTOやGMTOに対する市場の需要も増加していきます。
MTOはガバナンスに使用される他、Meteorn RunのNFTマーケットプレイスでのNFTシューズの購入にも使われます。プレイヤーはキャラクターにNFTシューズを装備してゲームをプレイすることで、MTOを獲得出来ます。また、MTOをステーキングすることでユーザーはGMTOを獲得することが出来ます。
GMTOは、MTOのステーキングか取引所での購入によって入手することが可能です。GMTOは、プレイヤーが使用したNFTの修繕やレベルアップに使用されます。また、将来的に実装予定のMeteorn RunのNFTマーケットプレイスで使用されるトークンでもあります。
このように、GMTOはNFT周辺に関わる要素のため、プレイヤーは自身の利益を最大化しようとする際には、GMTOを活用することが必須となります。それだけでなく、プレイヤーがゲーム内でGMTOを利用するにつれ、GMTOの総供給量は減少し、最大供給量の半分までバーンされる仕組みとなっています。需要に対して供給を減らすことで、価格が上昇することが予想されています。
以下、MTOとGMTOのユーティリティを箇条書きであげたものが以下になります。
MTOのユーティリティ
- 総供給枚数:1億枚
- プロジェクトのガバナンスに活用。
- Meteorn RunのNFTマーケットプレイスで、NFTシューズの購入。
- ステーキングすることでGMTOを獲得可能。
GMTOのユーティリティ
- 総供給枚数:1000億枚(ゲーム内で消費されたGMTOは、総供給量の50%までバーンに使用されます)
- 消耗したNFTシューズの修理。
- NFTシューズのレベルアップ。
- ゲームに役立つNFTアイテムの購入。
- NFTのミントに使用。
持続的なトークン経済のための6つの試み
Meteorn Runは、持続的なトークン経済を構築するための試みを行っています。
P2Eゲームの課題として、トークン価格が安定しないことが挙げられます。トークン価格が安定しないということは、プレイヤーにとっては期待される利益が安定しないということであり、長期的にはプレイヤー人口の減少へと向かってしまいます。
Meteorn Runは、GMTO価格の安定及び上昇のために6つの試みを行っています。
エコシステム内における必須通貨
GMTOは、NFTシューズの購入や修理、レベルアップに必須であり、ゲームプレイにおいて一定の需要が見込めるようにしています。
また、NFTシューズは使うたびに消耗していき、消耗率が高いほど収益率は下がる仕組みとなっています。その消耗の修繕にGMTOが使われますが、その修繕率は30-45%の間でNFTのレア度によって変動します。
GMTOを使わなければ収益獲得を見込めない仕組みとすることで、GMTOへの需要が減らないような仕組みを作っています。
GTMOのバーン:最大で総供給量の50%
ゲームユーザーの拡大に伴い、GMTOの使用枚数は増えていきますが、NFTの購入や修繕などに使われる際に、バーンされる仕組みとなっています。最大で総供給量の50%がバーンされる仕組みになっています。
これによって供給量を下げることで、1トークンあたりの価値上昇に努めます。
GMTO取得方法の制限
ここまで述べてきたように、GMTOはゲームプレイに必須のトークンですが、GMTOを取得するためには、「MTOのステーキング」(1MTO=50GMTO)か、「市場での購入」の2つのみしか手段がありません。
取得方法を制限することによって、需要と供給を管理しています。
権利確定(Vesting)スケジュールの調整
2023年12月30日時点でのプレセールの売り上げは、約94万ドルに及びました。
ここで購入されたトークンは、一度に放出されるのではなく、2年間を通して段階的に放出されます。
1年目では、11ヶ月間×0.8% 12ヶ月目 1.2%で、全体の10%が放出されます。
2年目では、2%から始まり1ヶ月ごとに1%ずつ放出量が上昇する形で、残りの90%が放出されます。
収益からの買い戻し(Buy Back)
Meteorn Runは、収益モデルとして、「NFTセール」、「広告収入」、「VRグラスのセール」、「NFTマーケットプレイス手数料」の4つを柱として据えています。
そして、NFT売り上げの40%は市場買い戻しのために使われ、GMTO価格の安定化に努めます。
また、将来的にユーザーが一定数増えてきた段階で、ゲーム内に広告の掲載をスタートさせ、この広告費の一部も買い戻しに用いられるとのことです。
ユーザー見込みや買い圧・売り圧について
Meteorn Runは、2024年末までの目標ユーザー数を21380人と見込んでおり、目標NFT流通数は106900としています。
それに伴うGMTOの一年目の買い圧及び売り圧を、以下のように予測しています。
- 買い圧(NFT流通数とNFTの修繕費用を考慮):$11,252,827
- 売り圧(プレセールとステーキング報酬を考慮):$1,354,397
また、GMTのレートは予測で月約15%ずつ上昇と見込んでいます。
Meteorn Runのロードマップ
Meteorn Runは、2023年にはMTOのプレセールや、CEXやDEXでのリスティング、新たなステージ開発などを行ってきました。
2024年第一四半期には、Uranus、Neptune、Plutoのステージ追加やスカラーシップのリリース、MTOの決済機能の開発などが行われる予定です。
おわりに
ここまでMeteorn Runを解説してきましたがいかがでしょうか?
Game Fiに対する注目はここ数ヶ月でより顕著に増しています。直近では、 Gas Heroが大きな注目を集めています。Gas Heroは、以前にSTEPNを開発したFind Satoshi Labsによって運営されています。その他にも、Chain Colosseum Phoenixや、FusionistといったBCGが注目され始めており、今後こうした流れは加速していくものと思われます。
こうした盛況になっていくGame Fi分野の中で、Meteorn Runも非常に大きな拡大が期待されるプロジェクトです。
Meteorn Runのアプリ版リリースは2024年第1四半期が予定されています。興味が湧いた方がいれば、是非プレイしてみてはいかがでしょうか?
Meteorn Run各種Infomartion
ホームページ:https://meteornrun.io/
X:https://twitter.com/meteorn_run
マーケットプレイス:https://marketplace.meteornrun.io/
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