経済産業省、Web3.0実証イベントを実施 | メタバースで創作コンテスト開催へ
Crypto Times 編集部

経済産業省主導の昨年7月に始動した「Web3.0時代におけるクリエイターエコノミーの創出に係る調査事業」のイベント第2弾が実施されます。
クラスターは、経済産業省主催の「Web3.0時代におけるクリエイターエコノミーの創出に係る調査事業」
に協力し、実証実験を行います🙌
経済産業省presents「メタバースファッションコンテスト」、ぜひご参加ください!https://t.co/xF4tPDQeVw— クラスター株式会社 (@cluster_corp) January 13, 2023
様々なアクターのWeb3.0やメタバースビジネスへの参加を促進させ、クリエイターエコノミーの創出や拡充を目的とする上記取り組みでは、昨年12月にその第1弾としてバーチャル空間プラットフォーム「XR CLOUD」でイベントが開催されました。
今回開催される第2弾のイベントでは、PC/スマホ/VRデバイス対応のメタバースプラットフォーム「cluster」の一般ユーザーを対象にアバターの二次創作コンテストが実施。
参加者は、「浮島」をテーマに一次創作物とアバターメイカーのアバターを組み合わせたアバターを作成して応募を行います。

コンテストの会場イメージ | 引用元:© Cluster, Inc
審査員には、VRアーティストとして知られるせきぐちあいみ氏やNFTアートプロジェクト「Metaani」等を手掛ける株式会社BeyondConcept CEOの福永 尚爾氏などが参加。上位10作品程度は、3/10の表彰式で展示され各賞が与えられるとしています。
コンテストの参加はプラットフォーム「cluster」内から可能で、アバターの募集(2月2日迄)の後に一次審査が実施され、2月下旬から3月上旬にかけて展示やコンテストが行われる予定です。(以下参照)

コンテストのフローイメージ | 画像引用元:経産省
経産省は、上記イベントにより参加ユーザーからのフィードバックを受けながら以下の内容を検証するとしています。(公式より引用)
- 一次創作物であるアクセサリ3Dモデル(clusterのアバターメイカー機能)を組み合わせてアバター(二次創作物)を作成したケースにおける権利関係の整理
- PFで出品された二次創作物の権利を誰に帰属させるか
- 一般ユーザー(二次創作者)が二次創作物を利用できる範囲を誰が決定するか
- 組み合わせた場合のアバターに一般ユーザー(二次創作者)がどう魅力を感じるか
- 一般ユーザー(二次創作者)がクリエイターとして参画することを想定した場合に、参画ハードルの低さを実感できるか
先日、国税庁がNFTの税金に関するガイドラインを公開しました。左記ではNFT作成後の販売や購入したNFTを転売し得た利益に対する課税基準等が示されています。
国税庁さんから、「NFTに関する税務上の取扱いについて(情報)」が公表されました!https://t.co/Er2NFFyPZn pic.twitter.com/1FykdGBwis
— 日本ブロックチェーン協会/JBA(Japan Blockchain Association) (@J_Blockchain) January 13, 2023
岸田政権は2027年度までにスタートアップへの投資額として10兆円規模を目指すとする「スタートアップ育成5か年計画」の中で、Web3.0に関する環境整備を必要項目として挙げており、今後、各省庁や政府機関の同分野での動向に注目が集まります。