ビットコインが安全資産として台頭か:ARK Investがレポートを公開

ビットコインが安全資産として台頭か:ARK Investがレポートを公開

米投資運用会社ARK Investが先月2023年3月のビットコイン市場に関するレポートを公開し、安全資産としてビットコインへの需要が高まっていることを示しました。

レポートによると、先月3月のビットコインのデータは下記の通り。先月は銀行に関する様々なネガティブな事例が発生していた中、ビットコインへの影響は無かったと同社は結論付けています。

  • 決済額:6500億ドル
  • 取引件数:900万件
  • インフレ率:1.8%
  • 新規発行:26,000 BTC
  • 新アドレス生成数:1300万個
  • マイナー収益:7億ドル

先月12日にはシリコンバレー銀行が閉鎖され連邦規制当局の管理下に置かれることが発表。15日にはクレディ・スイスの株価暴落し、その4日後にUBSによる買収が発表されるなど、市場が大きく混乱するなかビットコインの価格は右肩上がりで上昇しました。

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前月比のパフォーマンスとしては、地方銀行が-28%、社債が*3%、ゴールドが+8%となる中、ビットコインは+22%に。

ARK Investは上記結果について「3つの主要銀行が破綻した1ヶ月間、ビットコインは重要な安全資産として債券や金さえも凌駕した」と表現し、従来の金融システムの不透明さ規制の不備に対する解決策として、より透明性が高く、監査可能な分散型の金融サービスへの需要が急増していると自社の見解を示しました。

ARK Investは、同社の中の複数の部門でコインベース株を保有していることでも知られています。

関連:米投資会社ARK Invest、コインベース株を追加で購入

先月22日、同社は1350万ドル(約18億円)のコインベース株を売却。その後コインベースが米国証券取引委員会(SEC)からWells Notice(通知)を受け取ったと発表し、株価は大きく下落しました。

「NASDAQ:COIN」のチャート|画像引用元:Tradingview

ビットコインに対して強気の姿勢を示しているARK Investは、Wells Noticeの一件で株価が下落した後に、再びコインベース株を購入しています。

記事ソース:ARK Invest

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