ビットコイン、強気相場の前触れか|分析レポートで指摘
Crypto Times 編集部
現在のビットコイン市場では、長期保有者がビットコイン短期保有者が売却したビットコインを買い戻している構図になっていることが仮想通貨取引所Bitfinexが公開したレポートの中で示されました。
While volumes on Centralised Exchanges are at historically low levels, on-chain activities on #Ethereum’s Layer 2 networks are near ATHs, hovering close to bull market peaks 🐂
Read more in our latest edition of Bitfinex Alpha:https://t.co/7d6t15Ppta pic.twitter.com/eFUUduFLVg— Bitfinex (@bitfinex) September 18, 2023
レポートによると、先月8月下旬に1 BTC = 28,200 USD付近の価格帯で長期保有者は保有資産を売却。その後短期保有者たちがそれらを買い占めていたとしています。
現在、短期保有者は赤字の状態となっており、直近の指標では短期保有者は売却を行い、長期保有者は再び購入する機会を利用しているとしています。
長期保有者が短期保有者に売却したビットコインを再度買い集めるこれらの動きは通常、強気相場の始まり示されるものとしており、今後の市場の動向に注目が集まります。
「長期保有者」を重視する流れ
ビットコイン市場に関して分析を行う際、長期間のホルダーを重視する手法が昨今取り上げられています。
米投資会社ARK Investとオンチェーン分析プラットフォームのglassnodeは先月、長期間にわたり移動されていないビットコインの動きをより重視するフレームワーク「Cointime Economics(以下:Cointime)」を公開しました。
Cointime Economics establishes a link between the fundamental unit of #Bitcoin time, the coinblock, and the dimension of coin supply.
This approach allows for the bifurcation of the supply into Active and Vaulted regions. These form the bedrock of a new economic primitives. pic.twitter.com/dhN6WarOxi
— glassnode (@glassnode) August 24, 2023
上記フレームワークでは、”Coinblock”と呼ばれる単位が導入されており、ブロック生成毎に同一のアドレスに保有されてるBTCがカウント。Coinblockは、対象のBTCが移動された場合にはリセットされ、それと同時に”Coinblocks destroyed” (CBD)と呼ばれる単位が増加する仕組みとなっています。
Cointimeの活用により、より正確なビットコインのインフレ率の測定やMVRV比率のより正確な指標の算出が可能となるとし、開発を行なったglassnodeは「(Cointimeは)ビットコインの経済状況を理解する上でのパラダイムシフトだ」とコメントを残しています。
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記事ソース:レポート