ビットコイン「10万ドルになる可能性は間違いなくある」、大手マイニング企業副社長が予想

ビットコイン「10万ドルになる可能性は間違いなくある」、大手マイニング企業副社長が予想
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ビットコインのマイニング事業等を行うナスダック上場企業Hut 8 Miningの副社長を務めるスー・エニス氏が、インタビューにてビットコインの価格が10万ドル(約1,460万円)に達する可能性を秘めているとコメントしました。

エニス氏は、機関投資家のポートフォリオにおいて13兆ドルを占める金への投資割合の2,3%でもビットコインに取り込むことが可能となれば上記価格への到達は可能であるとし、昨今の仮想通貨を利用するための新しいルートやユーティリティ、調査、同分野で活動している機関投資家の量を考えると、自身の予想は”非常に現実的である”としました。

現物のビットコインETFの承認に関して、2023年末までに承認される可能性が50%以上か50%未満か問われたエニス氏は「間違いなく50%以上ある」と回答。その理由として、世界最大手の資産運用会社ブラックロック社がビットコインETFの申請を行ったことを挙げ、これに関して「本当に強気のシグナルだと考えている」とコメントしました。

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前例のないダイナミクスが発生

エニス氏はインタビューの中で、ビットコインのハッシュレートに関して「前例のないダイナミクスが発生している」と指摘。

一般的にビットコインの価格が下落すると、マイニングユーザーは撤退しハッシュレートも下がる傾向があるとされているなか、昨今はビットコインの価格が下落した場合でもハッシュレートは上昇を続けていると説明しました。

上記の理由に関してエニス氏は「新規参入者が非常に増加しているため」とし、その例として、現在、中東で約6ギガワット相当の原子力発電や再生可能エネルギー発電が立ち上がっており、これらに関与する多くの参加者が”マイナーがいかに再生可能な送電網の一部を補完し、新たな再生可能な送電網の構想に貢献できるか”という点に注目していることを挙げました。

自社でも仮想通貨を保有するHut8 Mining社の方針に関して「半減期に備えてフィアット通貨を収益の中心にするようにしてきた」と述べながらも、バランスシートにおける仮想通貨については依然として強気であるとコメントしました。

先日、米投資ファンドのPantera Capital創設者がビットコイン半減期が訪れた後のビットコイン価格が148,000ドル(約2,150万円)まで上昇する可能性があると発表しました。

現物ビットコインETFや各国における仮想通貨に対する評価、施策など、今後も複数の点における動向に注目が集まります。

記事ソース:Paul Barron Network


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