ビットコインETF、資金流入量が減少傾向に|GBTCは約530億円が流出

ビットコインETF、資金流入量が減少傾向に|GBTCは約530億円が流出

米国で上場している現物型ビットコインETFへの資金の流れに変化が見られています。

米SECによって昨年承認された10社のビットコインETFでは、先週3月18日から22日にかけての5日間で今年1月の上場以来初めて資金流出額が流入額を上回りました。

流出の多くを占めるグレースケール社のGBTCからは、依然として資金のアウトフローが続いており、3月25日の最新データでは約3億5000万ドル(約530億円)が流出しています。

一方、先週、最大で約3960万ドル(約54億円)の資金が流入するなど流入スピードが鈍化傾向にあったフィデリティのFBTCには、3月25日に2億6100万ドル(約356億円)の大型の資金流入がありました。

GBTCに次ぐ規模となっているIBIT(ブラックロック運用)とFBTCでは、数百万~数千万ドル/日単位での資金流入が基本となっており、ときおり数億ドル規模の大型資金が流入する動きがここ数日の傾向となっています。

3月25日で全体として10社のETFにて資金流入額が流出額を1540万ドル(約23億円)上回っているものの、3月中旬以前までの1日の流入額と比較し流入スピードは鈍化しています。

ビットコインETFへの資金流出入が大きく変動する中、一時6万ドル前後まで下落していたビットコイン価格は、再び上昇に転じ7万ドルを突破するなど勢いを見せています。

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