韓国版メタプラネット登場|10,000 BTCの取得目指す
Crypto Times 編集部

香港で開催されているカンファレンス「bitcoinasia」にて韓国初となる機関投資家向けのグローバルビットコイン・トレジャリー・カンパニー「Bitplanet」の立ち上げが発表されました。
JUST IN: 🇰🇷 Bitplanet launches Korea’s first global institutional #Bitcoin treasury company.
They plan to buy $40 million of #Bitcoin 🙌 pic.twitter.com/3C5B0e2iTT
— Bitcoin Magazine (@BitcoinMagazine) August 28, 2025
同社の共同創設者であるPaul Lee氏はリーマン・ブラザーズ(香港)でキャリアをスタートさせた後、ハーバード・ロースクールで学び弁護士となった経歴の持ち主です。初期のGalaxy社やGreyscale社の代理人を務めた経験からビットコインに魅了され、法律の世界を離れてベンチャー投資に注力してきました。
Bitplanetは投資家コンソーシアムが韓国の上場企業SGA社の株式の62%を取得し、社名をリブランディングする形で誕生します。正式なリブランディングは2週間後を予定しており、初日から4,000万ドル(約59億円)以上の新規資金をビットコインの取得に充てる計画です。
同社は「ビットコインファースト」「ビットコインオンリー」という明確な方針を掲げています。可能な限り迅速にかつ多くのビットコインを財務資産として積み上げ、その企業パフォーマンスもビットコインの価値のみを基準に測定することを目指すとしています。カストディ(資産管理)を含む全てのインフラは韓国国内に置き、規制当局や政府と緊密に連携しながら、国内法を完全に遵守し、株主に対して100%の透明性を確保することを約束しています。
短期的な目標として10,000 BTCの取得を掲げており、世界のビットコイン保有企業ランキングでトップ10入りを将来的に目指すとしています。
Lee氏は近年増加する他のビットコイン財務企業との違いとして複数の強みを挙げています。
第一に、豊富な経験とグローバルなネットワークです。主要投資家であるSora Venturesは世界で複数のビットコイン・トレジャリー・カンパニーを設立した実績を持ちます。Bitplanetも米国、日本、韓国、台湾、香港、タイなど、アジアの主要な資本市場におけるビットコイン財務企業の汎アジアネットワークの一員となり、連携を通じて相乗効果を生み出していくとしています。
第二に、強固な事業基盤の存在です。母体となるSGA社は28年間の事業継続実績と24年間の上場実績を持つ統合サービスプロバイダーです。約120人の従業員を抱え、年間2,000万ドルから3,000万ドルの安定した収益を上げています。事業内容や主要な経営陣は留任するため、この安定した基盤が長期的なビットコイン戦略を支えるとしています。
第三に優れたパートナーとの連携です。戦略的パートナーとして日本のビットコイン財務企業の先駆けである株式会社メタプラネットのSimon Gerovich氏などが名を連ねています。また、韓国を代表する金融グループの一つであるKCGIもローカルパートナーとして参画し、取締役会に加わる予定です。
ストラテジー社やメタプラネット社などを筆頭に財務戦略にビットコインを組み込む事例が増加するなか、Bitplanet社の今後の動向に注目が集まります。
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記事ソース:Bitcoin Magazine