ビットコインETF、ブラジルで需要増加か|中南米でも関心高まる

ビットコインETF、ブラジルで需要増加か|中南米でも関心高まる
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米国での現物型ビットコインETFの承認の行方に注目が集まるなか、中南米国ブラジルでもビットコインETFが普及を続けています。

同国で運用資産額5780万ドルのビットコインETF(BITH11)を手がけるHashdex創設者兼CEOのマルセロ・サンパイオ氏によると、ブラジルでは大手機関からのビットコインETFへの関心が増加しているといいます。サンパイオ氏は、ブラジルにおけるデジタル資産の規制が市場に適していることが、ビットコインETF市場の成長を促進している重要な要因だと指摘しています。

ブラジルでは、2022年末に仮想通貨サービスの提供と仮想通貨サービスプロバイダーの規制ガイドラインが導入され、2023年夏に施行されています。

規制整備が進みつつあるブラジルでビットコインETFを提供しているHashdexは、米証券取引委員会(SEC)に対し既存の先物型ビットコインETFを現物型に変換する申し入れを行っていましたが、先日、SECは判断の延期を決定しました。

ブラックロックやフィデリティなどの大手金融会社が米国で現物型ビットコインETFの承認を求めてSECに申請を行っていることなどから、米国でのビットコインETFの動向に注目が集まっています。一方で、すでに現物型ビットコインETFが公開されている国もあり、最近のデータによると、カナダでは20億ドル、ドイツでは8億ドル、ブラジルでは2.9億ドルの現物型ビットコインETFが取り扱われています。

“デジタルゴールド”と一部で称されるビットコインの時価総額(現在約7235億ドル)は、金の*約18分の1の規模となっています。*8marketcap.com参照

今後、各国で現物型ビットコインETFの承認が進んだ場合、資産としてブランドが向上する可能性が予想されます。

記事ソース:coindeskCoingecko

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