データプラットフォームChainalysis、ラテンアメリカの分析結果を発表

データプラットフォームChainalysis、ラテンアメリカの分析結果を発表
ct analysis

ブロックチェーンデータプラットフォームを提供するChainalysisがラテンアメリカに関するレポートの一部を公開しました。

レポートによると、ラテンアメリカの仮想通貨経済の規模は、中東、アフリカ、東アジア、東欧には及ばないものの、ローカルな規模での普及は進んでおり、Chainalysis独自の普及指数の上位20位にラテンアメリカの3カ国がランクインしているとしています。

年間610億ドルが海外から流入していると推定され、世界第2位の送金国として知られるメキシコの取引所Bitsoでは、2022年に米国からメキシコへの仮想通貨の送金として33億ドル以上を処理したとしています。

通貨危機に見舞われたアルゼンチンでは、2022年7月から1年で約50%の通貨の価値が低下するなか、仮想通貨の取引額は854億ドルと、ラテンアメリカの中でトップの数字を記録。現地の仮想通貨取引所の責任者によると、外貨の購入に制限があるアルゼンチンでは、給料をもらってすぐにUSDTやUSDCに交換する人が増えたとしています。

アルゼンチンペソの価値と同通貨で購入された仮想通貨の量を示した図|画像引用元:https://www.chainalysis.com/blog/latin-america-cryptocurrency-adoption/

過去10年間で人口の約25%が国外に流出したとされるベネズエラでも、仮想通貨への需要(特に送金部分)が高まるなど、ラテンアメリカでは、生活の一部として仮想通貨が普及していることが同レポートから窺えます。

記事ソース:Chainalysis

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