データプラットフォームChainalysis、ラテンアメリカの分析結果を発表
Crypto Times 編集部
ブロックチェーンデータプラットフォームを提供するChainalysisがラテンアメリカに関するレポートの一部を公開しました。
Our latest Geography of Cryptocurrency preview is here! This time, we’re looking at crypto adoption and usage trends in Latin America. https://t.co/XNJZ7IrZpS
— Chainalysis (@chainalysis) October 11, 2023
レポートによると、ラテンアメリカの仮想通貨経済の規模は、中東、アフリカ、東アジア、東欧には及ばないものの、ローカルな規模での普及は進んでおり、Chainalysis独自の普及指数の上位20位にラテンアメリカの3カ国がランクインしているとしています。
年間610億ドルが海外から流入していると推定され、世界第2位の送金国として知られるメキシコの取引所Bitsoでは、2022年に米国からメキシコへの仮想通貨の送金として33億ドル以上を処理したとしています。
通貨危機に見舞われたアルゼンチンでは、2022年7月から1年で約50%の通貨の価値が低下するなか、仮想通貨の取引額は854億ドルと、ラテンアメリカの中でトップの数字を記録。現地の仮想通貨取引所の責任者によると、外貨の購入に制限があるアルゼンチンでは、給料をもらってすぐにUSDTやUSDCに交換する人が増えたとしています。
過去10年間で人口の約25%が国外に流出したとされるベネズエラでも、仮想通貨への需要(特に送金部分)が高まるなど、ラテンアメリカでは、生活の一部として仮想通貨が普及していることが同レポートから窺えます。
記事ソース:Chainalysis