仮想通貨市場、大幅なビットコイン価格下落後も「中立」のセンチメント
2024/08/01・
Crypto Troll
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ビットコイン価格は7月29日に一時70,000ドルに達したものの、その後価格は下落し、記事執筆時64,000ドルを下回っています。しかし、Crypto Fear and Greed Index (CFGI)は、「中立(ニュートラル)」を示しています。
CFGIは、他の類似指標と同様にボラティリティ、ドミナンス、ソーシャルメディア活動、出来高、市場モーメンタムなどの要因を評価するものです。ここ数日間はビットコイン価格の下落や取引量の減少もあり、売り圧力が優勢となっています。
CFGIによると、7月13日の仮想通貨市場のセンチメントは「極度の恐怖」(指数25)を示していました。しかしながら、現在のセンチメントは改善しており、昨日と一昨日には一時「強欲」(Greed)を示していました。
ビットコイン価格は指数よりもはるかに速く動く傾向があるため「中立」センチメントは実際の市場のセンチメントと齟齬がある可能性がある点には注意が必要です。
9月には政策金利の利下げが行われるとの予測もあり、仮想通貨市場だけでなく金融市場全体が、米連邦準備制度理事会(FRB)の動向を注視している状態といえます。
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デューデリジェンスを終えた機関投資家が今後米ビットコインETFへ参入してくるとの見方も一部で示されており、引き続き市場の様々な指標に注目が集まります。
情報ソース:Fear & Greed Index