DFINITY財団、新アクセラレーションプラットフォーム「Olympus」立ち上げ
hapi
分散型クラウドコンピューティングプラットフォームであるインターネットコンピューターブロックチェーン(ICP)の開発を主導しているDFINITY財団は、新しいアクセラレーションプラットフォーム「Olympus」を立ち上げたことを発表しました。
Olympus Acceleration Platform, the first on-chain Web3 accelerator, launched on #ICP
Olympus enables permissionless ecosystem inclusivity by creating a marketplace accessible to qualified projects@Cointelegraph explores more: https://t.co/bYCEfdxZTDhttps://t.co/oMwtpCx3yo
— DFINITY (@dfinity) April 10, 2024
アクセラレーションプラットフォームとは?
アクセラレーションプラットフォームは、スタートアップ企業を育成・支援するためのシステムのことです。
有力なベンチャー企業を発掘し、資金調達や人的リソースの確保、事業の成長をサポートするのが主な目的です。
Olympusの特徴
- 世界初のオンチェーンのアクセラレーションプラットフォーム:Olympusは、ブロックチェーン上で完全に稼働する世界初のアクセラレーションプラットフォームです。これにより、透明性の高い、信頼できる仕組みで企業支援を行うことができます。
- DAOに移行予定:ローンチ当初はDFINITY財団が運営しますが、2024年末までにDAOに移行する予定です。DAOになることで、プラットフォームの自律性と持続可能性が高まります。
- マルチチェーンに対応:Olympusは、インターネットコンピューター(ICP)プロトコルだけでなく、他のブロックチェーンにも対応しているため、様々なプロジェクトが利用できます。
- 助成金・投資家へのアクセスが容易:Olympusでは、助成金の獲得や VC投資家とのマッチングが容易に行えます。これにより、スタートアップ企業の資金調達が格段に楽になります。
- オープンなエコシステム:従来のアクセラレーターは閉鎖的な運営が多かったのに対し、Olympusはオープンで誰でも参加できる環境を提供します。プロジェクト、メンター、投資家が自由に交流できるのが特徴です。
Olympusの意義
Olympusは、ブロックチェーン・Web3分野におけるイノベーションを加速することが期待されています。特にアジア地域での活躍が期待されており、ICP Asia Allianceとの協業も行われています。 また、助成金や投資家へのアクセスが容易になることで、世界中のスタートアップ企業の成長が促進されると考えられています。
Olympusは、ブロックチェーン業界におけるアクセラレーション支援の新しいモデルとなる可能性を秘めています。2024年末のDAO化を経て、どのように進化していくのか注目が集まっています。
記事ソース:PR Newswire